【実際の治安】エクアドルのグアヤキル。危険を避けて観光する方法。

エクアドル
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アヤキルに、実際行ってきました。

この都市は事件発生件数も多く、中南米の中でも特にグアヤキルは治安が悪いとよく聞きます。

過去の日本人ブロガーの方や日本人殺害の件があって、渡航を考えている方で治安を悩んでいる方もいると思いました。

これからエクアドルのグアヤキル旅行をする方には、危険を避けた観光をしてほしいので微力ながら自分が思った治安対策や現状、実際はどんな都市だったかを書いて行きます。

一応、私は中南米(隣国コロンビア)に4年住んでいて、スペイン語も理解します。

スペイン語で話を聞く必要があるので、グアヤキル現地人が住んでいる経験から治安についてどんなこと考えているかをお伝えしたいです。(語学マウント取るわけではないので、ご了承ください。)

目で見た情報とかネットで拾った治安情報とかでなく、現地にいるエクアドル人の友達、コロンビアにいるエクアドル人からも色々と話を聞いた上で、グアヤキルとはどういう街なのかを書いてみます。

グアヤキルってどんな町?

経済都市でエクアドルの第2の都市です。
首都のキトがあり、グアヤキルはガラパゴス諸島へアクセスできる都市でもあります。

ギャングがいる都市でもあるのですが、それらの抗争はグアヤキルの町のど真ん中でやりあうのでなく、郊外や彼らの縄張りでの争いは起きます。

ギャングが一般人と関係あるかというと、深夜や人がいないところでの影響はなくはないです。
しかし、そういうギャングの抗争地区はありますが、観光エリアに行くにはほぼあまり影響でないです。

毎回、日本ではグアヤキルの刑務所でギャングの抗争が起きて、鉄砲の打ち合いなどで数十名死ぬようなことが日本で報道されてます。

ですが、グアヤキル旅行で刑務所の争いに参加しに行くわけではないと思いますので、そこまで観光においては気にしすぎなくていいかとは思います。

2023年更新:エクアドル、グアヤキルやキトについて。

いま、私はコロンビアにまだいるのですが、2023年の8月10日、大統領候補が暗殺されました。
頭に銃3発撃たれて亡くなりました。

そして数日後に、他の大統領候補も殺害されました。

数日の間で選挙関係の人が、2人殺害されました。エクアドルは2023年8月、非常事態宣言が発令しており、ラテンアメリカのニュースでもエクアドルの話題がたくさん報道されてます。

殺人発生率は、5年前が10万人あたり約6人だったのが、いまは26人に増えて、約4倍殺人が増えたそうです。

理由は、コロンビアとメキシコのギャンググループが、麻薬の経由地、港を利用するなどでエクアドルに拠点を移している傾向からだそうです。

2024年更新:グアヤキルでテレビ局が武装集団に一時占領される。

生放送中に武装集団13人がテレビジャックをしました。

日本だとありえないですし、そういうことが起きるということで、治安が悪いというのが本当によくわかります。

 

エクアドルが国としては治安が悪いのは間違いない。

南米は、南米の国々のニュースをテレビで放送するのですが、エクアドルはやはり治安が悪いです。

喧嘩で道端で数人死んだりもしているので、反抗が荒いです。特に麻薬関係の海沿いの都市などはとても危険です。

いきなりボートに乗った人たちが10人くらいで近づいてきて、港に銃乱射して複数人を銃殺するニュース映像とか見ると、本当に、2024年の現実の世界なのか?というくらいです。ですので、国としては、ありえないくらい人をすぐに撃ち殺す国ではあるので、安全なんて言いませんし、危険な国とは思います。

大統領候補暗殺とか武装集団のテレビジャック、港付近で銃乱射殺害とか、エクアドルってやばすぎ。
って思う方いると思いますが、国としてはヤバいくらい治安悪いのは全然正しいと思います。

ただ、旅行する際に、防げる方法がある程度あるのと、自分と関係ないように旅行すれば、被害に遭う確率は最小限にできると思うので、そういうことをこのブログページに書いています。

これらの情報から、エクアドルの治安が心配。行かないほうがいいのか?

