【治安】チリ、首都サンティアゴ。実際に過ごしてみて思った感想。

チリ
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中南米のいろいろな都市に行ってみましたが、チリ、サンティアゴの治安は、主要都市の中では、かなり過ごしやすいほうの都市だと思います。

実際にサンティアゴで過ごして、チリ人と日本人駐在員と会話をしてきた上での治安考察を書いてみます。

チリ、サンティアゴの治安注意点と治安対策。

サンティアゴ最も多いのが、スリです。
現地のチリ人も注意してと言います。

得に、地下鉄やバスに乗っているときにしっかりと対策をする必要があります。

サンティアゴでは、満員の電車やバスの中でバッグを開けられて盗まれたり、人が多い時にポケットから携帯を抜き去られるとかはよくあります。

ですので、電車やバスなどの公共機関では前に抱えてリュックを持つべきです。
サンティアゴでは、そこを特に意識して治安対策をするべきだと思います。

また、バッグをもつのであれば中に貴重品はいれず、水や生活用品ぐらいだけにしたほうがいいです。

なぜかというと、カッターで切られたりチャックを開けられて取られたりするリスクがあるので、取られても辛くないものだけ入れといたほうがいいからです。

私は上着にチャック付きのポケットがあるのを着ており、片方のポケットに携帯とお金をいれて、上から手で押さえて盗まれるのを防止しています。

また、ズボンのポケットにいれていると、手を突っ込まれるリスクもあります。
それと、死角となる斜め後ろとかから、カッターで切り裂かれて携帯を盗まれる例もあるのでいれるべきではないです。

そして、暗い道、人気がない道において、首絞め強盗など暴力的な犯行もサンティアゴではなくはないです。

そういう事例に対して、一番治安対策で適している格好は、手ぶらでいることです。

この状態であれば、そもそも鞄をもっていないので、鞄を奪おうとする、首絞め強盗やケチャップ強盗からターゲットにされないので、犯行を防げます。

そして、街歩き中に南京錠をつけたバッグをつけていると、一目で観光客とわかるので、中南米では辞めたほうがいいです。

現地に住むアジア人を客観的に見てほしいのと、強盗から見た自分を想像してほしいです。

中国人や駐在日本人は、サンティアゴに普通に住んでいますので、目にすることは全然珍しくないです。

彼らがバッグやリュックサックに南京錠など誰1人つけていないので、南京錠をバッグにつけていると日本人旅行者と一秒で判断できます。


強盗からみて最優先で襲う格好
です。

自分が鍵をかけるほど守りたい貴重品、カメラなどを持っていて「日本人旅行者です。」と強盗に自分から教えてしまうからです。

中南米では、首絞め強盗やナイフや銃を持った強盗から目を付けられないようしたほうがいいのです。

南米や、サンティアゴを怖がる必要はないと思います。
治安対策をしっかりとしていれば強盗に狙われる確率は大幅に下がります。


また、チリ人によると、サンティアゴ内に治安の悪い地域もあるようですが、観光地ではなく、行く用事がある人もいないと思うので、大丈夫と言ってました。

南米の都市によっては、地域内で道が1本変わると急にスラムがあったり治安が悪い場所がありました。

ですが、サンティアゴは観光地や買い物など生活をする場所に至っては、そういった傾向は出にくいと思いました。

あとは、長距離バスターミナル、空港近くからの移動は、大きな荷物を持っているので、徒歩移動をしないなど治安対策をすれば、荷物を盗まれるリスクは大きく下がります。

でも、日本人のスリや置き引き報告の被害報告もある。
サンティアゴの治安は本当に大丈夫なのか?

チリに限らず、南米各国で日本人が被害に遭った情報がネットにあると、その国が危険な国だと思ってしまう部分はあります。

10の治安が良いという情報があっても、1の治安の悪いという情報があれば、後者の意見に心理的に着目してしまうのは自然なことだと思います。

サンティアゴで被害に遭った方は辛い思いをして、被害情報をネット上に発信してくれているので、多くの日本人の方に対する注意喚起として貴重な情報だと思います。

確かに、南米の治安において、安全で絶対に大丈夫という断言はできないです。

ただ、日本と比較するとほぼ全ての中南米の国は「治安は悪い」という判断がされます。

サンティアゴではスリや置き引きが発生しやすいので、用心と治安対策の徹底は必要です。

そして、ケチャップ強盗や首絞め強盗などは、人気のない場所、長距離バスターミナル近くなどで起きやすいです。

ただ、これはチリに限った話ではないので、どこの国でも用心は必要です。

サンティアゴを見ていて思うこと。

私が、思う治安の悪い都市というのは、治安対策を万全にしていても、防げることが防げない都市が治安の悪い都市だと思います。

サンティアゴは、防げることを防げるようにこちら側から準備をしていれば、事件に巻き込まれる確率は高いほうの都市ではない。

そして、旅行者が理由なく無差別に殺されるか、誘拐や行方不明になる確率も、サンティアゴは、中南米の他都市と比較したら起きにくい場所と思っています。

中米の都市では、夜は車移動以外してはならない都市などもあります。

チリは、夜に徒歩移動できる場所やエリアも多くあるので、全体的に見るとそこまで治安が悪すぎる都市とは思っていません。

ただ、再度書きますが、スリ、強盗はいるので、もちろん用心と治安対策は必要と思っています。

サンティアゴで日本人旅行者が、首絞め強盗やケチャップ強盗に遭った被害例もあるけど?

