チケコミでモッピーポイントを得て、ヤフオクで売る。
無リスクで月額に数万円稼げる方法という情報を知り、興味がありました。
こういう数字のマネーゲーム的なのは、マイルだけで自分は旅行しているので大好物です。
2019年に発表された内容であったので、2020年も有効なのか検証してみました。
簡単に説明します。
①モッピーの携帯版にて、アプリの月額会員に登録。
②その支払いをすると、モッピーのポイントがもらえる。
③限度額の10万円近辺まで仕入れる。
④ヤフオクでモッピーのポイントを売る。
単純にですが、安く仕入れて高く売るという考えです。
モッピーポイントは、譲渡できるので仕入れたらヤフオクで売るという手順です。
では、仕入れ値、販売価格相場など、2020年3月現在でこの取引をやったら利益が出るのかを徹底解析したので、紹介していきます。
2019年の情報について。
まず、10,800円で9,200モッピーポイントを仕入れることができたそうです。
ここでの価格は税込みだったようなので、10,800÷9,200=1.176円で1モッピーポイントが買えた計算になります。
そして、ヤフオクにて1.485円で1モッピーポイントが売れたそうです。
携帯1台で月10万円まで仕入れることができるので、月に限度額まで仕入れることができたとして算出します。
仕入れ額100,000÷1マイル単価1.176=85,034ポイント
つまり、モッピーポイントは、最大1ヶ月で85,034ポイントの購入が限度でできるとします。
それを、1.485円で売ります。
販売価格の設定は、85,034×1.485=126,275円
この値段で全て売れたとします。
ここからヤフオクの手数料10%を計算すると、126,275×0.1=12,627
(ヤフオクは、販売価格から10%の手数料が取られます。)
利益の計算は、販売価格126,275-ヤフオク手数料12,627-仕入れ値100,000=13,648円
これであれば、過去でしたら計算上は、13,648円の利益が出ます。
このヤフオク手数料10%を引かなければ、24,000円くらいになりますが、それでは全く利益計算にはなりません。
ヤフオク手数料を引けば、確かに13,648円であれば利益はでます。
2019年に出された数字であれば、利益は出ると計算はできました。
しかし、過去に発信されていた、情報の全てが正しいのであればです。
では、2020年も同じことができるので、下記にてやってみます。
①「2019年の仕入れ値は1マイルで1.176円であり、1マイル1.485円で販売が可能だった。という仮定がある。」
(この1.485で売れていたという確証は、ないので参考程度にしてください。)
②「2019年は、チケコミの価格が税込み表示。だった。」 (らしい。誰か知っている方いたら教えてほしいです。本当に、2019年は税込み表示だったのか、それとも税抜き表示だったのか。)
まず、2020年のヤフオクでの相場を知る。
2020年にチケコミの仕入れ値を知る前に、まずは販売価格の相場を調べてみました。
ヤフオクでここ数か月の、モッピーポイントの落札履歴を見てみます。
モッピーポイントの販売価格の、2020年の大体の相場です。
相場というのは落札価格の平均です。
1ポイントあたりの単価を大体算出してみました。
下記が、2020年の相場観です。
最安値近辺:1ポイント1.3円での販売。
1,000ポイントの場合、1,300円で販売するということです。
1ポイント、1.28円などで売っている人もいますが、最安値近辺という表現にしました。
一番多い販売価格:1ポイント1.35円での販売。
このくらいだったら、まだ売れる値段帯です。
売れなくなってくる値段帯:1ポイント1.4円
これ以上の単価になると、ほぼ買われなくなっています。
ヤフオクでスムーズに売れる値段は、1ポイントあたり1.3円
平均的な相場が1.35円
売れ行きが悪くなるのが1.4円。
ほぼ売れない値段が、1.4円を上回る値段になります。
しかし、2020年の現状としては1.4円以上だと売れなくなるというのが相場感です。
では、続いて現状としてモッピーで仕入れをしてみていくらあたりの利益がでるのかを計算してみます。
モッピーで2020年現在の仕入れられる値段
チケコミを仕入れて、ヤフオクで売ればいいということです。
計算式ですが、30,000÷25,500=1.176
