海外旅行中はは、スリ、置き引き、窃盗などが起きやすい場所があります。
特に中米、南米は、そのような犯罪が多く発生しています。
被害例を参照し、犯行パターンを把握をして治安対策をまとめました。
実際に、私は2年半中南米に滞在していますが、色々と注意は必要と感じています。
今回説明する内容は「場所ごとの治安対策」です。
「スリ」「置き引き」「窃盗」「盗難」に対応する治安対策でもあります。
下記にて、場所ごとでの治安対策を書きました。
被害に遭う前にぜひ知ってほしい情報です。
バス(窃盗、置き引き)
見ての通りですがここがバス座席、上の棚写真です。
南米旅行中は、ここ、網棚に絶対に荷物を置かないようにしましょう。
・目の届かない位置においたり、寝てしまうと、スリに盗まれて下車されます。
また、荷物を物色されたり、カッターで切られて荷物を全て盗まれます。
・起きていても、一瞬の隙に、荷物を後ろに移動させられて、証拠隠滅のため、窓から放り投げられて仲間に渡されて盗まれます。
現地人信頼できないの?そんなに治安悪いの?と思うかもしれませんが、何件も被害例が出ています。
現地人は信頼してもいいですが、強盗やスリを信頼する必要はないです。
目に入らない位置、隙さえあれば盗まれる可能性があるので、下記が注意点です。
・バスの網棚に荷物を絶対に置かない。
・安すぎるバスを選ばすに、多少値段がしても信用できるバス会社を選ぶ。
・起きているときも寝ているときも荷物を肌身離さず持ち、目の届かない位置に置かない。
・バスの預け荷物にしても盗まれることもあるので貴重品は手荷物でバスに持ち込む。
被害を最小にするため、預け荷物に貴重品を入れる際は少額にする。
(バスの中で全て盗まれることもあるのでリスクの分散をする)
電車(押し付け強盗、スリ)
押し付け強盗に気を付けてほしいです。
腹巻をしてても車内で盗まれることがあります。
また、バッグを丸ごと盗まれることもあります。
ちなみに、腹巻に入れててどうやって盗まれたの?という点ですが、混雑時に体を押し付けられて、服を一瞬で上にあげて、つなぎめの留め具を外して盗まれます。
その瞬間は、被害者が電車のドアから降りようとしたときです。
電車やバス内で集団強盗が、被害者に圧力をかけて、ドアの外のホームに出られないようにします。
そして被害者が「電車が発車してしまうから早く降りたい!ドアから出たい!」という心理を利用して、急いでドアに向かったて降りようとしたとき、その瞬間に荷物を盗まれます。
被害者が気づいたときは、急いで電車のドアの外で降りた場所で、腹巻やバッグなどがなくなっていることに気づきます。
押し付け強盗は、中南米、特にメキシコで有名な方法です。
ちなみに、バッグはどうやってまるごと盗んだの?というと、斜め掛けバッグやリュックのの場合は、ショルダーの部分を、大きなハサミで切られます。
それで、被害者が急いで、ドアの外にでようとしたときには、肩から外れており、車内の強盗の手元に渡ります。
当たり前ですが、ショルダーの部分がないので、背負ったのが外れます。
そんなの気づかないの?と思いますが、強盗は集団でいるので、背中に混雑時に合わせて圧力をかけてくるので、バッグがまるごとなくなっても気づかないのです。
メキシコでは「いつ盗まれたかわからなかった」という件が多いですが、押し付け強盗をする人は、人の心理を利用したり、相手に気づかれないように犯行する窃盗のプロなのです。
悪質かつ巧妙な窃盗方法です。
ですので、腹巻していてもリュックを持っていても、注意は必要です。
また、地下鉄や電車などでは、リュックは前にして持ちましょう。
ろからカッターで開けたられたり、チャックを開けて盗まれることがあるからです。
それと、荷物は肌身離さずに持つ。
また、一番大事なのは、大きな荷物を持ったときは、地下鉄に乗らない。混雑時なども、uberやタクシーを優先して移動しましょう。
レストランや空港(置き引き)
主には「置き引き」に注意です。
下記にて、防ぎ方と犯行例を説明します。
これは中米のとある市場にある食堂の様子です。
上記画像の左側の男性は、危ないです。
右から話しかけられて気を取られていると、左から強盗の仲間がきてバックを持ち去られます。
最悪なのが、視界に入らない足元に荷物を置くことです。
マシなのは、右に座っている女性のように、目の見える位置にバッグを置くこと。
これより良いのは、バッグをお腹あたりに、置いて体に密着させながら食事をする。
