Wikipediaを読むと麻薬戦争で「治安が悪化」していると書いてあります。
地球の歩き方にはモレリアの「治安は良い」と書いてあります。
その答えはどっちなのか?
実際に現地に行き、現地メキシコ人に治安を聞いてみました。
ホテルのスタッフ2名、現地のレストランの店員さん、現地の高校生、大学生グループ、uber運転手7名の計15名ほどから治安を聞きました。
この記事は、ミチョアカン州のモレ―リアの観光を考えている人、モレ―リアの治安を知りたい方向けの記事で、どういう考え方で、どういう風に過ごせば治安による問題を防げるかを書いて行きます。
モレリアの観光エリアから離れた場所には、麻薬カルテルの人もいるそうなのですが、観光エリア内であれば問題ないそうです。
治安を考えるときにネットの情報だけを見ると「モレ―リアの治安が悪い。危険。とか麻薬カルテル」があるとか、Wikpediaの情報をそのまま写すとそういう治安情報になると思うのですが、実際に現地のメキシコ人から話を聞いてみると、答えは全く異なりました。
ギャングや麻薬カルテルと聞くとメキシコ観光が怖く感じます。
しかし、観光客が行くエリア、上記モレリアの地図のエリア内で過ごす分には特に問題は起きにくいと現地の人の話を聞いていたり、自分で感じても思いました。
ちなみに、地球の歩き方のマップ内も問題ないです。
麻薬カルテルエリアや貧困層が集まるエリアではないです。
「ミチョアカン州の治安」で考えれば、麻薬カルテルもある都市もあります。
しかし、ミチョアカン州は広いので、色々な都市や街があります。
モレ―リアを観光をするという点においては、上記のマップ内であれば、別に関係ないです。
uber(タクシー)の運転手が、他のミチョアカンのとある都市では治安が悪くて、泥棒などの犯罪や死体が転がっているのを、実際何度か見たことがあるという人はいました。
でも、そういう治安の悪い都市が嫌で、治安が良いモレーリアの観光地区にuberの拠点を移したと言っていたぐらいなので、モレーリアの治安状況はそういう状態だと思います。
首絞め強盗などは起こることはある。
しかし、だいたいのどこのメキシコの地域も同じだと思います。
なので、モレリアでそういうことがあったからといって、驚く必要も怖がる必要はないです。
もちろん用心は必要ですが、メキシコや中南米に住んでいる日本人の方にとっては、そんな1件で断片的に治安を判断していないと思いますし、特に珍しいことでもないと思います。
日本でも、殺人や強盗は発生していますし、メキシコでそういう事件を聞いても、住んでいる人はそんなに気にもしない人がほとんどだと思います。
(自分の住んでいるコミュニティーで頻発したら話は別になります。)
例えば、東京で強盗や発砲事件起きても、東京は治安が悪くて行けない、住めないなどと言う人はいないと思います。
それは、そういう事件が起きたのが新宿区だとしても、自分が世田谷区にいれば関係ないとわかっているからです。
そして、日ごろから危機管理をしており、東京でも危ないと思われる街、街の中でも危なそうな場所に行かない、そして自分と関係ないように過ごしているから何事もなく生活している人が多くいます。
モレ―リアのカテドラル周りは、夜でも人が多く食事を楽しんでいる人が多くいます。
こういう時は、置き引きに注意。
ホームレス、不審者がいなくもないので狙ってくる可能性はあります。
ただ、これらの犯罪は、別にモレ―リアだけで起こるわけではないです。
中南米やメキシコでは置き引きを気をつけて当たり前のことだと思いますので、治安対策をしてのメキシコや中南米を過ごす感覚を持っていれば無関係だと思います。
あとは、暗い道に行かない、人気のない道に行かないなどの、基本的な治安対策を守っていれば、さらに被害に遭う確率は下がると思います。
治安が良いか悪いかというのは、目に見えるものでなくて、やられる時は一瞬なので本当は何とも言えません。
