南米のパラグアイ。
パラグアイ移住を考える方、生活をするために仕事を探している方もいると思います。
恋人や家族がパラグアイ出身だったり、何かしらパラグアイに縁がある方で移住に興味ある方向けに書いてみます。
実際に、パラグアイで過ごしてみて、様々な日本人と交流してきました。
その際、どのような仕事があるのか、そしてどうやって仕事を得るのかを考えてみました。
また、様々なパラグアイについての考えや状況を書いてみます。
パラグアイに日本人っているの?
パラグアイにいたってはですが、普通にいます。
ブラジル、ペルーの次ぐらい、パラグアイは日本人の南米移民の歴史のある国です。
南米ではサンパウロが最も大きい日系コミュニティです。
次がペルー。
パラグアイは、ボリビアと同じくらい、各地区に日系ネットワークがあります。
得に「イグアス移住地」にいまでも多くの日本人が住んでいます。
(多くと言っても地区は、かなり狭いです)
イグアス移住地の方々は、戦時の影響によって日本語教育が禁止されていた世代ではないので、現状でもほぼ全員ネイティブレベルに日本語が話せます。
日本に住んでいて成人になってから、パラグアイに移住した方々がほとんどですので、日本語がネイティブの50代~60代の方々がいらっしゃいます。
ご両親が日本人でネイティブで家族内にて日本語で会話するので、子供の世代でもネイティブに日本語が話せます。(すでに20代~30代)
それが南米の日系コミュニティにおいて、パラグアイの最大の特徴です。
パラグアイで生まれ育った日本人の方は、一番下の世代でも日本語がネイティブレベルなので、パラグアイでの次の世代の日系移民は、必ず日本語が話せる状態が引き継がれる状態です。
また、ブラジルにいる日系の方は、いま80代以上の方であれば、子供の時や成人してからブラジルに移った方もいるので日本語がネイティブに話せます。
ですが、ブラジルにいるいまの20代以下の方は、親の40代、50台が日本語が片言、もしくは話せないので、日本語が全く話せません。
それはブラジルでは日本語を使う必要がなく、ポルトガル語のみで生きれるからです。
また、ブラジルやペルー、ボリビアにおいては、第2次世界大戦中日本が敵対国でした。
ですので、日本人方は日本語教育禁止にて、日本語が話せなくなってしまいました。
(一部地域、戦時中でも日本語・日本文化を伝承するために、日本語教育が秘密で学校などが開催されていたため、特にボリビアの地方だと、日本語を引き継いでネイティブの日系人の方はいます。)
イグアス移住地では、日本人の方の子供から大学生の方まで、本当にスペイン語と日本語が完璧に話せます。
ちなみに、首都アスンシオン、シウダーデルエステに通っている日本人の方も、スペイン語がネイティブ、日本語ネイティブ、見た目完全に日本人です。
パラグアイには、イグアス移住地出身の方もいれば、アスンシオン出身の方も多くいます。
パラグアイにはどこに、どのような仕事があるの?
基本的には、首都アスンシオンかイグアス移住地が職場になります。
アスンシオンであれば、電機などのインフラ関係の仕事、商社などの仕事は存在してます。
JICA、海外青年協力隊などの滞在でいる方もいます。
地方都市では、インフラ開発などの仕事もあることはあります。
イグアス移住地においては、ここは完全に日本人のコミュニティなので、何か足らない仕事があればお手伝いをすることができます。
畑仕事であったり、スペイン語や日本語教師のお手伝い、学校で各教科の先生になるなど。
人によって医療関係など、その生活において必要である仕事が空いていれば、働けはします。
首都アスンシオンとイグアス移住地ってどんなところ?
