【実際の治安】ボリビア、ウユニ塩湖。現地日本人駐在員が語る治安。

ボリビア
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実際にボリビア、ウユニの街で過ごし、現地ウユニの日本人駐在の方から聞いた話を元に、ウユニ塩湖の治安について書いてみます。

ウユニの現状。

ウユニ村は、ウユニ塩湖に行く際の出発地であり、また宿泊で滞在する町です。

ウユニ塩湖の観光は、村から徒歩圏である、ツアー代理店に申し込むことからスタートします。

その際、代理店(店名:ホダカ)に1時間ほどいましたが、
10時~11時の時間帯で50人以上日本人を見ました。

1月から3月初旬は、大学生の卒業旅行でたくさん日本人が来るそうです。

私が行った時期は、観光のピークをすぎた時期です。
それで、この人数だったので、観光のピーク時はもっと日本人がいると思いました。

そして、日本の団体ツアーも2組いました。
おそらく現地には、日本人が100人以上いたと思います。

そして、ヨーロッパ人、中国人、韓国人も多くいます。

代理店(店名:ブリサ)には、韓国人が50人くらいいました。
現状、ホダカが日本人専用の代理店。ブリサが韓国人専用の代理店みたいになってしまっています。
そして、他の代理店には、中国、台湾、欧米、中南米の観光客がいます。

そう、ウユニ村は「外国人観光客がいることが当たり前の状態」です。

ここは、完全な観光地となっています。

実際のウユニ村の雰囲気、治安は?


ウユニ村の様子です。

高層ビルが建ち並び、人が賑わう繁華街があり、などでは全くないです。
とても小さな町です。

1~2時間もあれば、充分市内を1周できてしまえるような場所でした。

外が暑いので、基本的には、ツアーの申し込みが完了したら、ホテルにみなさんいます。
そして、外に行く時は、ご飯を食べるか買い物に行くくらいです。


また、韓国人、中国人などの方で、ピカチュウやマリオのコスプレをしながら、ウユニ村を歩いている人などもいます。

彼らは、ウユニ塩湖でおもしろい写真を撮りたいため、その格好をしてます。
それくらい、観光客は平和ボケしてします。

「南米は危険だから、治安対策を徹底して・・・、油断をせずに・・・用心を・・・」などと言われますが、ウユニはちょっと特殊な場所です。

数日間ウユニ村に滞在しましたが、私の肌感覚だと、ここは治安の悪さをさほど感じず、街が平穏な雰囲気があるように感じました。

ウユニは、観光地でもありますが、そもそもは普通の町です。

ウユニの現地日本人駐在員が語る、ウユニの治安

タイトルの通りなのですが、私が駐在員ではなく、ウユニには日本人駐在員の方がいます。

ウユニのツアー代理店は、ホダカとブリサが有名です。
その代理店が並ぶ道なりに「日本人の方が駐在しているツアー代理店」があります。

お話を聞いたのですが、ここ数年で日本人が何かしらの被害に遭うのはまず聞いた覚えがないとおっしゃっていました。

先にも書いた通り、毎日、中国、韓国、日本人などアジア人が、ウユニに100人くらいいるんじゃないかというくらいの中で、ほぼ何も事件が起きていない。

それが、ウユニの治安の真実で、答えなのだと思います。

その日本人の方が駐在している代理店は、トリップアドバイザーで一位になっており、日本人を除いた、外国人観光客にも人気です。

外に日本語で案内が書いてありますし、すぐわかると思います。
ちょっと治安の話は、急にすると堅苦しいので、いいにくかったのですが、丁寧に教えていただけました。

日本人はホダカばかりに集まる傾向がありますが、トリップアドバイザー1位は、簡単になれることではないです。

ぜひ、そちらの代理店も利用して頂きたいです。
FBもあり、多くの外国人旅行者、日本人旅行者の方が大満足の様子だったのを見て取れると思います。

ウユニ塩湖は、本当にただの観光地なので、南米という危険なイメージや先入観などを持たずに、東南アジアの観光地の島に行くぐらいの治安感覚で大丈夫と私は思っています。

なぜ、そこまで言えるかというと、下記外務省より発表されている邦人被害において、1年間ウユニで日本人が犯罪に巻き込まれた件数は0件だからです。

外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 履歴
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

 

麻薬取引があったり、夜にそういう人たちが取引しているなどの話がウユニにはあるそうなのですが、日本人が現地に麻薬売買しに夜にうろうろしにいくわけではないので、ほぼ関係ないです。

治安は、実際に犯罪が発生したという、数字が一番大事です。

色々な日本人旅行者の意見があり、ウユニの治安が良いとか悪いとか、色々なイメージがありますが、結果として、ウユニの邦人被害数は1年間で0件です。(2018年6月~2019年6月の場合)

ほぼ毎日、日本では人が殺されたり、ナイフや銃などの殺傷などをニュースで見ていると思います。
ですが、数字で確率を出すと、日本よりウユニにいたほうが死ぬ確率は低いのです。

