スペイン語検定4級に合格しました。
どういったことを勉強すれば合格しやすいかを、単語と文法についてをまとめてみました。
接続法や文法の難易度、試験前に目指すスペイン語力について詳細を書いていきます。
実際に受けた時の試験問題形式や具体的な試験対策、下記にまとめてあります。
試験終わった後に、すぐ書き留めたので実際の試験形式と問題例になってます。
スペイン語検定4級のレベル。 試験対策の様々な準備。
4級の過去問は、接続法と命令形が中心の試験でした。
私が受けた実際の試験でもそうとも言えると思いました。
スペイン語検定4級は、検定側が「中級。簡単な日常会話ができ、文法を一通り終了」という説明をしております。
まさに、その通りの試験内容であり、ほぼ全ての文法が万遍なく出題されていました。
設問は、不規則動詞がほとんど。通常活用の動詞は2割くらいだと思いました。
ほとんどが、ひっかけ問題になっていて、よく考えないとミスにつながりやすい問ばかりです。
下記、具体的にどういう風な考えで、スペイン語検定4級に対策して勉強したか、するべきかを私なりに思ったことを書いてみます。
接続法の現在と現在完了は、出題されていました。
1問だけ独立文もあった覚えがあります。
ただ、レベルとしては初歩の初歩。
問題は ¡Ojalá (1.venga,2.vengo,3.venía) a verme hoy!ぐらいです。
接続法過去、接続法現在完了、接続法過去完了においては、出題されていたかもしれませんが、あったとしてもこれらからの文法から1問あるかないかぐらいだったと思います。
基本的には、スペイン語検定4級は「接続法」がメインの試験という言い方もできるのですが、どちらかというと接続法現在がメインと感じました。
接続法の初歩が試験範囲のように感じました。
大事なことは、接続法とは何かを理解しているか?という点が問われているようにも見えました。
ただ、試験範囲のスペイン語検定側の明確な提示は「人通りの文法を修了」としか案内がないです。
ですので、接続法の現在以外にも、接続法過去、接続法現在完了、接続法過去完了、仮定文なども勉強はしておくべきだと思います。
直説法の出題範囲は、全てです。
実際の問題は、バランスよく全て出題されている印象でした。
私は、教科書に書いてある全ての直接法と接続法の用法理解と全ての動詞変化の活用は暗記して試験を受けました。
(直説法と接続法の語尾ar,ir,erの動詞変化と不規則活用も代表的なものを中心に覚えておきました。)
実際のスペイン語検定4級の試験内容は、そんなに知らないような難しい単語は出てこないと思いました。
その基準は人によって違うとは思いますが、実際の試験は「本当に初歩の初歩の単語だけ」という印象でした。
具体的な出題されている単語のレベルで言うと、「CDブック これなら覚えられる! スペイン語単語帳」というオレンジの単語本くらいを覚えておけば充分くらいだとおもいました。
読み書きと意味とリスニングがしっかりできれば設問単語は8割~9割くらいわかると思います。
この本に出てくる1,500単語は、全てスペルの読み書きや意味はわかってました。
それと、他の教科書に出てきた知らない単語を調べたりして覚えていたので、私の当時の単語量は、おそらく2,000ぐらいだったと思います。
単語の例でいうと、comprar、escuchar、venir、olvidar、dormirくらいの優しさです。
難しいと思うような動詞は、活用や訳は全然出てこなくて驚きました。
ちなみに、単語を覚えるにしても、チーター、斧、花の菊とか、そういうテストに出なそうなのは、できるだけ後回しにしていました。
そういうのより、机、先生、音楽、授業、とか、日常生活で知っていて当たり前になっているような単語は集中的に間違えないように覚えていました。
「全文法の動詞変化が不規則も含め、正確に答えることができる。」
「文章を見て文法と時制を判断できている。」
「接続法の用法と動詞変化が理解できている。」
私は試験問題を見ていて、そういった内容がスペイン語検定4級の評価の対象と思えました。
それらを確認するためには難しい単語を使わなくても確認はできます。
ですので、実際の試験では簡単な単語だけしか出てこないのだと思いました。
スペイン語検定4級合格までに必要なレベルは、私はこのように感じました。
大前提としてあるのが、「全文法の用法を理解+全文法の時制に対する動詞変化が答えられる。(不規則動詞、不規則の現在分詞と過去分詞を含む)」ことです。
