【治安】ブエノスアイレス。観光客が行く各地区の治安や状況を比較。

アルゼンチン
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2018年に、ブエノスアイレスに行ってみました。

強盗発生件数データ、旅行記の実際の強盗被害報告などの多さを見ていると、行く前に不安がありました。

そして、各地区ごとに治安が違うという情報が多かったので、実際に各地区へ行ってみました。

ブエノスアイレスの全地区の治安考察。

下記に、各地区ごとの雰囲気や治安対策を区分けして書いてみましたので、旅行前にご参照ください。各地区で感じたこと、現地の人に聞いたりと、情報を色々と調べてみました。

地区ごとの治安の区分けが難しいのですが、上に行くほど観光客や富裕層を狙ったスリや窃盗に特に注意ということになります。

ですので、区分けが上だからといって、治安が良くて事件の発生件数が少ないというわけでもないです。

治安が良いというか、マシという感じです。
気をつけていないとスリや窃盗などの被害に巻き込まれる可能性もなくはないと思います。

中南米どこでもそうですが、ブエノスアイレスは治安対策の万全ができてないと、どこの地区でも被害に遭うと思います。

ただ、区分けが下に行くほど、それらの犯罪がさらに増え暴力的な犯行やナイフや銃を使った犯行の報告が増える傾向があります。

*ちなみに、ブエノスアイレスに住むアルゼンチン人にも、この地区ごとの治安の違いの情報を見てもらい、この記事を一緒に作りました。

ですので、私の感じた地区ごとの治安の違いという情報でもありますが、現地人がどういう風にブエノスアイレスの各地区についての治安を考えているかの情報にもなっています。

比較的治安がマシな地区

ベルグラーノ地区

パレルモ地区

プエルト・マデロ地区

レコレータ地区

*日本人を含む外国人駐在員、現地の所得が高い人が住み、観光客も多く来る地区です。
おしゃれなレストランやカフェが多く、道も塗装されており綺麗な場所が多いです。

実際過ごすと、あれっ・・・人も多いし街は綺麗だし全然大丈夫そう。
ブエノスアイレスが治安が悪い・・・? 何それ? と感じると思います。

しかし、富裕層や観光客を狙った強盗やスリが多発しているので油断大敵。
治安を感じることも大切ですが、事件が発生しているいう数字は、事実です。

安全と言われる地区だからこそ、油断や隙ができるから注意。
実際に、パレルモ地区で携帯の窃盗を目の前で見ました。

*治安が良いとは言いにくいので、治安がマシという表現にしました。

ただ、治安対策を万全にして用心をしていれば、被害を防げることもできます。
比較的、過ごしやすいと感じる地区です。

2019年12月に、ブエノスアイレスで最も安全な地区と言われる、上記で説明した「プエルトマデーロ地区」でイギリス人観光客が強盗に銃で撃ち殺されました。

内容としては、イギリス人家族6人がホテルまで車で移動するまでにあとをつけられており、ホテルの入口付近で2人組のバイク強盗に襲われました。

その際に、イギリス人が抵抗したので撃ち殺されました。

ただ、この事件を聞いてて思うのは、抵抗しなかったら生きていた可能性があるということです。

日本でも、ベトナム人、中国人、フランス人などが年間で5人以上殺されたり亡くなったり行方不明になる年もあったので、外国人観光客が死ぬということに極度に恐れる必要もないですし、私はこういうニュースを見てもあんまり驚きもしません。