ですが、現地人が話すモレ―リアの印象としては、治安の悪い都市ではなく、普通に気をつけていれば、問題なく過ごせる街と言う印象です。
ホテルの人には、夜は12時前には人がいなくなるから、10時くらいまでには帰ってきなさいと言われるくらいの街です。
しかし、そう現地人に言われてもやはり私たちの見た目はアジア系の方が多いと思います。
なので、ただ、私は夕食を済ませて20時前にはホテルに戻ってました。
モレ―リアは、アジア人が目立つ傾向はあるので、女性であれば夜はカテドラルの周りの人通りが多い、明るい場所のレストランで夕食を楽しむ程度にしてほしいと思う部分はあります。
ただ、夜でもマップのエリア内だったら夜景も撮れるくらいの余裕をもてる雰囲気がある街です。
100%安全に過ごしたいなら、昼だけの観光にすれば良いと思います。
ですが、少なからず、「夜は一歩も歩けないような治安が悪いと言われるような都市にはモレ―リアはメキシコの中で選ばれていない」です。
カテドラル周りにホテルをとって、昼はコーヒーを飲み、ケーキを食べてゆっくり過ごす。
夜はご飯やお酒を楽しめますし、夜も穏やかな中にも賑やかな感じもあります。
コロニカルな街並みにカフェやバーなどもありとても落ち着いて楽しめる街です。
おそらくメキシコや中南米駐在の方、旅行好きの方でスペイン語が話せる方は、現地の治安情報を明確につかむことができると思います。
私はかなり下手くそスペイン語・・・ですが、一応、私の全ての旅行記は、スペイン語だけで過ごし、スペイン語で現地の人から情報を仕入れたブログ内容となっています。
ですので、スペイン語で現地の人から治安を聞けば、実際にモレ―リア来た時に、ギャングや麻薬カルテルの話なんて聞かないですし、事件と自分とは無関係であることがわかり、普通に過ごせるということがよくわかると思います。
私は、モレ―リアは「麻薬カルテル」「治安悪化」などの文を見たので、特に念入りに治安を聞きました。
現地の人に15名ほどに聞いたので、おそらく読んでいただいている方が旅行でモレリアに伺われた際も、現地人に治安を聞いたら私と同じ回答が返ってくると思います。
現地のメキシコ人にスペイン語で情報を仕入れることができないと、イメージでしか治安は捉えられないです。
現地で英語を話したところで、治安は「ノーグッド。グッド」ぐらいでしか答えてきませんし、スペイン語で情報を収集しないと、様々な答えが見えないのはメキシコや中南米に駐在の人は重々存じあげていることと思います。
また、恐らくメキシコや中南米で生活をしていて治安についてはこういう考えをお考えの人も多いと思います。
「治安は国や都市によって違う。都市の中でも地域によって治安が違う。地区の中でも危険なエリアの把握をし、そこに行く必要なんてなくて、安全なエリアで過ごしていれば強盗や窃盗などの事件とは無関係で過ごせる確率が高い」
(何か起きたら、運が悪かった。それだけ。)
そういう考えを私は、少なからず持ってます。
なので、頭の中で、そういうメキシコや中南米で住む感覚や、過ごし方がわかる人にとっては、治安対策もしっかりとしていて行動も気をつけて用心しているので、モレリアの観光で何か問題が起こる可能性は限りなく低いと思います。
そして、もしもスペイン語が話せなくてモレリア旅行をしたいと検討している方も「治安対策をしっかりとして、危険な場所に行かずに安全な場所だけで過ごす」ということを守れば、モレリアでも恐怖心や不安を過度に持つ必要もないです。
多くの観光客が色々なメキシコの都市を楽しんでもらえるのであれば、これ以上嬉しいことはないです。
モレ―リアは、サンミゲルデアジェンデやグアナファトのような完全な観光都市ではないですが、おなじようにコロニカルな建物や雰囲気を味わえるおもしろい都市だと思います。
モレ―リアの滞在が良き時間になることを、心から願っております。