まず、最初に言いたいのは、犯人が悪いのが100%です。

私も海外で嫌な思いをしたことがあるので、被害者の方のお気持ちはわかりますし、責めることは一切できません。

そして、辛い思いをされたので、なんと声を掛けたらいいのかわからないです。
同じ日本人旅行者として、被害に遭われてしまったことは、とても心苦しいです。

しかし、こういった情報から、防げることは防げるようにすれば、多くの日本人旅行者への注意喚起として多くの人を救うこととなると思います。

治安対策を万全にして、防げることを防げるような行動とは?

例えば、サンティアゴの長距離バスターミナルなどで、大きな荷物を持って歩いてホテルまで向かえば、貴重品を多く持っている旅行者と見られているので、強盗に狙われてしまうのはチリでなくても、中南米では起こりえる可能性も考えられます。

タクシーを使わないで、旅行者が節約をしようとして徒歩で移動し、襲われたのであれば、運が悪かったとも言えます。

ですが、その方が防げることを防がないような行動をしてしまった一面もあり、襲われるべくして襲われてしまったとも考えられます。

チリ、サンティアゴには日本の商社やメーカーなどの支店が多くあります。

日本人の方でサンティアゴ駐在で20年間以上過ごした方、子供さんが、幼少期や青年期をサンティアゴで生活をしていた方々も多くいます。

高校生の日本人の女性の方がチリに1人で住んでいたり、サンティアゴの大学に留学している日本人の女性の方もいます。

ですが、一度も強盗、スリ、置き引きなど、何かしらの被害に遭ったことがない人も結構多くいるのです。

しかし、日本人旅行者の方は、1週間未満の滞在や、チリ到着初日でスリや置き引き被害にあってしまった方もいます。

では、なぜ駐在の人は長期で滞在しても襲われないのに、日本人旅行者は、短期間の滞在で襲われてしまうのか?

まず伝えたいのは、駐在の人がえらいとかすごいとか、そういうわけではないのでご理解ください。

日本人旅行者の方で、サンティアゴやチリの他の都市で首絞め強盗やスリ、置き引き被害に遭った直後は、チリに対して嫌な思いや怒りしか沸いてこないと思います。

ですが、冷静に考えて振り返った時に、自分が襲われた時にどうすれば防げたのか?を考えて見てほしいです。

強盗から見た服装、髪型、恰好。荷物の管理。
自分は、強盗からどう見られていたか。

時間、場所。
周り人はいたのか。

どうして襲われてしまったのか?
日本人観光客の雰囲気をかもしだしていなかったか?

これらの情報を詳細を伝えて発信して頂けていれば、これから旅行をする日本人旅行者の多くを救うことができると思います。

何かしらの被害に遭うことは、最終的には「運」としか言えない部分もあります

ですが、中南米到着後、短期間で何度も襲われる人もいれば、何年いても全く襲われない人もいます。

「襲われない人」と「襲われる人」の差は何かというと、治安対策の徹底と情報把握、油断をしていないの「差」だと、私は思います。

これをあえて言うのは、その違いを理解して実践できていないと、チリ以外の他の更に治安が悪いと言われる中南米の都市に行く場合、もっと簡単に早く襲われてしまう可能性が高くなってしまうからです。

辛い思いはしてほしくないです。

チリで留学、仕事で駐在をしている日本人はとても多くいる。

今後、留学や仕事などで南米と関わりたいと考えているのであれば、チリは、とてもおすすめできます。

チリは鉱山、食品の貿易関係の仕事で多くの日本企業の支社もあります。

南米の中でも、サンティアゴはかなり過ごしやすい都市です。

都市も、落ち着いていて洗練としているので、住むにも適しています。
日本料理屋、現地料理、オシャレなカフェもあり、買い物も楽しめる。

本当にチリは国の環境が素晴らしいです。私がもし南米で住む場所を選べるのであれば、間違いなくサンティアゴは選びたい都市の1つです。

そして、こうやって色々と、チリのサンティアゴがおすすめできるのも、治安対策をして防げることを防ぐように行動していれば、かなり快適に過ごせる都市だからです。

チリが好きだから、治安が悪いと言いたくないわけではなく、ただ自分が思うことを書いているだけです。

中南米に全てに言えることでもありますが、チリのサンティアゴは気を付けていれば全然大丈夫なのですが、治安対策が万全でなかったり、気を付けていない人は大丈夫ではないと思います。

起きた問題を自分のせいにせず周りの環境のせいにするのは簡単なのですが、中南米ではその環境に対して自分がどう対策をして防げるように準備するようにしておくことが大切です。

