ブラジルでのファベーラ観光について考えてみました。
リオデジャネイロやサンパウロなどには多くのスラムがあり、観光業者がファベーラツアーを開催などもしています。
現地でファベーラは観光できるのか?住めるのか?
実際にブラジル現地で、ファベーラ近くに住んでいた日本人の方とも話ができたので、自分が感じたことを書いていこうと思います。
また、中南米のスラムについても、最後に私の考えを書いてみます。
ファベーラって行くことってどうなの?
ブラジル人の誰に聞いても「絶対にファベーラに行くな、近寄るな」と口酸っぱく言われます。
ファベーラで、強盗だけでなく、観光客が殺害されたニュースなども報道されています。
また、強盗犯が観光客を襲った後、わざわざ自分から警察に犯行を供述しに行く人はいないので、ファベーラに行った観光客が「行方不明になる」ことも考えられます。
ファベーラに行ったことのある旅行者の意見は、とても貴重であり、実際に行って感じたこと、目で見たことも大切です。
ですが、やはり実際に事件が起きていることも、治安の事実であるとも思います。
なので、条件が揃わない限りはファベーラに個人で観光に行くことは、ちょっと無理があるのではないかと思いました。
ツアーや個人ガイドを利用してファベーラに行くことはどう?
ただ、そういう団体ツアーでも、観光客が殺害されたという報告もあるのでリスクは0はないと思います。
ガイドがいるからといって、安全というわけではないようです。
ただ、私が聞いた限り「行けるファベーラ」と「絶対に足を踏み入れてはならないファベーラ」があります。
ですので、その判別ができずに、情報なく個人でファベーラに足を踏み入れることは、あまりにもリスクが大きいと思います。
また、行ける(観光できる)ファベーラでも、そのファベーラ内での細かいルールが存在しています。
そして、そのファベーラ内で、行っていい場所と行ってはいけない場所があるので、細かいです。
もし、個人で行って、ファベーラ内のルールを破り、何かトラブルが発生してしまったとき、ポルトガル語がわからず、ファベーラの人が求める要求に対応できなかった場合、殺されるか行方不明になる確率があります。
現地ガイドと同行していれば、ファベーラとのやりとりもその人が会話やお金で解決してくれると思われますので、個人で行くよりかは確実に現地ガイドと行くべきです。
ファベーラ内の細かいルールの把握が必要。
ファベーラの中にあるホステルに泊まったことがある日本人旅行者のブログ記事などもあり、旅行記も見られます。
ただ、その観光できるファベーラであっても、内部において写真撮影は風景だけであり、人は撮ってはいけないという暗黙ルールもあるようです。
その他細かいファベーラのルールなどもあり、そのルールの把握と守る必要があります。
もし、とあるファベーラに「ファベーラの住民以外は入ってはいけない」というルールがあったとして知らずに観光客が入ったら、どうなってしまうのか。
撮影などは論外であり、入った時点で言うまでもなく行方不明(殺されて捨てられる)ことになります。
ですので、興味本位でファベーラに行ってしまうと、細かい情報やルールを明確に把握しない限り、取り返しのつかないことになる可能性もあると思います。
現地のツアーなどが存在している限り、ファベーラは観光として行けなくはないのでしょうが、もしそれに参加したとしても、ツアーガイドの話す英語かポルトガル語かを完璧に理解し、細かなルールを必ず守らなければならないです。
どうすればファベーラに住める?
日本のテレビ番組でファベーラに住んでいる日本人の方の番組の特集が組まれているのを見たことがあります。
そして、私がブラジルサンパウロに旅行した時に、ファベーラ近くに住んでいた日本人の方と話す機会がありました。
ですが、強盗等の「被害に遭ったことは一度もない」そうです。
では、どうすれば、住めるのか?近くで過ごせるのか。
それには条件があるそうです。
・そこのファベーラに詳しい知り合いがいる。
・自分がファベーラの人に知られている。
・ポルトガル語が話せてファベーラの人とコミュニケーションがとれる。
(ちなみに、自分がファベーラとの関係がないのであれば、近寄らないことを守る必要があるそうです。)
ファベーラの人に受け入れられる方法
そして、三浦知良さんもそうです。
彼らはサントスの英雄です。
もし、彼らがサントスのファベーラにいったとしても、殺される可能性は限りなく低い。
というか、ほぼ「ない」そうです。
なぜかというと、ブラジル人のほとんどの人にとって、サッカーは生活の一部です。
自分たちの街のクラブチームの選手は、みな仲間です。
その街のクラブチームの選手を襲ったりするということはできないそうです。
もしそんなことをしたら、街の人から自分が襲われる、というか殺されるからです。
絶対に安全第一
中南米のスラム、ファベーラにいる人の全員が犯罪を起こすわけではないです。
そこにいる人が悪いわけでなく、犯罪を犯す人が悪いのだと思います。
ですが、自分がファベーラや中南米のスラムに行き、その人たちに受け入れてもらえるだろうと思っていたり、自分が相手を受け入れる気持ちがあったとしても、ファベーラやスラムの人が自分を受け入れてくれるかどうかはわかりません。
例えばスラムなどでは、ほとんどの人がいい人と言われていますしこちらを歓迎してくれる人もいると思います。
中南米のスラムに言った方のブログ記事、Youtube動画などを見ると、優しくていい人が映し出されることも多いです。
私も、アスンシオンで野良犬に絡まれた時に、スラムの少年がどこからかやってきて追っ払ってくれた時は深く感動してしまいました。
ですが、本当に残念ですが、ファベーラやスラムは、良い面だけではないのは事実です。
現地のスラム、ファベーラの方が、日本人旅行者が、自分たちの住まいに侵入してくることを好まない人もおり、自分の生活が乱されたり撮影などをされることで、見下されたり馬鹿にされたと思い、撮影者、観光客を殺すという判断をする人もいます。
ですので、ブラジルの危険地域、ファベーラ、中南米のスラムに行く際は、情報収集と条件が揃わない限り、やはりとんでもなくリスクがある場所です。
そして行くのであれば、現地を知り尽くした専門の現地人のガイドと行く判断がベスト。
というか必須条件になると思います。
うかつに、個人で行って動画や写真撮影をしていて、ファベーラの見えないルールを破ってしまい、そこで殺されて行方不明になるため、現地ガイド同行がいいです。
また、そもそも行かないのが一番いいです。
もしものことがあると、日本とその国との外交問題になり、大使館、領事館、日本とその国とのつながりのある方の多くが動くことになってしまいます。
先を考えられる人であれば、行かないという判断をするのが賢明です。
*最後に
私は、旅行のスタイルは人それぞれであると思うので、行くことについては個人の判断であると思います。ただ、ファベーラに限らずに、旅行中に何かあってしまった場合、周りの誰かが不安や心配になると思います。
私が旅行中は様々な素晴らしい日本人旅行者が声をかけてくれたり助けてくれたりしてくれました。なので、何かあってしまったらやはり悲しいです。
全ての日本人旅行者の安全と無事を常に願っています。