南米各国に行ってみましたが、治安は国、都市によって全然違います。
南米は日本で報道されるニュースなどを見ていると、銃やナイフで脅されたりとか、危険なイメージはある方がいると思いますが、アスンシオンはそういったイメージは、とてもしづらい雰囲気の都市です。
また、パラグアイは、大豆やゴマが特産品になるので日本人の方で、商社やメーカーなどの方が仕事で訪れる方もいらっしゃると思います。
上記画像は、アスンシオンのスーパーです。結構なんでも揃います。
上記は日本食レストランでの食事です。
多くの現地駐在の日本人で賑わっていました。
また、パラグアイは歴史上、日本や韓国、中国から移民された方々が住んでいます。
現地の学生のパラグアイ人とアジア系の人が、学校帰りにカフェで一緒に話している様子を何度も見かけました。
アジア系住人の数は少ないですが、珍しいという感じではないです。
パラグアイにはイグアス移住区という日本人が住んでいる地区があるので、日本人の方で日本語とスペイン語のバイリンガルの学生さんがアスンシオンに留学していたりします。
スラムには近づかないように注意。
アスンシオン観光時、独立の家博物館(Casa de la Indeoendencia)に向かう際に、Plaza de Armasという施設を見つけました。
真ん中に銅像があるのですが、両端がスラム街になってますので絶対に近づかないようにしてください。
そして、地球の歩き方にも載っている「バルベロ博物館」ですが、入口はEspaña通りに面しており端はスラムの家が建ち並びます。
危険を避けようとしていたのに、道に急にスラムの家が出てきたので、びっくりしました。
反対側から回り込んで博物館に入ったのですが、そこの周辺もホームレスがよく歩いています。
治安の面を考えるとそのスラムを避けながら行く必要があります。
基本的には、スラムの場所を避けることが大事です。
アスンシオンは、比較的観光地エリア周辺に、スラムが急にでてきたりするので、それが目に入ったりしたらすぐ引き返したり人が多い安全な場所へ移動してください。
回りをしっかりと見ていれば、すぐ景色や家などわかるので、それは確認しながら歩くべきです。
日本の有名ガイドブック「地球の歩き方」にも治安が悪いエリアやスラムは地図上に印があり、場所が書いてあります。上記の場所は、印が書いてないなかったので、本に追加情報を書いてほしいと思いました。
スラムの人全員が犯罪を犯すわけでないですが、上記で説明した通りスラムには近寄らないほうがいいと思います。
私が尊敬している南米に20年以上住んでいる方がこうおっしゃいていました。
「スラムの人は9割は良い人だけど、1割くらいは悪い人がいる」
スラムの人が悪いと決めつけてはならないと思いますし、犯罪を犯す人が悪いと思います。
*また、アスンシオン含め、中南米のスラムに興味本位で近づいたり、間違って近づいてしまい、日本人で行方不明になっている方や亡くなられた方、襲われて金品を奪われたり、怪我をされた方もいます。
そういうことが起きると、日本とパラグアイの外交問題にもなりかねますので、スラムに近づくことや行くことは辞めるべきです。
日本では平成29年に、年間約8万5千人行方不明になっていると発表されていますが、中南米のスラムや治安が悪いエリアにいって連絡が取れなくなった人もいます。
そして、スラムに行って、写真撮影や動画撮影などをすると、スラムの人が見下されたり馬鹿にされたりすると思う方もいるのでナイフで刺されたりもします。
貧困による影響により、現地のアジア人が近づかない場所に、旅行者の方が近づくと、強盗にも遭うこともあります。
また、スラムや貧困エリアで、スラムの人に「ハポン!(日本人)」とか誰かに話し、危ない目に遭いそうになったから走って逃げたなどのYoutube動画やブログ記事が中南米の他の国でもありますが、現地の日本人駐在員が事件に巻き込まれる可能性もあるので辞めるべきです。
スラムの人間が、スラムを勝手に撮影されて、日本人に馬鹿にされたから誰か日本人を見つけたら殺してこいということになったら、ルールを守って現地で生活している日本人駐在員が殺されることも考えられます。
たらればの話になりますが、旅行者が遊び半分、冷やかし、動画やブログのネタ作りのためにスラムにいくことなど絶対にしてはなりません。
パラグアイのアスンシオンに観光しに行くということは全く問題ないですが、アスンシオンのスラムに自分から好き好んで行くことは絶対してはなりません。
中南米のスラムで、日本人旅行者の方が、Youtubeやブログのネタ作りのために現地スラムで何か問題を起こし、ルールを守っている駐在の日本人が現地でそれが原因で事件に巻き込まれることであろうものなら、日本で社会問題になりかねないことになると思います。
また、Youtuberやブロガーなどが、スラムで亡くなったりすると、日本とその国の外交問題にもなり、日本の大使館、領事館、政府など、多くの人が動くことになり、日本の多額の税金も使われることとなるので、先のことを考えれば自分の取るべき行動に責任をもって現地で過ごすはずです。
そして、同じ日本人として亡くなられるのは辛いことですし、誰か周りの人が悲しい思いをすることになります。