一番いいのは、バッグなど持たず、手ぶらで行ってください。
窃盗犯は、取るものがないように見えていれば狙ってきません。
・レストランなどでは、肌身離さずに貴重品を持っておく。
(床や椅子など、目が届かない場所にあると置き引きされます)
・会話に集中しすぎて、荷物への注意を怠らないようにする。
・特に長距離バスターミナル周辺の食堂、市場内の食堂などは強盗が狙ってくるので、警戒する。
置き引きは、空港でも多く発生しています。
例えば、チェックインカウンターでやり取り中、前を向いていて、スーツケースの上に鞄を置いといたら中から中身を盗まれたなどもあります。
また、日本人団体旅行者が、団体客として南米の空港到着後、現地で会話に夢中になっていたら、スーツケースの上に置いておいた鞄をまるごと盗まれたという報告も南米ではあります。
空港でも、バスターミナルでも、お店でも、荷物を自分の目から離さないようにする、自分の目に見える位置に置く、持つという行動は徹底することが大切です。
ホテル(盗難)
シングルルームでも清掃スタッフは部屋の合鍵を持っており部屋に侵入して窃盗することもあるので、部屋を出るときは貴重品を出しっぱなしにせずしまい、バッグには南京錠をかけてバッグが開かないようにしておく。
・バッグごとなくなることもあるので、ロッカーがない場合は、バッグをチェーン付きの鍵でどこかにくくりつけておく。
・宿泊客が盗んでくることもあるので、確率を下げたいのであればシングルに泊まる。
・誰かにロッカーが破壊されることがあるので、ロッカーの中に入れたリュックにも南京錠で鍵をかけておく。
・ロッカーのカギは、合鍵を宿のスタッフが持っていることがあるため、スタッフがロッカーを開けて荷物を盗むがある。必ず自前の鍵でロッカーのカギは締めて、バッグにも鍵を付ける。
・寝るときに携帯やカメラを充電をしないように、充電は起きているときにしておく。
(寝ているときに、宿泊客にカメラや携帯を盗まれる可能性があるため、体に密着させるなどして盗まれないようにする。)
・チェックアウト後の貴重品を預ける場合は、現金を置いておいた場合は「いくら現金が残っているかと日付をメモで書いておき、現金と一緒に写真を撮っておく」ことを、必ずしています。
なぜそれをするかというと、南京錠を付けていますが、何かしらの方法でリュックを開けられた場合、現金を1000ドル中、200ドル抜き取る人などがいるからです。
全額盗まないで、1/5の金額とかを盗むので、ばれないように盗んできます。
「紙に残金と日付を書く」という、準備しておけば、自分がお金を盗まれたのに気づきますし、減った証拠が残るので警察に連絡してカメラをチェックしてなどと言えます。
いくら残っているのかの把握ができないまま、お金を管理していると、自分が使ってしまったのか?など自分でもわからなくなるので、証拠もないので言いたいごとが言えなくなります。
誰かに訴えても、「自分で使ったんじゃない?」と言われて終わります。
チェックアウト後に荷物を預けるとき以外でも、私は必ず「日付と残金」を書いた紙を現金と貴重品入れに入れておいています。
それは、その紙がなくなったという時は「誰かが荷物を開けて、現金を盗んだ」ということもわかるので、警察やホテルに言うことができるからです。
また、紙に大きく、当日の日付と残金
「5/4 US550 EURO 240」
などと書いて貴重品入れを輪ゴムなどで見えるように包んでおけば、万が一スリが南京錠を開けてお金を盗もうとしても、その紙を目にしたら「うわぁ・・・残金の詳細と今日の日付まで書いてある。もし少額盗んでも後からばれるじゃん・・・。」と思って、盗むことを辞めさせる可能性を上げることができます。
ここまですれば、盗まれるのを防止し、盗まれたとしても即警察に通報できる準備は完了しています。
まとめ。
私は、中南米にいるときに、上記で説明したことを全て徹底していました。
知識としても頭に入れてましたが、実行することでどの場所でも、体が自然に反応するように癖にするようにしてました。
また、格好や旅行中の行動パターンで強盗や窃盗の犯人に目を付けられてしまって被害にあうこともあります。
下記、治安対策って具体的に何をすればいいの?という人におすすめの内容になっています。
治安対策
基本的な治安対策を怠らず、心構えと事前知識を持ち、油断しない。
治安対策
犯人に目をつけられないような格好をする。
治安対策
南米の治安対策まとめ。
番外編