最初に覚えいてほしいことと書きましたが、2019年は1マイル「1.176円」で仕入れることができると書きました。
このとき思ったのは「2019年も2020年も仕入れ値が変わってない」ということです。
これなら2020年も利益を出せるのでは?と最初は思いました。
しかし、重要な伝達事項があります。
実は、チケコミは、販売価格に消費税がかかるのです。
チケコミの公式HPに、表示価格は税抜きであり、決済時に税込み価格が出ますとしっかり書いてあります。
つまり、30,000×1.1÷25,500=1.29411765円
訳1.29円で仕入れが可能であるということです。
ほぼ、1.3円です。
チケコミは、表示価格に消費税かかるので、そうやって計算しないと数字がおかしくなります。
そして、もちろんですがヤフオクの手数料も引いて計算をしなければなりません。
また、売れる価格を知ることと、ポイントを売り切る必要があります。
仕入れ値は、現状約1.3円です。
しかも、この仕入れ値というのは、チケコミで仕入れた時の最安値での仕入れ値です。
チケコミで一番還元率がいいものだけを今回紹介したので、10万の仕入れを取る際はでなく、チケコミの仕入れ値が1ポイント当たり1.4円などもあります。
ですので、全部仕入れた平均を出すと1.32円-1.35円くらいになってしまうことも考えられます。
2020年の仕入れ価格と販売相場がわかったので、利益を計算してみる。
月額の限界額10万円分を仕入れてみたとして、いくらヤフオクで2020年の現状で利益が出るのかを計算してみます。
1.29円で仕入れが取れるということは、12万9000円仕入れをとれば、10万ポイントが手に入ります。
(最安値で全ポイントを仕入れられたとして、1.29にします。)
ということは、100,000÷1.29=77,519ポイントが1ヶ月の支払い限度額10万円以内にて、最大に仕入れることができる限度のポイント額です。
(実際は、10万円ぴったりの仕入れはとれないので、仮定です)
その77,519ポイントを、ヤフオクで2020年に売れる相場の最高値1.4円の価格で全て売ってみましょう。
そうすると、77,519×1.4=108.526円の売り上げ(販売価格)になります。
そこからヤフオクの手数料を10%算出します。
108,526×0.1=10,852円。
最終的な計算は、
販売価格108,526-ヤフオク手数料10,852-仕入れ値100,000
この結果が利益になります。
その利益額は、ー2326円です。
そう、つまり2020年の現状、モッピーポイントをヤフオクで売れる最高値で売ったとしても、利益は出ません。
むしろ、マイナスになるので、やるだけ時間もお金も損するのです。
では、なぜ月に数万円儲かるなどの情報があるのか?
理由は3点あります。
2020年は、モッピーポイントがヤフオクで1.3円-1.4円が相場です。
ですが、2019はモッピーポイントが最低でも1.485円でも売れていたそうです。
ただ、今回の話においては、これはあまり大きすぎるは、影響ないです。
例えば、現在1.485円で売れたとして計算をした場合は、
77,519×1.4=115.115円
ヤフオクの手数料を10%。
11,511×0.1=11,511円。
最終的な計算は、
販売価格115.115-ヤフオク手数料11,511-仕入れ値100,000=3,604円
1.485円で販売ができたら、3,604円の利益は出ます。
ただ、多くの人が1ポイント1.3円で出しているのが2020年なので、ヤフオクで現状1.485円に設定しても、まず売れない相場で、出品しても誰も買ってもらえないと考えられます。
現状、プレミアム会員であれば販売価格に対して8.8%の手数料ですが、非会員だと10%です。
全て、チケコミの表示価格を税抜きで計算していれば、それは利益は出ます。
ですが、現実問題として、税込みにして計算しないと全く計算する上では意味がないです。
2020年は、チケコミの表示価格は税抜きで表示されています。
例えば、30000円コースと書いてあるものは、税抜き表示なので、実際の支払いは消費税込みで33,000円です。
2019年は、その場合30,000円が税込みだった、そうです。
そのとき、私はやってなかったのでわからないのですが、実は2019年もチケコミは税抜き表示だったのでは・・・?と思うのです。
つまり、2019年も、30,000円コースの支払いは、33,000円の支払いだったということです。
