オスカーフレイレ通りから、歩いて近くのパウリスタ駅に向かうことにしました。
そのときは、ハワイアナスのロゴが入った緑の紙バッグを持ち歩いていました。
パウリスタ駅までは大通りだったのと、治安が良いといわれる地区だったので、そこまで不安には思っていませんでした。
治安が悪そうなところに書いてありそうな絵を発見。
色使いがブラジル国旗のようです。
道を歩いていると急にから15歳くらいの若い少年が話しかけてきました。
物乞いのようです。
ポケットにいれている小銭を全部渡そうとしたのですが、運が悪いことに1レアルもないぐらいの細かい小銭しかなかったのです。
小銭を渡せば、帰ってくれると思ったのに、小銭がない。
かなり緊急事態で、焦りました。
すると、ハワイアナスの袋を触り始めて、「これをくれ」と恐らくポルトガル語で言ってきました。その時思ったことは、3,000円くらいのお土産を全部渡すのも仕方ないと思いました。
彼が銃やナイフ持ってたら、彼を怒らせることはできない。
そんな時、ハワイアナスの袋の中を確認してみると、お菓子と水、それとパンがありました。
その食物を全て差し出すと、ホームレスの男の子は「オブリガード!(ありがとう)」と言って、去っていきました。
しかし、私はこの経験を深く反省しました。完全に失敗したと思いました。
相手が銃かナイフもっていたら完全にアウトでした。
そのときは、私は携帯、カメラ、財布を差し出していたと思います。
でも、彼が優しくて、ご飯を食べたいだけだったのでセーフでした。
今回は、大通りを歩いていて、周りに車は走っているのですが、誰も人が歩いていなかったです。
そして、つきまとわれてしまうという状態もよくなかったとの、人が少ない道で逃げ場もありませんでした。
パウリスタは比較的安全と言われる地区といわれ、安全な空気感があったので「ハワイアナス」のブランドロゴの入った紙袋を持って歩いていても大丈夫かな・・・という少しの油断ができてしまっていました。
こういう一件があって思ったことは「ハワイアナスの袋を持っていなかったら、絡まれてもいなかった」のかなということです。
相手は強盗ではなかったのですが、お金を持っている風に見られているから絡まれたとも考えられました。
今回はハワイアナスからパウリスタ駅に向かう道でこういう目にあいました。
なので、ハワイアナスのあるオスカーフレイレ通りから、国立美術館のほうに歩いて戻り、Trianon-Masp駅に向かったほうがいいと思います。
私は、国立美術館から坂を下りてオスカーフレイレ通りに行ったのですが、ここは幼稚園もそばにあるので、道なりに警備員がいるから比較的安全な道と感じました。
治安がいいといわれるパウリスタ地区でも、こういうことがあったので、銃を持った犯罪者に出くわしていたら、私は財布や携帯もなども盗まれていたはずです。
買い物をして荷物を持っている状態であれば、タクシーでホテルまで移動したほうがいいと思いました。
ここの通りにはブランド店なども立ち並ぶので、買い物をする人は多いと思います。
しかし、ブランドのロゴが入った袋を見えるように、持ち歩くことはやはりリスクがあります。
強盗に、高いものを持っている、お金を持っているということをアピールすることになるので、強盗に狙われる対象となってしまいます。
強盗犯はどこかで見ていて、歩行者を見定めているかもしれません。
なので、何かここで買い物をしたら、タクシーで地下鉄まで戻るか、エコバッグなどにいれかえて、ブランドロゴが見えないようにするべきだと思いました。
日本人旅行者の方が強盗被害にあったら、こんな顔になると思う。
でも、日本人旅行者の方にブラジルで辛い思いや、悲しい思いはしてほしくないです。
サンパウロで 比較的安全と言われているような地区でも、油断や過信、隙ができると狙われるということを肝に銘じた一日でした。