2つ言えることがあります。

・治安は時期による部分もあり、選挙期間はいかないほうがいいといえるかもしれません。

 

特に、選挙活動のデモや群衆には絶対に近づかないこと。爆弾投げられて爆発して怪我したり、死んだりしたら、観光客でなんでデモなんかに興味本位で近づいた?とあとあと絶対言われます。

よくYoutube、ブログの取れ高、旅行の興味本位でデモに近づく人いますが、あれ、自分が全くデモの内容に興味ないのに、なんとなく参加するの、とても危険です。

デモを撮影しても、見る側はジャーナリスト等の理由があっての映像でないと再生数も全く伸びないと思うので、自分が危険に晒されるリスクを考えたら、絶対に参加や撮影はするべきではないです。

撮影しているのが、現地の人を怒らせて、撃たれて死んでしまったり、上から爆弾落ちてきて死んだり大けがしたら、そもそも参加してなければ、近づいてなければ被害に遭ってないので、近づかないほうがいいです。

ただ、私だったら、実際エクアドルの渡航をそんなに気にしません。デモや選挙活動の場所にそもそも近づかなければいいだけです。

・例え、大統領候補が2人殺されたとしても、エクアドル市民の生活は何も変わってない。

安倍晋三元内閣総理大臣が「奈良」で殺害されましたが、【日本の「奈良」は危険すぎるから絶対に行くな。】という人いませんよね。

岸田文雄首相が和歌山で爆弾投げられた後【日本の和歌山は危険すぎる。日本?絶対行くな。和歌山には近づくな】という人もいませんよね。

なぜなら、日本生まれの日本人ならわかると思いますが、奈良と和歌山の事件は、政治家が狙われたのであって、自分が死ぬ確率、爆弾を投げられたり、撃たれるという話とは関係ないからです。

和歌山にも奈良に、いまでも住んだり行く人は多くいると思います。

ですので、エクアドルも一緒で、狙われるターゲットは政治家であるのと、たとえ政治家2人が殺されて事件が起きたからと言って、エクアドルのグアヤキルやキトに住まない、行かないという理由は、一般のエクアドル市民の人は全く考えてなくて生活は変わってないのです。

エクアドルの大統領暗殺と日本の暗殺や襲撃事件、国民の考え方等のは、日本と実際そっくりです。

外国人観光客が「日本で政治家2人が襲撃・殺害された、奈良と和歌山には絶対に行かない、絶対に行くな!」と言っていたら、私たち日本人、和歌山県民、奈良市民はどう思うか?というのと、今回の件の内容は似ています。

外国人観光客が、奈良や和歌山行ったら、爆弾投げられたり、銃で撃ち殺されると考えていた場合、日本人の方はどう思うでしょうか? 実際に、私たちが奈良や和歌山に行ったら、そういう被害に逢うでしょうか。

これはエクアドルも同じで、政治家でない普通の日本人がグアヤキルにいっても、爆弾飛んで来たり、撃ち殺されたりしない場合がほとんどです。(2013年に日本人が殺されましたが、それは別途詳細を下記に意見を書いてます。)

また、さらに後に書いていきますが、エクアドルにはアジア人がたくさん住んでいて、アジア人観光客も多くいるので、実際、非常事態宣言を出していますが、政治関係者は非常事態ですが、一般市民や旅行者は非常事態ではないです。

エクアドルの治安に対して、自分は何がいいたいのか。

グアヤキルは治安が悪い。
でも旅行者としていってみたい、駐在や出張で行く必要がある。

そんな方に対して、心構えというか、思うことを伝えたいです。
また、実際の現状を知りたい方にも、書いてみます。

もしもエクアドルに行くのであれば、視点、考え方、現状を知っていれば、あまり恐怖心とか持ちすぎないほうがいいと思います。

ただ、警戒心や自己防衛は絶対必要です。
旅行の場合、行きたいのであれば、行けばいいし、行きたくないのであれば、行かなくていい。

でも、行くのであれば、考え方や状況を理解して、自責でいけばいいと思います。
誰かのせいにしたり、誰かに責任をもってもらおうとしたり助けを求めようとする魂胆なら、南米は危険だと思います。

