中南米の治安対策。偽物でなく、本物のクレカと現金、携帯を持つ。

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中南米、特にブラジルでは、財布を2つ所持し、強盗に遭った際はもう1つの財布を強盗に渡すことは有名な治安対策方法です。

それは、強盗に遭った時に、メインの財布と自分の命を守るためです。

理由は、強盗に渡すものがなかったり、現金が少なかった場合、強盗が不満に思い、自分が撃ち殺される可能性があるからです。

この方法は適切であり、ダミー財布を渡すことで、本当の財布を守るという方法です。
ただ、ダミー財布と言っても、偽物という意味ではなく、中身は本物のお金が入っています。

それは、強盗に遭ったときに、相手を刺激したり怒らせないため、そして納得させるだけのお金を渡すためです。

中南米の強盗は、簡単に人を撃ち殺してきます。

私は、常に現金100$ほど、クレジットカード1枚、そして携帯を強盗に遭ったときに、すぐ差し出せるように準備しています。

その際に「偽物のスマホや現金(使えないオモチャ)、期限切れのクレジットカードを渡すという方法」があります。

ですが、その偽物を強盗に渡すことは、命に関わるリスクがあります。
今回は、それについて説明していこうと思います。

バス強盗に遭った場合。

これは、中米で生まれ育ったuberの運転手に聞いた話です。

26歳の方だったのですが、バスに乗っているときに2度バス強盗に遭ったことあるそうです。

手順としては、ギャングが複数名でバスに乗り込んできて、ナイフを運転手に突き付けてバスを止める。

そして、乗客1人1人から携帯と財布を集めて、去っていくという方法です。
その時に、急ぎもせずに1つ1つ回収していくそうです。

偽物の携帯を持つことはリスクが高い。

強盗に遭ったときに絶対にしてはいけない行動は2つあります。

「相手に抵抗する」と「相手を怒らせること」です。

ですので、もし強盗に遭ったら、犯人の顔を見ないように下を向いて貴重品を渡すだけです。

しかし、強盗が携帯を触って待ち受けの解除番号の確認を求めてきたらどうしますか?
携帯は、おもちゃだから動かない。

そんな時に、強盗はどう思うか?
強盗の立場になって考えて見ましょう。

強盗「こいつ・・・携帯が「おもちゃ」とか、俺を騙そうとしたのか?」と感じるはずです。

そうしたら強盗は、激怒します。

一番してはならない「強盗を怒らせる」ということをすることになります。
そして、銃かナイフを持っている可能性があるので自分の身に何が起きても仕方ないです。

最初にも書きましたが、中南米の強盗は、盗もうとしたときに満足に至るような金額や物が奪えなければ、容赦なくこちらを撃ち殺すか刺し殺してきます。

つまり、この防犯対策は、自分の身を守るというより、自分が被害に遭っても被害額を小さくしたいという経済的な理由でするのです。

ですので、本来の自分の身を守るという目的からはずれてしまう行動となります。

短期誘拐の場合も同じで、携帯を渡して待ち受けの暗証番号は?と聞かれて「いや、それおもちゃの携帯だから動かない。」とか言ったら、その場でふざけていると思って強盗に撃ち殺されると思います。

偽物のクレジットカードは持たない。

中南米では、偽警察に車で連れ去られたり、短期誘拐という強盗パターンがあります。
南米で2019年でも、日本人女性の方が被害に遭ってしまっています。

そのときは、銃やナイフは出てこなくて、貴重品のみが奪われたという被害内容となっていました。
(犯人が100%悪く、被害者は責めることを一切できません。)

また短期誘拐においては、背中に銃を突きつけられてATMまで連れていかれて現金を引き落とされます。

その際に偽物のクレジットカードでしたら、現金を降ろせません。

換金所での交換はパスポートが必要な場所も多く、連れて行って換金をやらされるので、偽物の現金だったら、換金できません。

つまり、相手に何も渡すものがないので、その後、人気のないところに連れていかれて殺されます。

いや、そんな大げさなと思うかもしれませんが、平成29年度のデータにて、年間84,850人、日本人が行方不明になっていると警視庁が発表しています。(だいたい毎年8万人前後です。)

