メキシコシティを中心としたメキシコに半年、その他中南米の旅行や生活が2年半になりました。
何度か日本に帰りましたが、現在、日本には1年以上帰ってません。
自分自身、性格は社交性があってどっちかというとプラス思考で明るい人間だと自分では思っています。
ですが、3カ月に一度くらい、本当に何にもしたくない日が起きます。
そして、現地で半年経ったとき、急に未来の不安を感じたり、色々な嫌なことも辛いことも重なり、日本が恋しくなって泣いてしまったことがありました。
鬱なのかな・・・。
うっ・・・。と無気力感や空虚感があって、何もしたくない。
アラサーに突入し、泣くなんて・・・と思いましたが、ラテンアメリカの生活に悩む日が数日続きました。
いま読んで頂いている読者さんが、メキシコや中南米のラテンアメリカに駐在した際、また、他の地域の海外に、駐在、駐在妻さんも、外国にいて悩んだり悲しんだり、辛い日があると思います。
日本人旅行者の方、バックパッカーの世界1周中、長期旅行中は、遊んでいるように見られがちですが、実は大変で辛いことも多いことを、私も過去に長期バックパッカーをしていたことがあるので、強く共感できます。
私が伝えたいのは、私もいま海外で辛い思いをしている人を支えたい。
というかその辛い気持ちをわかりたい。
そして、ストレスや鬱になりそうなときの解決法、心構え、対策を私なりに実践したことを書いてみました。
私も辛かったことがあるから、海外駐在、海外旅行中の方が、元気が出たり次の日の活力になればうれしいです。
「日本と違って当たり前なので、疲れたら忘れる。」
日本と文化も生活も違うラテンアメリカですが、わけわからないことは、しょっちゅう起きます。
この文化の違いについては、あぁそういうもんなんだな。ここ日本じゃないし。
くらいに思っておいて、ダイナマイトスルーすればいいと思います。
あとは、嫌なことは1日で流したほうがいいです。
それで後に引きずるとトラウマになるので、当日忘れる訓練をする。
気にしない。
「ま、いっか」って思うくらいがちょうどいいです。
死んだわけじゃないし、生きているから、それでいいや。
くらい気楽に思いましょう。
人生長いので、細かいこと気にしているより楽しいこと見つける努力をすると楽になります。。
「ホームシックなど、現地で疲れたら現地の人に感情を吐き出す。」
私は、アラサーに突入したので、なかなか自分の「辛い」気持ちを現地の人に話せなくて、自分だけで解決したいと思ってました。
家族にも、もういい大人だから話せないと思った時もありました。
自分が、日本人ということもあって、現地人に迷惑をかけたくないというか、本音を言えなくて強がってた部分がありました。
どうしても、寂しくなった時がなぜかあって、メキシコ人の友達に自分の気持ちを全て話したことがありました。
あのね、私、日本に1年以上帰ってないんだ。
日本人だから他の国にいさせてもらっていると思っている。
だから、現地のメキシコ人に心配や迷惑をかけたくない。
自分の感情を事細かに言いづらいこともあって、たまにつらいと思う時がある。
昨日は1日中寝てただけで気分を変えようと思ったけど、なんか未来や今にも不安が来る時があるの。
でも、30歳にもなって大人だから、なんとか1人で頑張ろうとここにいるんだけど・・・
こう友達に話したら、少し涙が・・・。
そうしたらメキシコ人の友人は言ってくれました。
悩んでんだったら早く言ってよ!
もー!
例え、30歳、40歳、50歳になろうと、辛いことや涙が出るような不安があるときもある。
だけど、あなたは日本人でラテンアメリカに住んでいるのだから、ラテンアメリカの過ごし方のように、人と話して笑って過ごしなさい。
そして、何か辛いことがあったら、都度話して!
こう、笑顔で話してくれました。
でも、このとき思ったのは、やはり気持ちを吐き出したということだけで、自分が楽になったということです。
私は、人に弱い自分を見せるのが下手で、恥ずかしい思いがあったのですが、相手の目をみると本気で心配してくれて、元気づけてくれそうな顔をしていて、それがとても嬉しかったです。
そして、自分だけがつらい思いをしているわけでなく、誰もが年齢や国籍に関わらず、悩みを抱えている「時」はある。
そう思えました。
その日から、気分が明るくなりました。
友達は、私の状況を聞き入れたら、他の友達を呼んで会食を開いてくれました。
そのときは、話の中心がほぼすべて自分になっていました。彼らなりに自分を楽にしてあげたいという気づかいだったのだと思います。
辛くなったら、誰かに話して気持ちを素直に伝えてみてほしいです。
これは日本にいても同様です。
日本にいるときからの日本人の友達で、長電話できる関係の子に電話したりして助けられて楽になったこともありました。
それもとても、良いことでした。
ただ、現地の場合は、人に直接話ができる。
何事も、メール、電話、直接が大事といいますが、悩みを話すときも直接人に話してみると気分も結構晴れます。
まず、気持ちを、誰かに表現してほしいです。
かなり楽になります。
「辛くなったら日本を思い出す行動をとる。」
中南米にいて、やはり日本で生まれ育った自分にとっては、様々な日本に関わることが恋しくなります。
そのときに、1番有効だったのが「日本人経営の日本食レストランで、本物の日本食を食べる」ということでした。
現地でも、アジア系の食材を探せばありますが、寿司などの料理は家で食べれません。
感情が辛い、寂しい、虚無感があるなど、そういうときは、ちょっと豪勢な日本食料理を食べに行きましょう。
「美味しい料理」は気分を明るくしますし、日本食を食べると日本を思い出します。
これもラテンアメリカで過ごす上で、活力をだすために大切な行動となると思います。
辛くなって、外に出てみようと思ったときくらいに、日本食レストランで美味しいもの食べましょう!
