今回は、エポスカードの保険を使った話をしてみます。
このカードは、年会費無料にて、海外旅行保険が付属しています。
知っておくべきことがたくさんあり、保険の適用外になってしまうこともあるので、1つ1つ保険が適用されるために詳しく書いてみます。
カメラを自分の不注意で壊してしまう。
私が、海外旅行していた時に、ホテルのロッカーにカメラを入れていました。
そして、手がすべりロッカーからカメラを地面に落としてしまいました。
2mくらいの高さから落ちてしまい、固い床に打ちつけられました。
やっば・・・。
電源を押しても、電源が一切つかない。
・・・ふぁっ!???
・・・壊れたかも。
何度も電源ボタンを押してみましたが、やはり動かない。
使用不可になってしまいました。
その時は「SonyのRX-100M5A」を使っていました。
2018年11月に買い、2019年1月に動かなくなる。
「うそぉ・・・。」と思いました。
まだ、2ヶ月しか使ってないのに。
保険5年付き、ネット購入(アマゾン)で総額86,000円でした。
一度冷静になろう。
通販で買ったので、メールを確認してみることに。
そして、メーカー保証内容をメールで確認すると「落とした場合は保険対象外」と書いてある。
うそぉ・・・。
・・・。
どうすればいいのだろう。
メーカー保証に「自然故障しました」といえば保証が適用になるのだろうか?
5年まで保証付いているし、日本帰った後に自然故障と言えばいいの・・・?
いや、でも落としたから、本当のこと言わないといけないし・・・。
・・・
いや、エポスカードの海外旅行保険があった。
旅行を続けるにあたり、カメラで撮影できないというショックもありました。
しかし、まずは保険の保証が効くのか聞くのかどうか?
カメラ代86,000円払ったのに、たった2ヶ月で使えなくなるのは嫌だ・・・。
それが気になってしまい、海外の現地から問い合わせてみることに。
人生で初めて、海外旅行保険のお世話になることとなりました。
結果から言うと、保険は適用されました。
手順とどのような経過をたどったかを書いてみます。
クレジットカード会社の窓口に電話
まず、海外からSkype通話でエポスカードの保険請求の窓口に連絡してみました。
しかし、海外からは電話を受け付けないというアナウンスが流れる。
普通のエポスカードの窓口に電話をしてみるとつながりました。
自動音声にて、エポスカードの16ケタの番号と暗証番号を入力します。
そして、窓口の方と連絡がつきました。
名前や問い合わせ内容等を伝えて、身分確認を行いました。
その後、窓口の方が、保険対応をしてくれる、国ごとの電話番号があるので教えてくれるということになりました。
私の旅行中の国は、中米だったのですが、対応ダイアルがないということだったので、国際電話窓口の番号を教えてもらいました。
そちらにSkype電話をすると「お客様、大丈夫でしょうか!?」と言われました。
緊急窓口だったのか・・・、私はカメラを壊れたという要件でした。
お気遣い頂いて、本当にありがとうございました。
「怪我、強盗、紛失」ではなく「カメラを落とした」という、しょうもない案件で電話をして、本当に恐れ多かったです。
すいません、カメラ落としました・・・。と連絡し、色々と聞かれました。
そして、2時時間後に連絡を頂けるということでした。
ここで聞かれた内容は、いつ、どこの国のどこで、どのような状況で、どうしてそうなったかを聞かれました。
正確に細かく伝えました。
そして、名前、自分のカード番号と有効期限、自宅の電話番号、日本から出国した日付(だいたい)くらいでした。
再度、折り返しで、ホテルの電話番号に電話をしてくれるということでしたが、こちらからSkypeで2時間後に電話をするということでもOKになりました。
(自分の携帯電話は、繋がらない状態になっており、skypeは受信不可なので・・・。普段はwhat’s upかline、skypeでこちらから電話している状態です。)
この2時間で何を審査されているのか、ちょっとわかりませんでした。
そもそも「自分の過失で落としたという案件が保険適用になるの・・・?」とずっとドキドキしていました。
電話をしてみてまず言われたのは、カメラの保険は受理されたということです。
日本に戻った後の手順は、カメラを修理依頼に出し、見積もりを頂きます。