海外で誘拐されて、犯人が誘拐した人を殺した後は、死体を海にでも捨てられるので、自分から警察にいって自首する人などいません。

ですので、海外においても、日本人の行方不明になる被害があります。
海外で日本人が殺されると、一気に日本のニュースで報道されます。

ですが、海外における日本人の行方不明者は、亡くなっていないことになっているので、外務省より発表ができませんし、日本でもニュースになりません。

ですので、誘拐されないようにするということと、短期誘拐にあったとしても、相手に反抗したり怒らせたりしないよう、逃げられるような準備はしておいたほうがいいと思います。

偽物の商品は、強盗を激怒させる要因となる。

恐ろしいことに、日本人の誰かが強盗に偽物を渡してしまうと、あとで強盗が気づいた場合は激怒すると思います。

「なんだよこれ!偽物じゃないか!ふざけんな!」

その後、こう思うと思います。
その強盗は「日本人は携帯やクレジットカードの偽物を持っている」と知恵をつけます。

そして、強盗が再度日本人を襲った時、必ず本物の携帯か本物クレジットカードであるかのチェックをするようになると思います。

残念なことなのですが、一度日本人が強盗に狙われると、強盗も味を占めて、何度も日本人を襲う傾向があります。

そのときに、もしも嘘がバレてしまった、つまり貴重品が偽物だった場合、強盗は銃で撃ってくる可能性もあります。

ですので、私は偽物の携帯やクレジットカード、現金を持つことは絶対しません。

ただ、それでも被害額は最小限にしたい。

携帯は、アイフォン5あたりの中古であれば、1万円前後で買えます。

アイフォンでなければ、中古で3000円くらいで、日本で中古スマホは売ってますし、それで充分ネットも使えます。

私は、それに地図アプリとスカイプ、uberをいれてある携帯を、ホテルのバックパックに予備として1個いれています。

そして、キャッシング機能付きのクレジットカードの予備をホテルに置いてます。

ですので、もし外で強盗にあったとしても、ホテルに戻ればそのあと旅行が続けられる準備はしてあります。

強盗に遭ってもすることは決まっており、ホテルにすぐ戻り、ホテルにあるもう一台の携帯を起動し、Skype通話にてクレジットカード会社に連絡して盗まれたカードの使用停止を申告する。

そのあと、Skype通話で大使館に連絡し、保険会社に連絡するという順番です。

おもちゃのアイフォンとかも売っていますけど、過去にブラジルやボリビアなどで、短期誘拐なども発生しています。

2019年も、偽警察に誘導尋問され、車に乗せられてしまった日本人の方もいます。

そういうときは一緒にいる時間が長くなるので、偽物のアイフォン、偽物のカード、偽物の現金などを持っていたら、相手をコケにしたことになるので殺される確率が上がると思います。

強盗も腹巻に貴重品を隠し持っていることなど、当たり前に知っているので、必ずチェックされます。

クレカの限度額が50万だとして、自分の命を50万円ぐらいの損で守るか、それとも偽物を渡して強盗を激怒させて殺されるリスクを持つことを選択するか。

50万円くらいを失って、命を守れるのであれば、私は命を優先したいです。

最後に。
強盗に遭わないようにすることが一番大切。

この話は、万が一の時のたらればの話です。

ですので、そうなってしまったときに上手に準備して対応できれば、生死を分けるときに生きていられる可能性が高くなるという方法になります。

ですので、一番大事なのは、治安対策を万全にして、まず強盗に目をつけられないということだと思います。

中南米の国々で誘拐強盗や強盗が発生してます。
強盗に遭った時に、こちらから反抗してはなりません。

もし襲われた時に、偽物を持っていると、強盗を挑発したり怒らせることになってしまうのです。

本物のアイフォン現金など、10万近くを失うのはかなりきついことです。
クレジットカードでキャッシングで50万失うのも、辛いとおもいます。

ですが、日本人の生涯年収は億以上と言われてます。
長い目で見たら、いつかは取り返せるので、冷静に対応と準備をしておいたたほうがいいです。

自分の命を守るか、それともリスクを持つかという点においては、50万近く万が一失ってしまっても、命を優先したほうがいいと、個人的に思います。

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