ウユニでの窃盗被害例。
これは私が他の日本人旅行者の方から聞いた話ですが、ホテル内に携帯やカメラを置きっぱなしにしての盗難、バッグから現金を抜かれていたなどの話は聞きます。

(犯人は宿泊客か、ホテルスタッフかは不明。)

ウユニは、ツアー参加で半日以上部屋を開けるので、犯人も被害者のスケジュールがとても読みやすく、被害者がツアー参加中は絶対帰ってこないのがわかっているので、ホテル内で窃盗がしやすい環境ができやすくなっている状態です。

被害者が半日居ない間に、最悪、バッグごと盗んだりして、そのまま他の都市へ移動されてしまうかもしれません。

なぜ、そこまで大胆なことができるかというと、ツアー参加中は、被害者は、半日は絶対帰ってこないのがわかっているからです。

ですので、荷物の管理は特に気を付けたほうがいいです。

中南米の日本人宿において、全ての場所ではないのでご了承願いたいのですが、日本人が日本人の荷物や現金を窃盗することも報告されています。

(ネットで日本人宿の窃盗などを検索すれば、結構出てきます。)

日本だとカメラがあって警察が動いてくれて捕まりますが、海外だとすぐに他の場所に移動して逃げられるし、警察が動きづらく、犯人逮捕や証拠の把握が難しいから、海外で犯罪をするのだと思います。

ただ、これはウユニに限った話でなく、日本人に限らず何人であっても、ホテル内での窃盗を働く人はいます。

ですので、海外旅行中はどこでも注意です。
バックパックを壁に鍵で結び付け、バックのチャックは南京錠で閉めるなどの対応をしましょう。

例え、シングルルームであったとしても、ロッカーがあったとしても、ホテルのスタッフが合いカギを持っていることもあるので、貴重品を無防備にしておくことは控えるべきです。

ウユニにおいては、先に書いた通り、昼であれば外で首絞め強盗やスリや強盗は、起きにくい環境であるとは思いますが、ホテル内での窃盗には特に注意が必要です。

ちなみに、窃盗被害を外務省に報告しない人も結構います。

なぜかというと、ちゃんと残金を管理していなくて、現金が抜かれたのに気づかない人もいるからです。

また、保険で現金は保証されないのと、面倒だからしないという人もいるからです。

完全に安全な場所は存在しないので、治安対策をして油断は禁物です。

ウユニ村には、コスプレ姿で歩き、カメラをぶらさげながら歩いている人もいる。

しかし、治安対策は怠ってはならないと思います。
そういう格好をしてないほうが、強盗がいたときに、狙われにくいのは容易に想像ができると思います。
なので、ピカチュウの格好で歩いても大丈夫とかいいたいわけではないです。

(ウユニ塩湖内ではカメラをぶらさげたり好きな格好をしても、もちろん全然大丈夫です。)

あと、ウユニはツアー代理店に申し込む以外、本当にすることないです。

夜は一応、不要な外出を控えて、昼だけで行動していれば、そこまで治安ということに過剰に心配を持つ必要はないです。

ウユニの治安。
まとめ。

治安情報を調べていると「ボリビア 危険」などの検索ワードも出てきます。

南米は危険だ! 1人旅は危なすぎる! 団体ツアーでないと行けない!
などのイメージもあるかたもいらっしゃると思います。

ですが、実際に、南米各国に行ってみてはっきりとわかったことがあります。

「治安は、南米の国によって全く異なります。そして、国の中でも、都市ごとに治安が違い、都市の中でも、地区ごとに治安が違い、地区の中でも治安の良い場所と悪い場所があります。」

要は、かなり細分化されて治安が決まります


なので、ボリビアの治安。といわれても、全体像が大きすぎて、はっきりいってウユニの治安とは全く別物と考えたほうがいいです。

例えば「東京は人が多い」と言われても、渋谷や新宿は多いけど、人が少ない都市もあります。
なので、人が多いのは都道府県から比べてみたら、事実かもしれませんが、それは東京の都市によって違うのです。

それは治安の考えと一緒です。

治安が悪いなどと言われても、とある都市では犯罪は多いかもしれないけど、ウユニのように少ない場所もある。

ですので、

ボリビアの治安は?
と考えるより、
ウユニの治安は?

と考えて治安を調べたり考えたほうが、事前に旅行する前に「実際の治安の判断や雰囲気、実情の把握が明確にできる」と思います。

個人旅行者、大学生、女子旅、カップル、新婚旅行。
そして、ご高齢の方も、ウユニ塩湖を楽しむために、ボリビアに訪問されております。

私は、南米に行ったことがないときは、「南米」は、治安の悪さ、危険、怖いなどのイメージが先行して思い浮かんでいました。

ですが、実際にウユニの現地で過ごすと、穏やかな空気感に拍子抜けしてしまうと思います。

南米といっても、ここはウユニです。
実際に、ウユニの年間で邦人被害数0件なので、全然心配不要です。

大学生の方や女性の方で、ウユニ旅行が心配だったり、ご両親に「南米なんて危ないとこ行かないで!」なんて言われたりもあるかもしれません。

そうしたら、両親にこう言えばいいです。

「2012年の1年間の殺人発生件数、118件起きたのどこだか知っている?