何かあって道で泣いて助けを求めても、南米は、あかちゃんや子供なら助けますが、大人が泣き叫んでいても、助けようとしません。なぜなら、相手は大人だからです。

日本で、大人が道で泣き叫んでいても、なんでこの人泣いているんだ!?と、やばい人に思われて助けないのと一緒です。

実際、南米で助けようとしても助けらない状況であったり、助けてくれない場合のほうが多いのです。その場合は、スペイン語を使ってどうにかするしかないので、自分自身がどうにかするという姿勢と責任を持った行動が必要と思います。

実際、南米は危ないなんて思われている部分が多いですが、実際、私は南米コロンビアで4年間で一度も何かしらの被害を受けたことないです。

ですので、エクアドルを旅行で、2,3日いるだけでしたら、そんなに恐怖心とかはいらないです。

3日くらいの滞在で、南米で10年間何も被害に遭ったことない日本人も多くいるのに、行くのに怯える必要なんてないと思います。

ただ、治安対策、行動、怠慢を持たない、南米にあった治安対策をするのは必須です。

グアヤキルで過去に日本人が殺されたと言っても、日本でも日本人が日本人を殺害するニュースが毎日流れてますので、それが危険といったら、外に一歩も出れないです。

「グアヤキルには絶対行きません!」というのは、東京で人が殺されました。東京でスリ・ひったくりが発生していました。「私は東京には絶対に行きません! 」と言っているのと、自分はあまり変わらないと思ってます。

というのも、エクアドルで2013年に日本人が1人死にましたが、日本で毎月のように、高齢者が無差別に事故で日本人をひき殺してますし、殺人事件も毎日のように起きているので、確率でいうと、日本人の場合、日本で死ぬ確率が高いです。

ただ、貴重品を狙った強盗とかは、エクアドルに限らずにどこにでもいるので、それは時の運と自己防衛、それと自己責任で行動するべきと思います。

 

グアヤキルの、どこの場所が治安が悪いのか?

観光をするときにおけるグアヤキルについてです。
ホテルの人が地図に治安の良い場所と悪いところに、〇×で印をつけてくれました。

実際、治安が悪い場所(×)もあります。
しかし、観光地と言われる場所はほぼです。

つまり普通に観光地巡りするぐらいでは治安の悪い場所を通る確率は極端に低いです。

グアヤキルの観光の一番大事なポイント。
大通りを歩く。

観光をする場合の話です。
基本的な考えは、グアヤキル市内の真ん中の大きな通り、10月9日通り(Av.9 de Octubre)を歩きます。

ここを中心として歩き、違う道にいくときは、人通りの多い大きい道を選択しましょう。
そうすれば、地球の歩き方に載っている観光地に行くだけであれば、ほぼ移動を完結できるほどになります。

グアヤキルで過ごし、10月9日通りを歩いていて思ったことは、大通りなので人は常に歩いています。

車通りもあり、一通りもあり道は清潔に保たれているので、は大丈夫です。

日産の支店もあり、道も綺麗に舗装されています。

治安が悪いエリアに日本の会社は支店を建てない傾向があるので、ある程度この通りは治安が保たれている場所です。

それは現地の人も思ってます。

こちらも10月9日通りの写真です。

グアヤキルの観光地であるマレコン2000やラス・ペーニャス地区に行きたいのであれば、大通りを中心として移動することを推奨します。

ホテルに戻るときも10月9日通り沿いや、その通りからすぐ近くの場所のホテルにすれば治安の心配は小さくなります。

また、観光旅行の安全を徹底したい場合は、日が暮れる前の時間までにホテルに戻る判断が良いと思います。

現地では、アジア系やヨーロッパ系の団体旅行グループなどがグアヤキルの観光地巡りを楽しんでいました。

観光地周辺であれば、穏やかです。
グアヤキルは観光客が皆無な街でもなく、実際は普通に多くの観光客がいます。

グアヤキルは、場所さえ選べば歩けないほどの超危険都市ではないです。

それは、アジア系(中国が多い)、ヨーロッパ系、ラテンアメリカの人が、普通に団体旅行で観光にきているぐらいの都市だからです。

グアヤキルは行ったらテロの標的にされたり、外国人目的の誘拐や爆破事件が起こるなど、そういうシリア、ソマリア、アフガニスタン、最近だとハイチなどそういった危険度とは違うので行けないほどの都市ではないです。