というのも、実は月初の大量ポイントというのが2017年にあったときも、1:1でポイントが買えると言っても、モッピーでの表示は税抜きで、税込みの支払いはまた別の金額になるという状態だったからです。
つまり、2019年と2020年の仕入れ値は、「1.176円」であるのが変わってないのでは?と推測できます。
(知っている方いたら教えてください。)
これ以上話すと、大人の事情があるので書かないのですが、そもそも2020年と2019年は状況が変わっていなかったのでは?と思う部分があります。
携帯アプリの月初にやっていた、モッピーポイントを1:1の還元率+税で仕入れ可能という案件においては、還元率と売価を考えれば、利益は出ると考えられます。
2019年、そのときにやってなかったのでわからないのですが、計算してみると、実際にどんなに高くみつもっても、税込み表示だったのであれば、自分が出した13,648円になります。
(2019年の仕入れ価格が、税込み価格で1.176円で買えていた場合)
2020年は、表示価格は税抜きになってますので、税込みで計算しないと仕入れ値が異なり、さらにヤフオク手数料を引いて、販売価格の相場を把握して設定しないと、全然違う結果になります。
やるだけやってマイナスになるんだったらやる意味ないです。
2019年に、もし提示されていた価格が税抜き価格であって、2020年と同じように税込みに価格が変わって請求されていたのであったとするとします。
その場合は、現在の2020年の状況と同じように、全く利益が出てなくて、むしろお金が減っていて時間を無駄にした状態になっています。
では、なぜ1.3円で販売している人がいるのか?
今読んでいて、2020年に仕入れが1.29円-1.35円くらいで手数料ひけばマイナスになるのに、なぜ現状でも1.3円でもヤフオクで売っているの?
と疑問に思う方もいると思います。
その理由は、2つがあります。
過去は1円で1ポイント-1.1くらいを月初の高額案件として仕入れられた時があったので、それで仕入れをしていたとしたら、現状でも1ポイント1円で仕入れたものを1.3円で売れば利益はでます。
ですので、過去に安く仕入れることができたポイントを、相場に合わせて売っているのです。
現状でチケコミで仕入れたら、仕入れ値が高くなってマイナスになるので、その仕入れを売っているわけではないです。
現状、1.3円以下で仕入れられたポイントを持っている人たちも多くいるのです。
例えば、モッピーには、クレジットカードを作ればモッピーポイントがもらえるという案件があります。
ですので、そういう案件でモッピーポイントをリスクと支出なしで大量に仕入れることができている人もいます。
年会費無料のカードを作って、20,000モッピーポイントを貰えるなどもあるので、支出は0です。
つまり仕入れ値0円で20,000モッピーポイントが手に入ります。
その20,000ポイントを手に入れた後、それを銀行口座に現金20,000円として振り込みすることをモッピーではできます。
ただ、モッピーのポイントは、1ポイント1.3円-1.4円でヤフオクで売れることを知っている人は、その2万円を1.4円で売ることで28,000円にするのです。
ヤフオク手数料10%(2,800円)を引いたとしても、利益は5,600円になるので、20,000+5,600=25,600円。
モッピーポイントの20,000円分をそのまま現金にするより、ヤフオクで売って25,600円の現金にしたほうが、それはお得ですよね。
つまり、モッピーで仕入れられるポイントを更に金額を大きくできるのがヤフオクでの販売なのです。
ただ、前述のとおり、仕入れ値が1ポイント1.29の現状では、ほぼ儲かりません。
また、1年前は、モッピーポイントが1ポイント1円で仕入れることができる月初の高額案件というのがありました。
そういうことなので、1ポイント1円で仕入れて、1.3円で売れば、儲かるのはヤフオク手数料を引いても可能でした。
ですが、2020年の現状としては、1.29円-1.3円で仕入れて1.3円-1.4円で売り、ヤフオク手数料を差し引くと利益が出ないでマイナスとなるのです。
1ポイント1円以下で仕入れられる案件があるのであれば、儲けはでますが、現状そういう案件もあるのですが、1度きりであったり、ポイント給付数が少なすぎてマネーゲームとしてはうま味がないです。
結論