そして、その見積もりで「修理不可能」と診断された場合は、購入金額を査定して保証額が決定します。
「修理可」で修理が完了したのであれば、その修理額を負担してくれます。
ちなみに、その見積もり書の手数料的なものは自己負担。
(実際は、カメラの北村で1,100円でした)
それと、保険適用にあたって3,000円は他に自己負担となります。
また、カメラ故障時は保険期間内であったので、適用となりました。
(出国してから90日以内。)
私は、出国してから、91日目に帰国する予定で、保証期間は超えてしまいます。
ですが、カメラが壊れた日付から1年以内であれば、補償申請できるということだったので、保証期間外に申請をしたとしても、受理されるそうです。
私は、出国から9か月目くらいに日本に戻ったときに、書類の申請はしたので大丈夫でした。
ですが、壊れてしまったときは、すぐに連絡しました。
(壊れた日は、保証期間内でないと保険会社は受理できない。例えば日本出発から90日の保険期限内にカメラが壊れたのであれば保険は有効です。ですが、91日目以降にカメラが壊れたのであれば保険は効力がないです。)
日本に帰国後、カメラを修理に出す。
ネットで店舗検索し、都内のカメラのキタムラに行ってみました。
実物のカメラを持っていき、その場で手渡し。
名前、電話番号、住所などを専用の紙に書きます。
そして、他の修理会社に依頼するそうで、結果は約2週間後に手紙郵送にて返事がくるとのことでした。
その手紙に、修理費用の見積額などが提示されるので、それを承諾するのであれば、見積額を払って修理依頼。
しかし、その際の金額は、エポスカードの保険会社が負担してくれます。
私の場合、結果は「中身の基盤を変える」でした。
電源はつかないので、完全に壊れていたようですが、修理は可能みたいでした。
その修理額は、5万5千円でした。
ですが、保険会社に聞いたのですが、その金額は、自由に使えるそうです。
修理費にしてもいいですし、カメラの修理をしなくてよいそうです。
私は、このRX100M-5Aは、カメラとして重たかったのと、ズーム機能が乏しいので変えたいと思ってました。
ですので、修理には出しませんでした。
保険会社に書類を送る。
パスポート写真と、出国と帰国日のスタンプ写真。
そして、本来は現物の写真が必要みたいです。
(私の場合は、破損でなかったので省略となりました。修理の場合は、そこの箇所を直すということの保証にて写真が必要なのですが、私のカメラは電源が入らないという件だったので写真は関係なかったそうです。)
ちなみに、カメラのキタムラから届いた見積書をそのまま添付して送ります。
そして、後日銀行口座に振り込まれました。
見積もりの金額約50,000円が振り込まれました。
・・・
保険ってすごい。
免責で3,000円と見積もり1,100円と、計4,100円かかりましたが、差し引きで約5万円が返ってきたは本当にありがたい。
今回、見積もりを出した、カメラのキタムラからの返答は修理可能ということで、5万5千円の見積もりでした。
ですので、その金額から免責を引かれた金額が保険が会社から頂けました。
見積もりを出した会社から、修理不可の返答だったらカメラの購入金額の全額、86,000円が保険会社から適用されたようです。
保険の適用外にならないための様々な注意点
メーカー対応だと「自然故障」だけの対応なので、落としたと発言したら保証がないそうです。
それに対して、海外保険対応は「物損事故」だけの対応なので「自然故障しました」と発言すると保証がないそうです。
ですので、嘘ついて保証してもらおうとしても、2つの保証先に言い間違えると保険が一切効かなくなります。
メーカー対応。
自然故障〇
物損事故×
海外保険対応
自然故障×
物損事故〇
です。
普通、自分のミスで壊してしまったら、嘘ついてでも、いやぁ勝手に壊れましたよ。
とか言っちゃいそうだと思います。
いざ、本当に保険って適用されるの??と思うのと、自分の不注意で壊してしまったなどとは言いにくいですよね。
でも、嘘をついて自然故障というと、クレジットカード会社での保険適用はされません。
ですが、今回は、海外保険対応で「落として壊れちゃったんですけど・・・」と素直に言ったら物損事故で対応してくれました。