エクアドルは、ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスというような状態ではない。

グアヤキルは、日本人が殺害された悲しい事件があり、日本人の方は渡航を敬遠されてる方もいるかもしれません。

日本で大々的に報道されグアヤキルだけでなく、エクアドル全体が危険という認知を日本でされてしまい、エクアドル在住の日本人やエクアドルを愛する人にとっても、とても悲しい事件となりました。

ですが、ヨーロッパやラテンアメリカの国、日本人を除くアジア系の観光客は、グアヤキルは旅行できない都市など全く思ってないのが現状です。

見た目がアジア系の、中国系の団体旅行客も普通に20名くらいで、グアヤキルにて、昼観光してます。

(ちなみに、エクアドルはガラパゴス諸島もあり、キト、クエンカ、バニョスなど、たくさんの魅力に溢れた、観光客に人気の素晴らしい国です。)

日本人が殺害されたからグアヤキルは行くべきではないのか?

日本人が殺害された都市グアヤキル旅行を考える方は、ご両親などに止められるかもしれません。
南米を旅行するということに対しても、否定的に思われることもあると思います。

そんな危険な都市なぜ行くの?などといわれることも考えられます。

私が思う治安の個人的な意見ですが、行くことを推薦するわけでもなく、行かないことを推薦するわけでもないです。

旅行好きの方は、南米のいろいろな都市に行きたいと思いますので、危険といわれる都市に対して、南米に住む私の考えを書いてみます。

人が死ぬということは、日本でも海外でも死ぬ確率がありますし、そういう考えでは安全といわれている国でも亡くなる可能性があります。

以前、2010年代でもハワイやトルコなど、比較的日本人が治安を安心していきやすい場所でも、突発的に無差別に殺人事件が起きて日本人がなくなった事件がありました。

しかし、変わらずにハワイやトルコには多くの日本人観光客が旅行してます。

グアヤキルを旅行前にどう捉えればいいかというと、例えば東京でも毎回のように殺人事件のニュースが発生しています。

そのニュースを見た知り合いが「昨日、東京で殺人事件起きたみたいだけど、東京行くの? 東京に住んでいるの?なんでそんな危険な場所にいるの?」と言われたら、どう思うかということです。

東京でも電車内での放火やナイフを使った犯罪が起きた翌日には、何も変わらないように出勤したり学生が学校にも電車に乗って移動してます。

いやいや「日本と海外は違う!」という意見もあるとは思うのですが「人が死んだか死んでないか」という事柄が起きたときは、日本でも海外でも変わりません。

グアヤキル現地の人も現地で人が死んでも、特に変わらない生活を送ってます。

家にいる限りは、外に出る事件に巻き込まれることはないのですが、それだと日本にいても一生家にいなければなりません。

世界のどこにいこうと、日本にいようと運が悪ければ何かしらの事件に巻き込まれることはあるので、グアヤキルだから行くのは駄目というわけではないようには思います。

日本と比べたら軽犯罪は多いですし、グアヤキルが安全で大丈夫とも私は思ってませんが、気を付けていれば防げることは防げます。

最終的には行くか行かないかは本人が決めることです。
自分で責任が取れて、自分が納得できる判断をするべきと思います。

グアヤキルのタクシーと2013年の日本人殺害について。

南米における、タクシーの考え方を書いていきます。

エクアドルは、正規のタクシーに乗るのが当たり前というか当然という考えをエクアドル人はもっています。

ナンバープレートがついていない、またはタクシーでない車体の違法の白タクに乗るなど、危険すぎてエクアドル人は乗るなんて考えてません。

行った国が多いマウントとか、そういうのではないことは理解して頂きたいのですが、一応私はベネズエラを除くすべてのラテンアメリカに行きました。そしてコロンビアに4年住んでます。

ですが、正規のタクシーに乗ることにおいても、タクシー運転手が短期で強盗を行うこともある危険の高いという考えを持っている国は「ホンジュラス」と「エクアドル」「ペルー」です。

実際、私がいるコロンビアは、国が危険というイメージが強いと思います。

ただ、タクシーにおいては、逆にタクシー運転手が、強盗が車を奪うために後部座席から撃たれて殺されるとかはあるのですが、乗客がタクシー運転手に何かされるというのは、ほぼ考えにくいです。(白タクでない場合)