「悩みがあるなら、書く。」
まず、悩んでいるという状態は、自分が選択を決断できていないという段階だと思います。
私も、現地で解決するのが難しいと思ったときに、「選択肢1」にすべきか「選択肢2」にすべきかを悩んでいて頭をグルグルと駆け回ることがありました。
それを放置すれば、ずっと悩みますし、慢性的に辛い日々になります。
選択肢1と2を選んだことによる、メリットとデメリットを書き出し、自分が何を選ぶべきかを選択して、決断を早くしてしまいしょう。
それが出せないなら、誰かに相談するもよいです。
ただ、最終的に全ての人生の出来事に決断を下すのは自分自身です。
それで、その決めた内容に自信がなかったり、それを不安に思うなら、次の項目。
寝ましょう。
「何も考えないで、寝まくる。」
何かに悩むときも不安なこともある。
だけど、先の行動を決めたのであれば、寝ましょう。
とにかく寝る。
頭の中で何も考えないように、無の気持ちになって寝る。
そして、できればタイマーなどかけずに寝てしまいましょう。
翌日の朝8時に起きなきゃいけないのであれば、夜8時くらいに寝てしまって、これ以上寝れないから勝手に起きるくらいに寝てしまいましょう。
そうして、外に出て朝日を浴びてみてほしいです。
外の風が気持ちよくて、太陽が日光に入る。自然があって周りの人は笑顔で歩いている。
自分もそういう自分でいよう。笑顔でいよう。空は明るいから、嫌なことは忘れて気分を明るくいよう。
寝ていて部屋に閉じこもる時間も必要です。
でも、そのあとは外に出てほしいです。
きっと、辛さも軽減されて、活力が出てきます。
「人を愛して与える。現地に感謝する。」
これは、海外駐在の人付き合いというか、人生において大事なことだと思いますが、「無償の愛」を与えることは、とても大切なことと思います。
私は無宗教ですが、隣人を愛し、人を無償で愛することは人生でとても人付き合いを豊かにします。
自分に活力が湧かなかったら、誰かに何かを与えたり愛する。
それは、言葉でもいいですし、自分が何か買って人にあげるとかでもいいです。
日ごろお世話になっている、大家、友達、カフェの店員さんなど、現地の人に「日本のお菓子」をあげるなどがとてもいいことです。
人が喜んでくれると自分もうれしいですし、自分に対して何かしてくれたり、一緒に食事をする機会ができたりして気づいたら関係も深まっていて、心を開けて悩みが解決して気持ちが楽になったりもします。
見返りを求める必要など一切ないです。
それだけで、気持ちは伝わっていますし、誰かに感謝や愛を伝えるだけで、ずいぶんと自分の気持ちも変わるものです。
やはり海外の現地にいる以上、人とは現地人と関わることがほとんどです。
人と人での関係において、いまの自分は成り立っているので、その海外の土地にいて、その海外の現地の人に感謝の気持ちを持ち、それを行動に表すと、未来は大きく変わります。
人を愛し、人を感謝しましょう。
そうすれば、自分にも何かしらそれが帰ってきて、気分や人生もよくなります。
「運動してみる。」
過去にしてみたスポーツ、筋トレをするなど。
自分は、どれも現地でしなかったですが、気分は変わるそうです。
自転車に乗ったり徒歩で歩いてみるだけでもOKです。
私は、徒歩で外を歩き回ってみたのですが、結構景色が変わって自然を見れたり、買い物をして他のことに意識が向いていると、思考も変わりリラックスできます。
少し活力が出たら、体を動かしてみると色々ともっと元気出ます!