基礎のar,ir,er動詞と不規則活用動詞を、直説法と接続法の全ての文法にて動詞活用を答えることができる状態です。
そして、
「接続法の理解。(初歩が中心)」
+
「命令系」
+
「時制の一致。文を見て主節と従属節に適切な動詞を当てはめる。」
+
「初中級単語1,500~2,000くらいを暗記。(意味の理解とスペルが書ける)」
+
「初中級単語を利用した文章をリスニングで聞き取ることができる。」
これらのことができていれば、4級合格するので具体的に自分がどのように勉強していくかは見えてくると思います。
最低限勉強しておいたほうがいいところを上記で述べましたが、そのレベルに達すればスペイン語検定4級合格ラインにいけると思います。
そして、スペイン語で会話をしていきたいというのであれば、ここまでは必ず勉強しなければならないです。
なぜかというと、全文法の理解や活用がわかってないと、相手が話してくる時制も主語も意味もわからないですし、自分も言えないと会話が成り立たないからです。
あと、スペイン語検定4級は、問題数が33問しかないです。
(2017年6月の試験の問題数)
その限られた問題数の中、解答を正確に答える。
そのためには、スペイン語の基礎を確実に定着させる。
合格のコツはそこだと思います。
ですので、全文法の用法と動詞変化を勉強して、単語量を増やしていくしかないと思います。
スペイン語検定4級を合格するためにおすすめしたい教材。
自分で4級の過去問形式を体験したいのであれば、上記の本にて試験対策するのがおすすめです。
この本が一番一般的かつ定番の試験対策本になります。
この本も4級の受験会場でみんな手にして読んでいた本です。
4級の試験では、ほぼ確実に接続法の問題が出て来るので「接続法とは何か」がわかっていないと合格できません。
まずは接続法の基本、接続法の用法など、基礎の基礎を抑えるためには勉強しがいのある、オススメの本です。
4級合格にするにあたっては、この本はボリュームがあるので、全部の熟語や単語を覚えるというより、基礎の基礎の接続法の単語や用法を確実に押さえておくことが合格への近道です。
今後のスペイン語の勉強において接続法を極めていけるので、会話のバリュエーションも出せます。
持っておいて損のない良書です。
この本は、特におすすめできます。
なぜかというと、スペイン語検定は少ない問題数で確実な基礎が身についているかが試されている試験だからです。
その試験内容は「ひっかけ問題」「ミスを誘発する問題」ばかりなのです。
それに対策ができるのが、加藤伸吾さんが書いた、この本。
痒い所に手が届くという部分もありますが、合格するために基礎の基礎の徹底的に定着させて、試験を合格に導くために一番適した問題集です。
なぜ、この本がとてもおすすめできるかというと、理解をさせるために重視したスペイン語の文法書などは数多くあるのですが、問題集、練習問題ドリルみたいな良書ってあまりないのです。
それができるのが、この本なのです。
おそらく手に取って内容を見て頂くと「なるほどね、こりゃ試験対策や基礎定着の練習問題集として便利だし勉強になるわ」と納得して頂けるような内容です。
試験慣れも大事なのですが、スペイン語の慣れと定着をさせてくれる本です。
色々と試験対策本などがありますけど、とりあえずいま説明した3つの本さえ持っておけば、4級対策は大丈夫ですし、
合格できます。
あとは、6級~4級にかけて基礎の基礎を学べるこの単語帳。
スペイン語の単語帳は、いろいろありますけど、この本はずっとアマゾンでベストセラー1位なので鉄板の本です。
キクタンやその他の単語本もありますけど、私はこのオレンジ以外の単語帳は使わないで4級合格まで大丈夫でした。
文法書については、はっきりいってどれでもいいとは思います。
あとは、徹底的に調べて学びたい方は辞書くらいです。
現行で、しっかりとしたスペイン語の辞書はこの辞書くらいしかないです。
読んで頂きましてありがとうございました。
実際に受けた時の試験問題形式や具体的な試験対策は、下記にまとめました。
スペイン語検定4級合格。実際の試験内容詳細と合格に近づくコツ。
スペイン語学習者、全ての方を心から応援しています。
このブログ内容が、検定合格につながったら、嬉しいです。
スペイン語が話せなくて未経験でも働いてみたい方!そんな方に、中南米で実際に働くための、具体的な方法を実体験で書いてみました。https://ito-ryokou.com/work-latinamerica/