実際、私も首都ボゴタでタクシー200回以上は乗ったことあると思いますが、ぼったくりは、地方都市で1回嘘つかれたくらいで、ほぼそういうのもないほど安定している国なのです。(最近はUberあるので、それ使ってます)

ですので、南米において、国ごとにタクシーに対する考えが違います。

エクアドルとグアヤキル、この2つの国は、国民が、タクシーに乗るときはとても注意しますし、Uberや会社のタクシー会社に電話やアプリなどで呼んで正規のタクシーを呼ぶようにしています。

ですので、もしもエクアドルに来るときは、正規のタクシーすらもリスクがあることは知っておいたほうがいいのと、白タクなどは乗るのは論外で、危険です。

実際、短期誘拐の強盗がエクアドルは、とても多いです。

アジア系の見た目で観光客と思われたら危ないので、タクシーなどには注意が必要なのは、そもそもの話となっています。

2013年の日本人殺害事件、全部の情報が明確で事実ではない部分があるとは思いますが、思ったこと。

・白タクには絶対乗ってはダメ(そもそもタクシーでない場合があって、強盗の場合がある。)
タクシーを呼ぶときは、Uber、又はホテルが手配したタクシー、または道では、正規の会社で№プレートがついているタクシー。

・英語が話せても、エクアドルでは関係ない。この国はスペイン語ですので、現地の人は、英語で話しかけると「英語?何でスペイン語話すことできないの?めんどくせー」くらいに思っている。英語は若者の優秀な方しか通じない。ローカルでは、ほぼ通じない。

・南米は、東南アジアの犯罪の常識とは全然違う。Youtubeやブログで「喧嘩」などとあって現地人にぼったくられてる動画で、言い争いで払う払わないで揉めている動画はたくさんあります。その言い争いは、南米ではタブー。相手がお金を請求してきたときに、抗議、反抗、抵抗をするべきではない。

ただ、タクシーの普通の運転手と喧嘩するくらいなら、撃ち殺すまでは行かないです。

相手が強盗の場合は、相手に金銭をすぐ渡さない、抵抗したりしたら、凶器だったり、ナイフや銃で殺されるのは、南米では普通です。現地人ですら、相手が銃持っていたら、すぐに物を渡して相手の顔を見ないようにします。

それを防ぐために「強盗に遭ったら金銭をすぐ渡して抵抗しない。」を徹底して実践、頭に事前に入れて置くことが大切。

・スペイン語の悪口、マリコ、マリコン、マリカ(おかまやろう)、カカ(うんこ)、ミエルダ(クソ野郎)プータ(売春婦)等、日本語を話しているきに、スペイン語の悪口にならないように、日本語を話すときはそれらの単語を言わないようにする。知っておく。あのー(おしりのあな)の意味になるので、安易に日本語で、あのー・・・とかも言わないほうがいい。

(スペイン語は母音が日本語と一緒で少ないので、発音は気にしなくても普通に通じてしまう。)

・旅行の慣れは、怠慢となり、その慣れた時が一番危険。

これらを頭の中に入れておくのと、実際にそうなってしまったときでも、行動が自然にとれるかが大事と思います。

情報を見る限り、全てがそうかは、犯人の口述が正しいともわかりませんが、日本人の方が殺されたときの状況を見ると、こういう状況があてはまる部分があったのかとは思いました。

ただ、一切、日本人被害者のことは責めませんし、強盗が100%悪い。

最初にも後にも書いてますが、南米は、自分で情報を事前に知っておいて、防げるようなことは防げるように準備しておかないと、死につながってしまいます。

こういう状態でも、防げる状態を防げるようにしているからこそ、ブラジル、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルなど、日本人の方も実際多く住んでますが、何年住んでも、一度も被害に遭ったことがない人がいたりするのです。

スペイン語がわかる日本人の人、現地の人から細かい情報を仕入れて、注意しながら生きているからこそ、南米で長く住んでいても被害を防げているので、死んでないのです。

短期旅行では特に「どのように治安対策と準備をしていなければならないか?」を確認しておかなければならないと思います。

 