ただ、最終的には治安の影響による犯罪に遭うかは「運」でもあり、被害者の方を絶対に責めることはできません。

その運以外の要素でいかに被害を防げるかを考えて実行していることが、治安対策において大事だと思います。

治安対策と用心ができていれば、サンティアゴは、全然怯えたり怖がる必要などなく、普通に過ごせると思います。

私の中で「チリ=危険 サンティアゴ=危険」というイメージは「全くない」です。

ただ、良い印象について書く文は、読んでいただけている方の治安対策の油断を生むので、あまり役に立たないことになります。

「南米の中では、チリは治安が安定している」
これは事実だと思いますし、多くの人がそういう情報を発信しています。

ですが、そう感じていると油断や過信が生まれてしまうので、どこの国でも、治安対策や用心を怠ることはしてはならないとは思います。

クスコやウユニなどの、観光地の定番の平凡な街から、初めて来る「本当の、南米の主要都市がチリのサンティアゴ」です。

だからこそ、南米で過ごすという感覚や治安対策ができていないと、チリのカラマやサンティアゴでも強盗や置き引きなどのスリに狙われてしまうのだと思います。

(もう一度いいますが、犯人が100%悪いです。被害に遭うのは運の要素もある。被害者は全く悪くないです。)

ですので、それらの都市からカラマ経由などでサンティアゴに来た場合、治安対策の万全と心構えを変えて過ごすことが大切と思います。

また、こちらのページに治安対策をまとめてあります。

被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は、よろしければ読んで頂きたいです。

 

 

注意喚起。

また、サンティアゴと関係ないですが1つだけ書きたいことがあります。
中南米に全ての国、そして特にチリに旅行する方がいたら、伝えてほしいですし知ってほしいです。


「ボリビアのウユニからチリのカラマやアタカマへのバス移動は、とんでもなく盗難が多い路線」であり、特にバス車内で荷物の盗難が多発しています。

ラパスからウユニ、カラマやアタカマからサンティアゴへのバス移動も同様です。


また「カラマやアタカマ市内でも旅行者を狙ったレストランなどでの置き引き被害やスリが多発」しています。「バスターミナル内や市内の食堂などでも、同様の被害が多く発生」しています。

それは、街にいる人、乗車するアジア系の人が観光客であり、強盗がそれをわかっているので、毎回荷物を狙ってきます。

多額の現金、カード、カメラ、パソコンを持っていることが強盗から見て簡単にわかるので、乗る前のターミナル、市内、バス内、降りた後などで、隙さえあれば、毎回スリや置き引きをする準備を強盗がしているのです。

 

サンティアゴに来る前にカラマやアタカマに行った際には、本当に注意していただきたいです。


バス乗車中、↑荷物を上の網棚に置くことは厳禁です。

犯行パターンは3つ。

①荷物を網棚に置いたまま眠ってしまったりすると、スリに全てそのまま荷物を盗まれて途中下車されて逃げられます。

②スリに自分の座席から見えない位置、網棚の後ろ側に荷物を移動されて、盗まれます。犯人は途中下車して逃げられます。

③網棚で自分の座席から目の見えない位置に置いておくと、乗車中にスリに座席の後ろまで移動されて、カッターでバッグを切り裂いて中の荷物を全て盗まれます。そして、途中下車されて逃げられます。

また、全てのパターンにおいて、自分の荷物を窓の外にバッグごと丸ごと投げる強盗がいます。

そして、その荷物は外で待機している仲間に渡されます。

理由は、被害者がもしバックがないことに乗車中に気づいたとしても、バス内を探したときに、証拠が残らないようにするためです。探しても車内にはなく、すでに外にいる窃盗犯の仲間の手元にバッグがあります。

上記犯行パターンは、全て日本人旅行者の方が今までに被害に遭ってしまった本当の話です。

2019年以降も、頻繁に発生していることが外務省より報告や日本人旅行者のブログで注意喚起されています。

・対応方法。

深夜バスに乗って寝てしまうのであれば、必ず大きな荷物は両足で挟みながら足元に置きましょう。

ただ、足元にバッグを置いておいても、深夜バスで寝てしまうと、後ろから近づいてきて中身を空けられるか、カッターでバッグを切られて物を盗まれることがあります。
(2019年に、足元いバッグを置いていて、パスポートと携帯を盗まれた日本人の被害が外務省より発表されています。)

ですので、足元に置く荷物は、服やシャンプーなど盗まれてもあんまり辛くないものだけいれてください。パスポート、携帯、現金、カメラなどの貴重品は全てセキュリティポーチにいれて、服の中などでお腹で抱えたりして、体に密着して管理してください。

そして、そもそもですが、深夜バスはできる限り避けてください。
寝ている間はバスが真っ暗になるので、その間に盗まれる可能性が一気に上がります。

網棚に荷物を置くのは、チリに限らず、できるだけ中南米では避けたほうがいいです。

もし置くのであれば、必ず常に自分の目に入る範囲で、必ずずっと見ていてください。

彼らは窃盗のプロです。
これらの情報を把握して頂き、荷物を盗まれないように注意して頂きたいです。

ボリビア、ボリビア人、チリやチリ人を嫌いになる必要はないです。
犯罪者が100%悪い。

治安対策をして、何事もなく無事に過ごしていただき、チリのすばらしさをぜひ感じてほしいです。

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