ただ、強盗に遭ったら抵抗しないということは、南米の治安対策の鉄則なので徹底していただきたいです。

場所によっては、かなり注意が必要な地区。

サンニコラス地区

モンセラート地区

サンテルモ地区

*観光客の集まる周辺にて、両替詐欺、ケチャップ強盗の発生もあり。
ただ、地区内でも場所によっては平気な場所も普通にある。

治安が悪いと有名。

レティ―ロ地区。

ケチャップ強盗多発。強盗による暴力、銃を使った被害の報告が多数あり。
日本人旅行者が死に関わる様な事件も近年発生しています。

レティ―ロ駅裏は巨大なスラムです。
絶対に近づいてはならない場所です。

この地区に行くというと、現地アルゼンチン人からは、何しに行くの?と必ず釘を刺されます。

この周辺のホテルにするのは絶対に止めるべき。
ここは長距離バスターミナルがあるのですが、チケットを買う時はてぶらで行ってください。

手ぶらであれば、貴重品をもっていないと思われて強盗に狙われにくいですし、ケチャップ強盗もケチャップをかけるものがないので、襲ってきません。

バス移動当日は、uber(タクシー)で移動か、地下鉄を降りたら周りをきにしつつ速やかにバスターミナルまで移動してください。

ボカ地区

カミニートの観光にいくだけであれば、カミニート内は観光客がとても多く、警察や警備員に守られているので問題は起きにくいです。

ですが、ボカ地区はカミニートを除くと貧困層が集まる場所もあり、銃器を使った外国人観光客への強盗被害や邦人の首絞め強盗に被害などの報告もあります。

ボカ地区は、道1本変わると一気に状況が変わるので、観光はカミニート近辺のみが推奨されます。

ボカ地区の探索は現地に詳しい方の同行や情報把握が明確にできない限りは、しないほうがいいと思います。

ボカ地区も、現地の人にカミニート以外の場所へ行くことは「何しに行くの?」と必ず言われます。

現地在住の人の意見が大切。

ネット検索でアルゼンチン在住の日本人の方が詳しく、ブエノスアイレスの各地区ごとの事件発生件数などの詳細を書いているとても貴重かつ参考になるブログ記事がありました。

その方が書いていた内容は、本当に素晴らしいと思いました。ブエノスアイレス旅行前に治安の事前知識として、ぜひ一読してほしく思いました。

最後に

各地区にリンクを貼り、地区ごとの自分が感じた治安等も書きました。
よろしければ地区ごとのページも参照ください。

私は南米旅行中、色々とブエノスアイレスの治安情報を調べていました。
ですが、どこの地区で過ごすべきかがよくわからずに、かなり旅行中に悩みました。

強盗被害に遭いたくないので、目を皿にして様々な情報を集めて精査してました。

地区ごとで犯罪傾向や発生率が違うといわれても、実際どうなの?
そんな疑問が常に頭の中にありました。

そんな時に、様々な日本人旅行者の方が、実際にブエノスアイレスに行って、感じた雰囲気や状況を書いたブログ記事を読ませて頂いておりました。

それらは、とても参考になり、実際に旅行する前の治安の不安や心配が小さくなり、気持ち的に助けられたと思うことが多かったです。

治安の情報は良い悪いの混合もあり、色々な考察や意見はありましたが、それぞれの意見がとても参考になりました。

またブエノスアイレス駐在の方の治安情報もとても参考になり、無事に何事もなく過ごせました。

私も、そういうブログ記事が書けたかわかりませんが、実際にアルゼンチンに行ったので、雰囲気や状況が各地区ごとで違うという感じが、伝わればいいなと思い書いてみました。

そして、現地のブエノスアイレスに住むアルゼンチン人にも、地区ごとの違いの情報を聞いてこの記事を確認してもらいましたので、いま読んで頂けている方が現地ブエノスアイレスで危険なエリアを避けて、安全に無事に過ごしてほしいという思いでブログ記事をかいてみました。

ブエノスアイレスは素晴らしい都市だと思います。
ですが、実際に犯罪は発生しています。

被害に遭った時は、その国のことが嫌いになると思いますし、せっかくの旅行が嫌な思い出となってしまうと思います。

私は、日本人旅行者の方が被害に遭ったり、悲しい思いをするのを見たくないです。

ですので、当たり前の治安対策と情報把握、そして油断せず、過信を持たないようにすることが大切だと思います。

そうすれば、どこの国でも無事に過ごせると思います。
アルゼンチンの滞在が素晴らしい時間になることを、心より願っております。

*そして、常に情勢は異なりますので、在アルゼンチンの大使館のHPにて、リアルタイムの治安状況や犯罪傾向、被害情報の把握をして頂くようお願いします。

また、こちらのページに治安対策をまとめてあります。

被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は、よろしければ読んで頂きたいです。

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