現地の人の話を聞いてて思うこと。

ホテルの人や現地人は「グアヤキルの中でもエリアによって治安が異なる」と言います。
この考えは、中南米の人はみんな思ってますし考えていて知っています。

例えば、東京で事件があったとしても、東京は23特別区、26市、5町、8村あります。

ですので、区や市、街、村などによって環境は異なります。
そしてその中」でも治安の良い場所と悪い場所があると思います。

例えば、東京だったら、皇居周辺と歌舞伎町では環境が全然違います。ですので、東京ってどうなの?と聞かれても、各区、市、街、村、その中でも場所によって環境は異なります。

新宿で人が殺されたとして、誰かが日本の治安が悪い、東京の治安が悪いと言われたとします。

しかし、東京以外の県にいる人にとっては、日本の治安が悪いといわれても東京の新宿で起きた事件とは、治安がどうだろうが生活で関係ないです。

さらにいうと、新宿以外の区に住んでいるにとっては「東京治安悪い」といわれても、新宿区で起きたことだから、違う地区に住む自分は関係ないと思うのです。

ですので「グアヤキルの治安が悪い」といわれても、自分に関係のないことは関係ないですし、関わろうとしない、相手に標的にされてないような行動をしてなければ関係ないです。

グアヤキルの犯罪発生率を見ると驚きますが、治安が悪いというのも、
観光客が行かないグアヤキルの地区で事件が起きていると考えられます。

しかし、観光客が行くエリアでも犯罪がないことはないので、注意はもちろん必要です。

グアヤキルは住めるのか?

結論から言うと、ラテンアメリカの治安対策ができていれば、住んでも問題ないです。

死ぬか死なないかで治安を判断すれば、死なないように対策してれば死ににくい都市と思います。
なぜなら、グアヤキルは経済都市でもありますが観光都市だからです。

ひったくり、恐喝、首絞め強盗、スリや置き引きは中南米は結構どこの都市でも起こりますので、それは当たり前で中南米の治安を考えるうえで基準外としてます。

中東のテロで無差別や宗教上での殺人が起きるような国や都市、アフリカの国境地帯で外国人の身代金目的の誘拐多発するほどでもないので、グアヤキルは全然住めます。

ブロガーさんやYoutuberさんがグアヤキルに行ったら、治安悪くて危険な都市行ったとか、炎上するとか非難されるとかそういう都市では全然ないです。

グアヤキルのギャングのエリアや刑務所にギャングと喧嘩しに行ったらそれは問題ですが、観光行くのは問題ないです。

グアヤキルで仕事、出張、赴任について。

これから会社でエクアドルに派遣されてグアヤキルに駐在、出張、また旅行する方などは、犯罪発生率を見ると不安を感じる方もいると思います。

ですが、実際に現地に行って驚いたことがあります。

それは、グアヤキルで、中国系移民を1日20人以上見ることです。
彼らは住んでいて、普通に外を1人で歩いているんです。

ですので、アジア人がいて当たり前の状況の中で、ビクビクしたり治安が怖いなんて感じで歩いていると逆に目立ちます。

生まれも育ちもグアヤキルのアジア人は、そんな風に生きてません。

グアヤキルは、中国人経営の中華料理屋だけでなく、普通に中国人は小売店の店長とか、電化製品売り場の店員とかもしています。

また、日本人が経営するレストランや日本の会社の支店もあり、日本人の方もグアヤキルに住んでいます。

実際、南米の国々でアジア人が住んでいるということが珍しくない国や都市が多いです

サンパウロが最大規模ですが、リマ、ブエノスアイレスも多くいますし、パラグアイ、ボリビアなども移民の歴史があるので、多くの日系人の方、日本人で移住した人に会えます。

