私は、スペイン語検定4級、DELEB1(中級)の資格を持っており、現在スペイン語圏には2年半以上の滞在経験があります。
各国のスペイン語を聞き、毎日スペイン語を話してきました。
スペイン語圏であるラテンアメリカ、中南米の19カ国に行き、赤道ギニア人以外のスペイン語圏の国の人とは、各国の人とスペイン語を話した経験があります。
そういった経験から、各国のスペイン語の違いについてわかることがあります。
今回、日本人がスペイン語を勉強する場合、どこの国スペイン語を勉強すればいいのか?に着目してブログ記事を書いてみます。
スペイン語学習者の先輩からすると、私はまだまだ未熟で、恐れ多いのですが、私なりの意見について述べてみます。
私の結論は「自分が好きになった国」から学ぶべきだと思います。
それか、将来住みたい国のスペイン語を習うことがおすすめです。
また、本音をいうと、どこの国でも初歩の初歩のレベルだったら、発音を気にするレベルでもないので、どこでもいいのではと思う部分はあります。
あとから、その国に順応したスペイン語に慣れればいいと思うからです。
英語はネイティブから学びたいというように、スペイン語もスペイン人(ネイティブ)から学びたいという人も多いと思います。
しかし、スペイン語はカタカナ発音でそのまま読んでも通じるのと相手が言うことも理解できます。
スペイン語を学ぶためにスペイン人から学びたいという考えもある人はいると思いますが、中南米のラテンアメリカの人もほとんどの人が母国語がスペイン語なので、彼らもネイティブです。
民族の言葉や、その他の言語を話せる人もいますが、基本的には中南米の人はスペイン語が母国語です。
ただ、スペインの発音は、音を分けて発音するので、一応独特です。
独特というか、スペインのスペイン語は、1つの大きな違いがあるスペイン語です。
スペインのスペイン語は、c,z発音などがありますが、ラテンアメリカだと分けて発音しません。
スペイン、ラテンアメリカ、アルゼンチンとウルグアイ。
スペイン語は、大きく分けて考えることができます。
ラテンアメリカも各国でスペイン語の発音は違うのですが、スペインと(アルゼンチン、ウルグアイ)これらの国は特徴があるのでスペイン語が全然違います。
どのスペイン語を優先させるかは、そのスペイン語を習いたいかどうかだと思います。
用法や言い回し、発音、イントネーションは各国ごとで違います。
例えば、ジャガイモ。
1patata
2papa
車
1carro
2coche
スペイン、中米、南米などで各国の言い方の違いがあります。
ですが、この初歩の単語の違いぐらいであれば、だいたいスペイン語圏では通じます。
イメージでいうと、私は関東出身ですが、「おおきに」の意味がわかります。
ですが、関東では使いません。
ですが、その「ありがとう」という意味はわかります。
スペイン語圏でも、そういったイメージです。
自分はその単語を使わないけど、相手が言っていることはわかる。そういう感じです。
例えば、趣味は何ですか?
というのは国によっては、使う単語が違います。
pasatiempo、aficion、hobbyなどです。
また質問の意味は同じですが、¿que haces en tu tiempo libre?
(時間があるときは何をしていますか?)と聞く国や人もいます。
ですので、日本のインターネット上でスペイン語の質問や回答の文章を見るときに、このような文言が見られます。
「私はスペインのスペイン語を習ったので、メキシコのスペイン語はわからないのですが答えてみます。」
こういった書き込みは、スペイン語学習者は、各国の言い回しが違うことがわかっているので、前置きでよく書きかきます。
ですので、最初の結論の通り、自分が好きになった国、住みたい国のスペイン語を学んだほうがいい理由は、その国のスペイン語がその国で過ごすうえで一番適しているからです。
住みたい国の先生を選べば、学習する発音、言い回しがその国のスペイン語になっていきます。
私は関東出身です。
私は、バンドエイドを、ばんそこやバンドエイドと言います。
他の地域では「カットバン」や「サビオ」と言うそうですが、初めてそれを聞いたときは、そのような言い方を知りませんでした。
スペイン語も同じで、各国や地域ごとにスペイン語の単語や言い回しが異なります。
スペイン語圏の人同士でも全く分からない単語は多く存在しています。
ですので、スペイン語圏の人でさえも、「あの国の人とスペイン語を話しても、知らない単語が出てきて、わからないときがある。」と言われることもありますし、思っていることはあります。
ですが、基本的な会話は共通のスペイン語がほとんどなので意思の疎通は簡単にできますが、時々わからない表現や単語などがあると確認をしあって会話を進めます。
ただ、もちろん彼らはスペイン語のネイティブなので、自分は使わないけど、相手の言っている単語はわかる単語は多くあります。
例えば、私は、「おおきに」や「ほんま?」などの関西弁の意味は分かります。
ですが「めんこい」という北海道の方言を聞いた時は、意味を聞かないとわかりませんでした。
あとは、自分は言わないような言い回しとか言い方をスペイン語で話されるのですが、相手の話すスペイン語は理解できることが多々ありま。
例えば、私は関東の人間なので「言えないなぁ」と言います。
しかし、関西の地域によっては、「言えへんなぁ」とか「言いひんなぁ」といってました。
私は、関西の言い方をしませんが、意味は理解ができます。
私は「それなら」といいますが、関西は「ほんなら」といってました。
私は関西弁を使わないのですが、聞けば意味が理解できるのです。
なので、スペイン語の国ごとのと違いも、そんな感覚です。
ただ、基礎の単語は、微々たる言い回しのや単語の違いなので、基本的な会話はお互い理解できるのがほとんどです。
今の日本みたいに標準語がわかれば意思疎通ができるので、基本的にはどこの国からスペイン語を習ったとしても標準語を教えられると考えていいです。
これは、そんなに気にしなくていいと思います。
最初は、意識をしなければ誰でも日本語訛りのスペイン語になります。
生まれてから初めて言語を覚えるのであれば、その発音やイントネーションになると思うのですが、日本語を覚えてからだと日本語訛りのスペイン語になります。
どこの国のスペイン語でも聞き取りはできますし、意味は理解できるのですが、言い回しや表現方法が異なります。
私でもそれはわかるのですが、ネイティブの人もそれが完全にわかります。
スペイン語の表現や言い回しが違うのだけど、何が言いたいのかは伝わるし理解できるので特に慣れ次第なので、考えすぎなくていいと思います。
最初の結論通りなのですが、将来住む予定があるのであれば、その国のスペイン語を習うことがおすすめです。
メキシコ、グアテマラ、スペインなど、留学で有名な国はたくさんあります。
ですが、アルゼンチン、ウルグアイを除けば、それほど強い癖を持ったスペイン語にはならないです。
ただ、スペインのスペイン語も、音を分けて発音するので、スペインで生活していきたいのであれば、スペインのスペイン語を学んだほうが良いとは思います。
そして、その考えは、ウルグアイとアルゼンチンも同様です。
また、中南米で生活するのでであれば、どこの国でも良いとは思います。
初歩の初歩から始めれば、日本語訛りのスペイン語になるのと、どこの国でも通用するスペイン語の単語や用法をまずは学ぶことになります。
そのあと中級くらいになって、日常会話もしっかりできるようになったら、自分が話したいスペイン語の国の人と勉強して、その国のスペイン語に矯正していけばいいのではないかと思います。