やはり高度が高いのだと実感。
ペルー、首都リマからマチュピチュ近くの街、クスコに飛行機で移動した初日の話です。
午前にクスコに到着し、高度が上がっていることは知っていました。
午後に市内を観光。
観光中は、少し息が苦しいと感じることはありましたが、得に問題は感じていませんでした。
半日のクスコ観光を終え、就寝していたそのとき、急に目が覚めました。
時刻は深夜2時。
激しい頭痛で目を覚ましました。
そして、激しい吐き気に襲われます。
さらに、腹痛。
何だこれ。
頭痛、吐き気、腹痛の3つ同時・・・!?
あまりにも苦しいのですが、原因がわからないと対処ができないので少し考えてみました。
そして、気づきました。
これは、高山病。
いままでにこんな3つ同時の苦しみに襲われたことなんて経験したことがないです。
死にそうになりながら、トイレに移動しました。
吐けば楽になるかと思ったが、なぜか吐けない。
立って移動ができませんでした。
立ち眩みも起きて、目の前が真っ白なのです。
血の気も引いた感じで、ほんと動けない。
貧血がもっとひどくなった感じです。
しかも、頭痛、吐き気、腹痛。
どれも最大限レベルの痛み。
薬は、持ってない。
・・・。
死ぬのか?
本気でこのとき思いました。
それくらい症状がひどかったです。
受付に助けを求めようにも、動けない程でした。
しかも深夜2時で寒い。1人でシングルルームにいる。
誰かに助けを求めたい。
そして、死にそうになりながら横になって少し考えました。
まず、空気の確保。
窓から顔を出して、とにかく外の空気を深く吸い込むことを続けました。
運よくポカリスウェットが傍にあったので水分も補給。
横になるとよくないと聞いたので、座って空気の確保に努めました。
どう対処したらよかったのか。
発症から1時間が経過し、なんとか立ち上がれるレベルまで回復。
タイトルに、死にかけたと書きましたが、本当に想像を絶するほど高山病は辛いです。
南米では治安対策を徹底しようと決めてましたが、病気に対する対策の徹底ができてなかったと思いました。
翌日も頭痛と手足のしびれは残りましたが、なんとか観光できるまでに回復。
本当に、高山病対策はしっかりしたほうがいいと思いました。
寝ている姿勢や睡眠状態の時は、呼吸が浅くなりがちで酸素不足に陥るそうです。
家族で来た場合は、お子様が高山病になったら大変なので、お子様の側で寝たほうがいいと思いました。それかすぐに連絡が取れるような準備をしておく。
まず、高山病になる人とならない人がいるそうです。
対策は、アルコールを控える、水を多めに摂取する、観光はほどほどにして疲れないようにする。体調を万全にしておく。
急に高度を上げないようにするといっても、日本発でリマ経由でクスコに行くというのがほとんどだと思うので、限られた時間で体を順応させるのは難しいと思いました。
また、日本だと高山病の薬は、医者の処方になるので手に入りにくいみたいです。
クスコ現地での買い方は、この画像とスペイン語を見せれば売ってくれます。
スペイン語:Yo quiero comprar esta.
発音:ジョ キエロ コンプラール エスタ。
料金は20solでした(約640円)
自分が高山病が発症していないと思っていても、すでに高山病の発症がすすんでいるかもしれないです。
クスコには多くの薬局があるので、まず着いたら高山病の薬を買った方がいいです。
高山病になってから飲まないで、現地についたらすぐ飲んだほうがいいと思います。
事前に飲んでおけば、予防になり発症もふせげるかもしれません。
発症しても、薬のおかげで症状は事前に抑えてくれているかもしれません。
午前中にクスコを歩いてみて、少しでも息が苦しかったり、おかしいなと思う点が体調に現れたら高山病の薬は、事前に買っておいたほうがいいです。
たった、640円の薬で予防や回復できると思うなら、安い投資だと思います。
ほんと、とんでもなく高山病はつらかったので・・・、同じ思いはしてほしくないです。