南米には、アジア人がいて当たり前の地区と、全く見ない地区があります。
エクアドルのグアヤキルとキトは、特に多く中国系移民が住んでいます。

彼らの多くは、生まれも育ちもエクアドルで、スペイン語と中国語を理解します。

また、シャオミ、ファーウェイ、サムスンなどの中国と韓国の企業が中南米の携帯端末業界を占領しているような状況となってしまってます。

ですので、生まれも育ちも中国や韓国の会社員が、キトやグアヤキルに赴任している人も多くいます。


最初にグアヤキルに住んで問題ないと書きました。

その理由は、国が絶望的な経済状況、治安が最悪の状態になったら、現地に住む中国人、中国系は他の国へ移動するからです。

そうなってしまったのが、ベネズエラです。

現地で生まれ育った中国系移民、中国人の商人はほとんどがベネズエラを出ていきました。
物価の高くて稼げるコスタリカ、パナマ、又はアルゼンチンやウルグアイ、チリなどに移動しました。

チャイナタウンも中南米にどこでもあるので、すぐ彼らは移動できます。
ベネズエラの人口は3500万人でしたが、すでに500万人以上国外に出てしまってます。

ベネズエラは外資企業もほとんど撤退してしまい、もうどうしようもない状態になってます。

グアヤキルは殺人が多かったり、治安悪化の時期などももちろんあります。

しかし、ベネズエラのように現地の中国系の人が去るまでの理由には至ってないので、そこまでの経済状況と治安状況にはなっていないのがエクアドルであり、グアヤキルと私は思います。

本当に全てが最悪で、全てが終わってしまったのがベネズエラです。
南米大陸のラテン系の人は、ニュースをみて中南米の情報得てますが、ベネズエラはそういう認識です。

それに比べれば、グアヤキルは、中南米の中でも治安は悪い方の都市ではあるのですが、グアヤキルは旅行で行ってはならない都市ではないです。

 

グアヤキルの治安対策まとめ。
観光客だと思われないことが一番大切。

現地に中国人が住んでいるということは、日本人の方が現地に観光しに行くときに「とても大切な治安対策」となり重要なポイントになります。

グアヤキル滞在中は「自分が現地に住むアジア系の住民だと思われている」ということが、治安対策にもなります。

つまり、観光客だと思われないように過ごすということです。
ですので、身なり格好、行動に気をつける。

強盗犯に観光客だと思われなければ、エクアドルにいる強盗犯から見た私たちは、
「グアヤキルに住んでいる現地在住の中国人が外を歩いている。」としかこちらを見ていません。

ですので、グアヤキルにいる強盗は、ほぼ毎日中国人を現地で見ているので、自分が中国人だと思われていれば、現地で強盗に狙われる可能性は大きく下がるのです。

というか、本当に南米怖いなら、バッグから白いネギでも見えるようにして持っていて歩けばいいと思います。

冗談ではありますが、もしそうしていれば、グアヤキルに住んでいる強盗は、現地の中国人が、自分の中華レストランに野菜持って帰っている、としか思っておらず、襲ってきません。

ただ、そこまでしなくていいので、とにかく観光客っぽくない格好でいればいいということです。


日本人旅行者がグアヤキルで殺された過去の情報などを見ると「自分も日本人だから現地グアヤキルで殺されるのではないか?」と旅行や仕事などで行く前に思ってしまうことは自然と思います。

ですが、強盗は、アジア人を見ても「日本人、韓国人、中国人」のどこのアジア人だかわかってないのです。

私たちが白人を見たとしてもアメリカやフランスだけでなく、タンザニア、チリ、オランダなど、世界各国、アフリカ、南米、ヨーロッパ、アジア、どこにだって、その国の国政を持つ白人がいます。

ですので、見た目の人種だけでは出身国までわかりません。

つまり、強盗は日本人だからとわかって狙っているわけではないのです。
グアヤキルは普通に、現地在住の中国系の移民の方が外を1人で歩いています。

強盗犯が狙いたいのは、カメラ、携帯、多額の現金を持っている「観光客のアジア人」です。
前述しましたが、現地のエクアドル人からしたら、現地のアジア系の人が、韓国人か中国人か日本人かどうかはわかってません。