「中南米のスラムに行く」という、そういう行動は控えるべきであるのです。
中南米のスラムや貧困エリアは、東南アジアとは全く違い、殺しにかかってくる人もいるのと、殺した後警察に連絡などせず、死体をどこかに捨てられるので、その日本人の方は「行方不明」になります。
死んだことになってないので、大使館からの報告もできませんし、知られることがない話になります。
ただ、そもそもなのですが、スラムに行かなければ、こういう問題は起きないので、普通に観光する分には、ほぼ関係のない話になります。
ゴミや落書きなどが増え、何か変な感じや治安が悪いと感じたら、すぐに引き返して人がいる大通りを歩くことをおすすめします。
危険を察したり、回りの雰囲気が変わったと思ったら、いったん立ち止まる。
回りに人がいるかを確認する。
そして、パラグアイや、アスンシオン全体を治安が良いとは言いきれないと思いました。
本当に、南米全土に言えることですが、治安はこの下記の一言に尽きます。
「治安は場所によって異なります。」
場所というのは、アスンシオンの中でも、治安の良い場所と悪い場所があります。
それを常に判断しながら、治安の良い道や場所を選んで過ごすことが大切だと思います。
南米は「治安が悪い、危険」という部分ばかりが強調されており、実際に行く前は怖いイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
ですが、南米の治安は一括りで言えないですし、国としても一括りで治安が言えないです。
アスンシオンの中でも治安の良い場所と悪い場所もあります。
確かに、南米各国のどこにも危険は存在しており、それはパラグアイも例外ではないと思います。
南米で「治安が良くて安全です」と言い切れる国は、現在はないと思います。
しかし、治安が良いと言われている日本でも、場所によってはそうではない場所もあるので、どの国でも同様のことが言えると思います。
南米の治安の悪さを強調する内容だけを書くと、読者様に不安を煽るだけの内容になってしまうので、どうすれば治安の心配を解消できるかを書くようにしています。
実際はどうだったかを、現地で見て、現地の日本人方やパラグアイ人から聞いて、感じた現状や雰囲気が伝わるように書きました。
アスンシオンは、場所さえ選べば車から出られずに外も一歩も歩けないような、治安状況では全くないです。
例えば、南米各国やパラグアイで誰か日本人が強盗被害に遭ったり亡くなったりすると、危険に感じると思います。
でも、「それは一部分であって、全てではない」です。
その一部分というのは、アスンシオンのスラムに行く人、スラムの近くや貧困のエリアに近づいてしまった人が事件に巻き込まれる可能性が高いです。
また、アスンシオンの安全と言われる場所では、事件に巻き込まれる可能性は低くはなりますが、確率を0にはできないと思います。
それは、日本でも無差別殺人事件など発生していますが、つねに日本で殺人事件に巻き込まれるリスクが0ではないと同じです。
アスンシオンは、ほのぼのとして落ち着いていて、穏やかな雰囲気もあり、日本人も住んでいます。
パラグアイは南米ではありますが、南米だからと言って、過度の恐怖心や怯える必要もないです。
治安対策や注意はもちろん必要ですが、実際に現地に来れば、普通に過ごせると感じてしまうと思います。
少なからず、アスンシオンと他の南米の都市を比較して実際に行ったことがある人、住んでいる方は、アスンシオンの治安が悪すぎるとは言わないのではないかと思います。
南米は、首都や主要都市などに犯罪が起こりやすい傾向があり、観光都市や地方都市のほうが治安が安定している場合が多いです。
私は、ベネズエラのカラカスとギアナ3国以外の、中南米の首都には全て行きましたが、、ウルグアイのモンテビデオと同様、南米の首都の中では、スラムに近づいたりしなければ、アスンシオンは、普通に生活や観光するエリアにおいては、かなり治安が安定している都市と言えます。
多くの日本人の移住者、お仕事で日本人駐在員としていて長い間現地に滞在している方の話も聞きますが、1度も何かしらの事件に巻き込まれたことがない人がほとんどです。
アスンシオンは、そういった面でも南米の中では事件に巻き込まれる確率が低いほうの都市と思います。
自分からスラムや貧困エリア、危険なところにいこうとしたり、間違えて近づいてしまわないことと、アスンシオンで何ごともなく観光、生活できると思います。
治安対策を怠らず油断をせず、スラムには近づかないようにして、何事もなく無事に過ごしていただきたいです。
駐在の日本人の方、移民の日本人の方、日系人の方、グアラニーの人たち、みんな優しいです。
パラグアイの良さに触れて、アスンシオンの観光を楽しんでほしいです。
*そして、常に情勢は異なりますので、在パラグアイの大使館のHPにて、リアルタイムの治安状況や犯罪傾向、被害情報の確認をして頂くようお願いします。
また、こちらのページに治安対策をまとめてあります。
被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は読んで頂きたい内容となっています。