これが、勝手に壊れたと言ったら、クレジットカード会社としては、自然故障として扱うので保険適用対象外となっていました。
また、今回、エポスカードを持っていなかったら、保険は効かなかったので、86,000円は2カ月で消えたことになります。
本当に、エポスカードを持っていてよかったです。
そういえば、詳細を伝えた後に、2時間の空白がありました。
その間に、なにがあったのだろう・・・。と少し考えました。
たぶん電話中に流れる「この音声はサービス向上のため録音させていただきます。」というガイダンスがあるのですが、その時に録音された内容を聞き直しているのだと思います。
それは、なぜかというと保険詐欺の常習犯がいるため、審査があるのだと思います。
本当は物を盗まれていないのに、携帯とパソコンなどをすべて盗まれたと警察に報告して書類を書いてもらうなどして、金額をだまし取る人もいなくないそうです。
カメラの物損でも、自分で破壊して保険を騙し取る人もいるみたいです。
イギリスでは、旅行保険詐欺が700万以上になり、申告制で保険を申告できるというのを狙ったがために、搾取されていたようです。
(ただ、盗難の場合は、大使館に必ず行く必要があり、犯行を受けたという履歴も全て記録されて大使館の報告として発信されます。)
物損の場合は、あまりにも回数が多かったりしたら疑われるのかもしれません。
私の場合、実物の発送の確認なども一切なかったです。
(そもそも、送ったところで、保険の窓口はカメラの専門家でないそうなので、わからないそうです。)
ただ、今回は初めての保険申請であったので、何も疑われることなくスムーズに対応して頂けたのかなと思いました。
これで何回も、パソコン壊れた、カメラ壊れたとかを繰り返していると、自分でわざと壊したのではないか?とチェックが厳しくなり、審査項目や物の配送などが要求されたり、保険詐欺の疑いで、ブラックリストなどにも入れられるのかもしれません。
最近、日本の空港で「日本からの出国のスタンプを押さないで通過できるシステム」があります。
ですが、私はこれは必ず押してもらっています。
なぜかというと、海外で、日本から出発したというスタンプがない場合「どこから来たの?」と疑われたりする可能性も0ではないからです。
それと、今回のパターンのように、保険の請求の時に「日本出発のスタンプが必要」となります。
他の代替えで証明することもできるかもしれないですが、面倒なことは増やしたくないので、とりあえず今後も「日本出発のスタンプは押しておいたほうがいい」と思いました。
エポスカード年会費無料だから、これでいいのかな・・・となんとなくモヤモヤしました。
エポスカードに感謝しかなかったです。
年会費無料なのに、約5万円を保証してくれて現金が戻ってたからです。
申し訳なかったので、とりあえずマルイで靴と服15万円分買いました。
それでカード手数料のマージンがエポスカードにも入るし、マルイさんの収入にもなるから、せめてできることはしないと・・・。
それと、できる限り、マルイで買い物と、エポスカードを引き落としに使うことを決めました。
私は年会費無料で自動付帯のカードを5枚持っています。
なので旅行中の3か月間は、怪我と病気は1,000万までの保証、死亡保障は1億が出ます。
無料のクレジットカードのみで、毎回お金を払って保険には入っていません。
保険料なんて何のために払うんだ。払うだけ無駄なんて思ってましたが、このように助けられると保険ってやっぱり必要なんだとなんて思ってしまいました。
今回お世話になったエポスカードは、年会費無料です。
それで、毎回海外旅行にかける保険料は0円なので、作っておいたほうがいいと思います。
色は、赤かシルバー。
結構よく見るのは、赤ですが、お好きなお色を選べます。
ほんと、エポスカードにお世話になりました。
上記リンクより、今回の保険をカバーしてくれた「エポスカード」の作成ができます。
さらに、新規入会の場合2000円分のエポスポイントをプレゼントされるキャンペーンまでしています。
年会費永久に無料なので、何もリスクなく保険をカバーしてくれる。
本当に、入会金や年会費無料でいいの?って思ってしまいます。
旅行の持ち物の準備なども大切ですが、海外旅行の保険を無料でカバーしてくれるので、持っていない場合は、作っておいて準備しておいたほうがいいカードとなっています。