ですので、日本人だから狙うわけでなく「観光客のアジア人とわかる格好や行動をしている」と強盗に狙われてしまうことも考えられます。

現地でバッグに南京錠などつけていたら、貴重品を守っているように見られますし、現地人で南京錠を付けている人などいないので、襲われても文句が言えない格好です。

そして、グアヤキルは民族衣装を着て歩いたり、カメラを首にぶら下げて歩いたり、深夜に1人で歩いてふらつけるような治安状況ではないと思います。

少なからず、現地に住むアジア系の人はそういった行動はしていません。

中国系が当たり前にいるグアヤキルで襲われるアジアの人は、現地人からみて現地のアジア人に見えてない人の確立が高いです。

南米にはたくさんの日本人の方々が住んでいますが、みなさん治安対策と用心を徹底しています。

犯罪発生率の多さから、グアヤキルに来ない人も多いと思います。
ですが、グアヤキルに住んでいる方、中国人や日本人の方で、一度も被害に遭ったことのない人もいます。

それは、治安状況や現地の情報を把握して、危険なエリアを避けて常に用心して行動しているからだと思います。

もし、グアヤキルに行った際は、同じようにすることが一番大事だと思います。

(被害に遭うのは、最終的にはの要素もあるのですが、治安対策を徹底していれば被害確率は下がる傾向はあると思います。)

グアヤキルで生まれ育って、いまでも現地に住む中国人があまりにも多くいるのに、日本人がグアヤキルを旅行できない理由などないと思います。

また、南米の治安情報や、エクアドルの治安情報も参考になります。

ですが、南米や国(エクアドル)の治安情報の全体像でなく、グアヤキルの治安情報を把握することが大切だと思います。

そうでないと、国や都市によって治安状況は全く異なるので、治安の実態が見えづらいと思いました。


ただ、事件発生件数は治安の事実。

治安に関して、自分がその都市で過ごしてみて「大丈夫」と感じたとしても、何も起きなかったからそう言えてしまう部分もあります。

事件が起きている限りは、それが治安の事実でもあると思います。
自分が巻き込まれる可能性は0ではないので、油断はできません。

そしてグアヤキルは、エクアドルの都市キトやクエンカとは全く感じる印象が違います。

上手く言い表せないのですが、グアヤキルの夜は「何かギラギラしていて、混沌とした感じ」がします。

理由はわからないのですが、夜はあまり外に出ないほうがいいというのが、私の感想です。

感覚で言うと、新宿の昼は全然大丈夫なのですが、新宿の夜の繁華街のがやがやした場所だと空気感が一気に変わるような感じです。

現地の人も、キトやクエンカに行くことに対しては良い返事が返ってきますが、グアヤキル行くというと「気を付けてね」と言われます。

グアヤキルに対して、そういった認識を現地エクアドル人も持っています。
ですので、特に治安対策の万全と用心が必要な都市であると思いました。

ただ、もう一度書きますが、グアヤキルで生まれ育った中国系の方で60年間強盗に襲われたことない人がいます。

現地で日本人旅行者の方が被害に遭うとしたら、被害を防ぎ被害に遭う確率を低くするにはどうしたらいいかというと「同じアジア系の見た目の中国人が、グアヤキルで60年間襲われたことがないのに、日本人の方が短期旅行の滞在で襲われてしまうのは、何が現地の中国人と違うのか?を追求することが治安対策になる」と思います。

それがわかっていて実行できている人であれば、グアヤキルに限った話ではなく中南米において、何かしらの事件に巻き込まれる可能性は低いです。

単純な答えとしては、現地人と同じように治安対策をして、観光客と思われるような恰好や行動をしないということです。

ただ、治安による影響で、最終的に被害に遭うのは、運の部分もあります。
被害に遭った人を責めることは一切できません。

しかし、ガラパゴス諸島にいくことが目的であれば、私はキトの滞在をおすすめします。
総合的にキトのほうが行動もしやすいですし、治安も安定していると思います。

*そして、常に情勢は異なりますので、在エクアドルの大使館のHPにて、リアルタイムの治安状況や犯罪傾向、被害情報の確認をして頂くようお願いします。

また、こちらのページに治安対策をまとめてあります。

これらの記事は、被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は読んで頂きたいです。

現地の治安が良いと言われたり悪いと言われている場所だろうが、治安対策ができていない人は関係なく襲われる可能性があります。

何かしらの被害に遭うのは周りの環境だけの影響でなく、自分で自分の身を守るように徹底することが大切だと思います。

色々と思うことはありますが、ガラパゴス諸島の経由地として滞在する都市であれば、グアヤキルよりキトをほうが治安面では安心できるとは、私は言えます。

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