「日本語を話す。」
家族への連絡は2週間に一度くらいはするのですが、私は現地にいると日本語を話す機会は全くないです。
日本の会社で働いていた時は、日本人の同期や同僚と、日々色々なことを話せて笑ったり愚痴も言えたのですが、海外にいるとなかなかそれができませんでした。
やはり母語の日本語でないと詳細が伝えにくかったというのと、自分が海外にいて日本人であるから、日本人のプライドというか、弱く見られたくない、立派な日本人として見られたいう自分がいました。
そんなときに、自分の気持ちを日本語で誰かに伝えると、結構気持ちが楽になります。
いまはLineがあるので海外からでもWifiがあれば通話が無料。
自分の気持ちを素直に、信頼できる日本人の友人や家族に電話してみましょう。
かなり気持ちは楽になります。
「最終手段、日本に帰る」
人は生まれ育った環境により、自分が居る場所に「合う」「合わない」が絶対あります。
都会で育った人は、物が何でも揃う、便利な都会で暮らしたい。
田舎がで育った人は、車の運転が当たり前でいいから、静かで自然がある場所で暮らしたい。
海外駐在の方でも、この生まれ育った環境によって、駐在先での感じ方が結構異なります。
しかし、合わない環境、合う環境にいたとしても、辛いときは辛いです。
メキシコにいたときは、駐在日本人、現地採用、日本人旅行者において、少し考え方や距離に壁もあったりすることも多々感じました。
また、会社の労働組合との軋轢、各立場によって、感覚や考え方も違い、日本人コミュニティーにおける人間関係の疲れ、マウンティングなど、精神をすり減らして心がやられてしまう話も多々聞きました。
自分がそういった事例と向き合い、ストレスや鬱に対して対策や解消していくということもまずは大切と思います。
ですが、どうしても駄目なら、本当に心が崩れる前に、日本に帰るのが一番いいと思います。
やはり、言葉が通じる、ご飯が合う、相談できる友達や家族などがいる。
日本語で心の相談などもできたりする。
本当に辛くなったら、やはり帰って一度「心身を整える」というのもいいと思います。
海外駐在で、ホームシック、海外生活の疲れから開放するために、日本に帰るという判断は結構大ごとですが、まずは家族、友人、同僚、そして会社の上司に相談していてもいいと思います。
(順番間違えると面倒なので、人を選んで慎重に)
出世の階段や社内営業で色々悩むと思いますが、大切なのは「体や精神」が崩れる前に自分で誰かに伝えること。
そして周りの駐在員の日本人の方もそれを察して、帰るという決断をさせることや、帰るという決断をさせる前に何をして支えられるかを考えて一緒にいるということ大切と思います。
最後に。 あなたは「中南米で、1人ではないです。」
私も中南米にいて、悩んだり辛かった時期もありますし、これからもあると思います。
そんなとき、ネット検索で「海外駐在 ストレス、鬱病」とかいれると、結構同じよう悩みを抱えていた方が多くいらっしゃいました。
そういう記事を見て、私は心が救われました。
私も、同じように、自分の体験談や経験を吐露して、どう解決して、同じ悩みを抱えている人の役に立つ情報を提供したいという思いでブログ記事を思いました。
今辛い思いをしていたり、悲しい、寂しい、泣きたい気持ちになって海外を旅行していたり、海外に駐在している方もいると思います。
ですが、あなたは1人でなく、同じ気持ちを経験したたくさんの日本人がいます。
そして、私はあなたの気持ちを理解したいですし、その気持ちが楽になってほしい。
1人で抱え込んだり悩んだりしているかもしれません。
ですが、見えないところで多くの日本人があなたのことを心配で思っていてくれて、支えてくれています。
私は今回の記事を書きましたが、少なくても辛い思いをしているあなたの味方であるので、あなたは1人ではないです。
多くの日本人や現地人に支えられて、今の自分がいます。
その感謝の気持ち、誰かを愛するという気持ち、それがふつふつ湧き上がって、与えることから始めてほしいです。
あなたは1人ではない。
絶対、大丈夫!
私のこの記事が、ほんの少しでもあなたの気持ちが軽くなったり、活力が沸くようなこととなったら本当にうれしいです。
海外旅行中の方も、ホームシックになったり、旅を続けることに疲れたり、バックパッカーというのは大変なことはよくわかります。
でも、活力を出して、元気に明るく、旅行を楽しんでほしいです。
海外にいるすべての日本人の方を応援しています。
そして、いままで出会った海外にいる日本人全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
悩みは、「ま、いっか」くらいに考えて、ぼちぼち休んでれば元気出ます!
生きていれば辛いことはありますけど、楽しいこともたくさんある。
いま生きていれば、必ず出口は見えますし、今は辛くても今はそういう時期と受け入れて、落ちたり悩んだり泣くなら、感情に任せればいいと思う。
でも、最後には前を向いて自分から進んでいくしかないです。
切り替えて明るく生きましょう。
絶対、うまくいきます。
読んで頂いてありがとうございました!