南米の中では、もっとも繁栄していないです。
一番繁栄してない。
どう娯楽を見つけて、どのように楽しんでいるんだろう・・・と疑問になるような首都です。
実際、パラグアイ人の友達にも南米で話しますが、パラグアイは何もなくて刺激も何もないから、他の南米に移住や仕事で移り住む人が多いそうです。
説明のしようがないほど、何もないです。
何もないのもそうなのと、栄えてないです。
現地人も観光客も、現地に住んでいた日本人も「何もない。」というのが感想です。
これ、馬鹿にしたり貶しているわけでなくて、本当に何もないんです。
デパートの1つくらい大きいのありますが、、、これといって、生活の楽しみや娯楽、テーマパーク、本当に楽しみはどこになるのか・・・と不思議になります。
イグアス移住地は、住人の人も言っていますが、ど田舎です。
しかし、農協があるので、日本の食品も買えます。
ここは、日本語だけで生活できるのが最大の特徴です。
田舎の生活が楽しめる、ゆったりできるという部分もあるので、おすすめもできます。
パラグアイに移住する意味
よほど、大きな理由がない限りは、する理由が見つけられないかと思います。
パラグアイ人と結婚してパラグアイに移住するとか、家族がパラグアイ出身で一家で移り住む、またはパラグアイの日系コミュニティ出身で戻るとか。
パラグアイに着て、イグアス移住地の居心地が気に入って、そこで働きたい!という意欲を持つ方もいて、実際に働かれている方もいます。
ですので、合うか合わないか。
それと、理由があるか、だと思います。
実際、日本の田舎で、家賃も安いし、日本食もおいしいですし、日本食材も安く手に入る。
インフラも、電気、水も整ってます。娯楽もなんだってある。物も簡単にネット通販で手に入るし、最新のものがなんでもある。
これをパラグアイと比較したら、快適さ・便利さに、大きすぎる差があります。
また、治安においても、イグアスは、ブラジル人移住地が傍にあったり、治安は安定してますが、日本より安全かというと、やはりパラグアイの中にある地区なので、何かが起こらないというわけではないです。
移住する意味や価値は、その人自身のものさしになるので、それは行く前に考えるより、行った後、感じた通りに決めるべきと思います。文字見てても、答えは出ないと思いますし、行ったら全然考え方が、変わることが多々あります。
パラグアイでどうやって仕事を得るの?
現地のアスンシオン、イグアス移住地にいって日本人の方と交流する。
それが、一番仕事を得るための行動として、早いと思います。
首都アスンシオンには、ホテル内山田さん内に併設された日本人経営のレストランなどもあります。
ここにいけば、たくさんの日本人の方が食事をしています。
また、アスンシオン市内でも結構移動範囲は限られてます。
アスンシオンは首都ですので、大学ももちろんあります。
日本人の学生が、パラグアイの学生の方とカフェでお茶してたりするので、交流の機会もたくさんあります。
パラグアイは、イグアス移住地という日本語が通じる場所があるので、本気なら行ってみていろいろな人に相談してみるのが良いです。
特にイグアス移住地には、有名な日本人宿が3つあります。
ペンション園田
福岡旅館
民宿小林
どの宿も素晴らしく、ここで生活してきた日本人の方がホテルを経営しています。
ホームステイのような感じで、距離が近くてなんでも話せるので、本気でパラグアイ移住をしたくて、パラグアイのことを知るために現地に行くには、必ず行くべきホテルです。
また、イグアス現地では、パラグアイの日本人の移民の歴史が学べる資料館がありますので、歴史を学ぶ機会も持てます。
園田館長にお願いして見せていただく形になるのと、園田さんとお話しするのもとてもいい機会になります。
現地で行動するしかない。かも。
パラグアイや中南米就職するにあたり、求人がない限り、希望の国にて就職をするという機会すら持てないです。
日本の海外向けの就職サイトに登録して待ってみるのもいいと思いますが、パラグアイは、南米の中だと、ボリビアと同じくらい、仕事の求人はないと思います。
メキシコが一番あって、次にブラジルですが、南米の就職ってなかなかないです。
実際に探してみるとわかると思うのですが、日本人向けの海外就職の求人数が少ないです。
それと希望の国の求人が見つからないことも多いです。
あまりパラグアイにおいての、就職には期待できないかもしれませんが、就職系サイトは登録しておいてもいいかとはおもいます。
その国に求人があることをまず知ることができます。
その国でどうしても働きたいときに、存在している職種と条件さえわかれば、日本で何の勉強をして努力をし続ければ、現地でその仕事の採用を得る準備ができます。
何でもそうですが、きっかけや知ることがないと、準備もするべきことに焦点をあてられません。
まずは、海外就職や転職にするにあたって、日本にいる場合が多いと思います。
ただ、結論としては、パラグアイは、あまりにもニッチな就職網となってしまうので、現地にいって仕事ないですか? 本気で住みたいです。という意思を示したほうが見つかりやすいと思います。
特に、イグアス移住地は、若い人がアスンシオンやシウダーデルエステの大学に行ってしまったり、欧州の大学や就職をする方もいますので、若い力や、様々な職種を求めている場合があります。
最後に
以上がパラグアイや中南米で就職する方法でした。
南米の日本人社会においては、まず現地に足を運んでみて、現地の日本人コミュニティに参加して話をそのときに聞いてみるというのが一番だと思います。
イグアス移住地は、日本語、通じますので、語学の面でも問題はないです。
現地の就職は、かなりアナログに動いているので、インターネット通じての求人というより、現地の人が働かない?みたいなノリのほうが圧倒的に多いのです。
ですので、まずパラグアイに行ってみれば、チャンスを掴める可能性が高いです。