儲かる方法とか色々ありますけど、2020年現状はチケコミ仕入れでヤフオク販売は儲からないです。
というか、むしろマイナスになるので還元率が変わらない限りはやらないほうがいいです。
また、電卓をたたいて計算ができないと「儲かります!」という情報に惑わされたりして、結局マイナスになってしまうので注意が必要です。
仕入れ値から計算して、販売価格設定、利益などを計算しないでなんとなくやっていたり、収益の記録を付けていないと「月に数万円儲かるみたいだからやってみよう」ということで、何となくやってしまうこともあると思います。
そして、実際に収益の計算をつけてみて、最後に売り切ったときに「マイナスになってる・・・」と気づくはずです。
むしろ、利益計算してない人は、自分の収益がマイナスになっているのも気づかずに、時間とお金を失っていることになります。
そして、今回電卓をたたいた通りなのですが、現状のチケコミ仕入れ値では利益を出せません。
しかし、状況が変わって1ポイントあたりの仕入れ値が、販売価格の値段とヤフオクの手数料の引いた値段を上回れば、もちろん利益は出ます。
ただ、現状としては、クレジットカード案件などので1ポイント0円で仕入れられるものや、1ポイント1円以下で仕入れられれる条件が揃わない限り、チケコミで1.3円近辺で仕入れをしている場合は、収益はマイナスです。
色々と状況は変わりますし、仕入れ値とかも電卓叩いて考えてみれば、また簡単に稼げるような案件も出て来るとは思います。
ですが、これが、いまの2020年のチケコミ仕入れの現状でした。
最後にお伝えしたいこと。
よく一般的に聞くと思いますが、儲かる話というのは、基本的に人にいいませんし公開されません。
そして、儲かる話が公開されたとき、人に知られたときというのは、もうすでに終わった話なのです。
そんなに簡単に利益が出せるほど、このポイント業界は甘くないと思います。
ですが、こういうことができた瞬間があって、そういうときに一気にお金を投資して儲ける人は儲けることができた人がいるのは事実です。
しかし、会社は利益を上げるのが企業として当たり前のことであり、利益があがらなくて意味のないことする必要はないのです。
もしも客側が儲かって、会社に損が出るようなことがあるのであれば、将来の投資や集客などの会社側の意図がない限りは、制度の改悪をして一気に制限をかけますし、お客の儲けより自分の企業に利益がでるように変更を即座にします。
ポイントサイトは、私たちが思っている以上に利益を電卓でたたいて計算しているでしょう。
そして、最初に書いた通り、2019年も実はチケコミだめだったんじゃないかなぁ・・・と思います。
というのも、実は2020年と一緒で仕入れ値は、税抜き表示で1.176円で仕入れられなかったのでは?と思うのです。
この話に限ったことではないですが、情報というのは常に変わっていきますし、その発信された情報が事実であるかどうかというのは「自分で確認」をしない限り、わかりません
お金儲けだけでなく、テレビの内容、CM、メディアから発信される情報、ブログの内容には、全て書いている人の意図が裏にあるので、それを読み取れる能力が必要と思います。
ただ、こういうことを考えるのが好きなので、色々書いてみましたが、もうダメですね・・・この案件は。
現状として、言えることは、儲かる話というのは、広まったらもうおしまいということなのです。
そして、いつかは「改悪」を迎えることになるでしょう・・・。
本当に儲かる話は、そもそも言いませんし、ネットにも書かないでしょう。
なぜなら、こういう情報のように広まった時点で常に儲からない話になることが想像できるのです。
また、会社側も自分たちが損になる様な計算にならないように、こういうことをするまえには電卓をたたいて計算します。
「儲かる」「月額数万円稼げる」などと聞くと、一見説明されたことを鵜呑みにしてやってしまいそうですが、自分で検証したり電卓で計算して、収支をつけないと、実は時間とお金を失っていることになるのです。
過去が儲かったというのは、チケコミの仕入れが税抜きだったら、1ポイント1円で買える高額案件があるというのであれば、それは儲かることは計算上合っていると思います。
ただ、2020年は、現状儲からないというのが、数字上でも結果が出ました。
過去に儲かる案件に気づいた時には、一気に稼げるだけ稼いで勝負して投資する。
それに早く気づけて行動ができる人は、ラッキーですしお金稼ぎが上手だと思います。