答えは【日本の東京】

2018年~2019年の1年で【ボリビアのウユニ】において、日本人が殺害された事件数は0件だから、現地で気を付けるけど、そんな心配しなくていいよ。」

そう言えば、ご両親の不安は小さくなると思います。

もちろん、何かが起こる可能性は0ではないですが、ウユニは南米の中でも、ただの観光地ですので、私はそういう風に治安を言えます。

ただ、他の国や、ボリビアの首都ラパスの治安とは全く異なります。

ですので、ウユニ以外に行くときは、同じ状態ではないので、都市ごとの雰囲気の違いや、治安の把握はしたほうがいいと思います。

また、こちらのページに治安対策をまとめてあります。

被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は、よろしければ読んで頂きたいです。

 

 

注意喚起。

ウユニの街の治安とは別に、ウユニから移動する際に徹底的に注意してほしいことがあります

中南米の全ての国のバス乗車時、そして特にチリやボリビアに旅行する方がいたら、伝えてほしいですし知っていてほしいです。


「ボリビアのウユニからチリのカラマやアタカマへのバス移動は、とんでもなく盗難が多い路線」であり、特にバス車内で荷物の盗難が多発しています。

ラパスからウユニ、カラマやアタカマからサンティアゴへのバス移動も同様です。


また「カラマやアタカマ市内でも旅行者を狙ったレストランなどでの置き引き被害やスリが多発」しています。「そして、乗車前後のバスターミナル内や市内の食堂などでもスリ、置き引きが多く発生」しています。

それは、街にいる人、乗車するアジア系の人が観光客であり、強盗がそれをわかっているので、毎回荷物を狙ってきます。

多額の現金、カード、カメラ、パソコンを持っていることが強盗から見て簡単にわかるので、乗る前のターミナル、市内、バス内、降りた後などで、隙さえあれば、毎回スリや置き引きをする準備を強盗がしているのです。

 

ウユニからカラマやアタカマに行った際には、本当に注意していただきたいです。


バス乗車中、↑荷物を上の網棚に置くことは厳禁です。

犯行パターンは3つ。

①荷物を網棚に置いたまま眠ってしまったりすると、スリに全てそのまま荷物を盗まれて途中下車されて逃げられます。

②スリに自分の座席から見えない位置、網棚の後ろ側に荷物を移動されて、盗まれます。犯人は途中下車して逃げられます。

③網棚で自分の座席から目の見えない位置に置いておくと、乗車中にスリに座席の後ろまで移動されて、カッターでバッグを切り裂いて中の荷物を全て盗まれます。そして、途中下車されて逃げられます。

また、全てのパターンにおいて、自分の荷物を窓の外にバッグごと丸ごと投げる強盗がいます。

そして、その荷物は外で待機している仲間に渡されます。

理由は、被害者がもしバックがないことに乗車中に気づいたとしても、バス内を探したときに、証拠が残らないようにするためです。探しても車内にはなく、すでに外にいる窃盗犯の仲間の手元にバッグがあります。

上記犯行パターンは、全て日本人旅行者の方が今までに被害に遭ってしまった本当の話です。

2019年以降も、頻繁に発生していることが外務省の報告や日本人旅行者のブログで注意喚起されています。

・対応方法。

深夜バスに乗って寝てしまうのであれば、必ず大きな荷物は両足で挟みながら足元に置きましょう。

ただ、足元にバッグを置いておいても、深夜バスで寝てしまうと、後ろから近づいてきて中身を空けられるか、カッターでバッグを切られて物を盗まれることがあります。
(2019年に、足元いバッグを置いていて、パスポートと携帯を盗まれた日本人の被害が外務省より発表されています。)

ですので、足元に置く荷物は、服やシャンプーなど盗まれてもあんまり辛くないものだけいれてください。パスポート、携帯、現金、カメラなどの貴重品は全てセキュリティポーチにいれて、服の中などでお腹で抱えたりして、体に密着して管理してください。

そして、そもそもですが、深夜バスはできる限り避けてください。
寝ている間はバスが真っ暗になるので、その間に盗まれる可能性が一気に上がります。

網棚に荷物を置くのは、チリに限らず、できるだけ中南米では避けたほうがいいです。

もし置くのであれば、必ず常に自分の目に入る範囲で、必ずずっと見ていてください。

彼らは窃盗のプロです。
これらの情報を把握して頂き、荷物を盗まれないように注意して頂きたいです。

ボリビア、ボリビア人、チリやチリ人を嫌いになる必要はないです。
犯罪者が100%悪い。

治安対策をして、何事もなく無事に過ごしていただき、チリやボリビアのすばらしさをぜひ感じてほしいです。

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