ラパスからウユニに行く人や、チチカカ湖やティワナク遺跡に行く方などもいます。
2018年に、ラパスに実際に行ってきました。
ボリビア人に聞いたりした治安や実際に観光してみて思ったことを下記に書いていきます。
ラパスは首絞め強盗や偽警察の窃盗などの犯罪があるそうです。
確かに「ラパス 強盗」などと検索すると被害報告が見られます。
治安の心配から、ラパスの空港から外には出ずにそのままウユニに行く人も多いようです。
落書きなども見られます。
人通りがなければ、あんまり歩きたくないような景色や雰囲気を感じることもあります。
ですが、それは一部であり全てではないとは思いました。
ラパスで、治安が良いとされている新市街のソポカチ地区とカラコト地区にも行きましたが、その辺のホテルは私なら選びません。
ロープウェイに乗って移動するのに、とても時間がかかります。
移動時間が長い方がリスクが増えると思います。
空港から旧市街に着き、そこから新市街に行くのであれば、そのまま旧市街に泊まったほうがいいと思います。
上記画像のラパスの旧市街の中心であるサンフランシスコ寺院の回りには夜でも人がたくさんいます。
治安に不安があるのであれば、この近くのホテルに宿泊すればいいと思います。
アクセスも空港から目の前にバスで到着します。
ホテルの人や現地のボリビア人に治安を聞いてみると「旧市街は観光地だから、大丈夫」と言われました。
現地人の治安考察は、現地ボリビア人の見た目の人が感じることであり、私は見た目がアジア系なので、情報を精査しなければならないと思います。
ただ、確かに、私の感覚だと、ラパスの旧市街は大通りや人のいるところを歩けば、昼間は観光できる街と判断しました。
南米はほぼ、どこでもスリや窃盗などが多いので安全とは言い切れません。
基本的な治安対策ですが、ひと気がない道や暗い道に行くことは、するべきではないと思います。
ただ、ラパスの旧市街の中心である、サンフランシスコ寺院の回りや周辺には、昼でも夜でも信じられない程多くの人がいます。
ここから少し離れても、旧市街は繁華街です。
夜も現地の若者がとにかく多く、人通りもあります。
ヨーロッパ系の観光客やアジア系の観光客も、ちらほら目にします。
人が多いというのは、何が言えるかというと、スリは増えます。
ですが、人が周りにいれば首絞め強盗に遭う確率は下がります。
ですので、ひとけのない道や暗い道へ行かないという治安対策があります。
もし、ここボリビアのラパスで、強盗や窃盗の被害に遭ってしまった場合、治安が悪いと情報が発信されると思います。
それも、注意喚起として本当に貴重な意見だと思います。
実際、ラパスは過去の被害報告がある都市です。
インターネットの被害報告などを見て、被害数が多ければ多いほど警戒心もあがり、危険な街なんだ・・・と先入観ができてしまうこともあると思います。
何も被害に遭わなければ、全然大丈夫という意見の人もいると思います。
そして、南米各国の治安情報は「良いか悪い」の一方に偏る傾向があるのですが、ラパスの治安の場合、どちらの情報も混在しているように思えました。
ラパスの治安は良い。ラパスの治安は悪くない。
それに対して、
ラパスの治安は最悪。ラパスの治安は危険。
など、ブログを書く人によって意見が大きく2つに分かれるように思えます。
ただ、2018年に訪問し、私なりに思ったことがありました。
ラパス市内は、昼夜問わず警察が巡回しており、昼でも夜でも人があまりにも多いです。
私は治安が悪いと言われるラパスを安全で治安が良い都市とは言いきれないですし、本当は治安が悪いのかもしれません。
ただ、私が現地の雰囲気で感じたのは、そこまで、ラパスは危険で治安が悪い・・・とも少し言い難い感じもしました。
私が何も被害に遭わなかったので、そういうことが言えてしまう部分もあるのですが、他の国の地域と比較しても、ラパスの観光エリア(旧市街周辺)はどんよりした雰囲気や重たい空気感、治安が悪いなぁ・・・とは肌で感じにくい部分は実際ありました。
ですが、治安対策ということは大事なので、その都市が「治安が良い」「治安が悪い」というのは、答えを出す必要もなく、悪い部分は必ずあるので、用心は必ず必要です。
ですが、ラパスは、いきなり銃で頭を撃たれたり、ナイフで脅されたり、後ろから首絞められて気絶させられたり、中南米のとある都市では当たり前にありますが、ラパスはなくはないけど、起こりづらいとは思いました。
というか、注意していれば、防げることは防ぎやすい都市ではあると思います。
ただ、ラパスの観光において必ず知ってほしい点が2点あります。
①偽警察
②エルアルトの危険性。
これを、知っているだけで現地にいるときに、被害を防げます。
ですので、この2点は必ず把握して頂きたいです。
2019年4月に偽警察による、邦人の窃盗被害は発生してしまっています。
ラパスの偽警察による窃盗被害というのは、過去から発生している事件です。
手順は、偽警察に声をかけられてタクシーに乗車させられて、荷物を物色されたさいにクレジットカードなどの貴重品を盗まれてしまったそうです。
本当にラパスの偽警察が腹立たしいですし、被害者の方を一切責めることはできません。
対策としては、ラパスについたら、誰が本物の警察なのかというのを制服や身なり、行動などで、確認してください。
現地でそれを、まずじっくり見れば、本物の警察がどういう人なのかが理解できると思います。
あと、日本と同じように考えてほしいのですが、急に理由なく警察に車に乗れといわれても車に乗らないように、相手に言われたことを素直に聞かないでください。
たぶん、ラパスでは偽警察が自分が悪いことをしたから、言うことを聞けみたいな感じで、言ってくるのでしょうが、相手の言うことなど聞く必要などないです。
ラパスに限らず、パスポートを見せろなどというのも長距離バス移動中の検問でない限り、私は中南米の道で警察に聞かれた経験は1回もないです。
ですので、ラパスでパスポート見せろと言われたら、偽警察だと思ったほうがいいです。
そもそも、こっち悪いこと何もしてないのに、なんであなたに見せる必要あるの?と考えましょう。
下記、ボリビアの治安についての外務省からの注意喚起です。
●本物の警察官(制服着用)が路上や車内で一般の旅行者の所持品検査を行うことはありません。私服の警察官を称する人物から所持品検査を求められた場合には、近くにいる制服警察官を呼ぶ、又は観光警察、日本大使館に連絡する等の対応を取ってください。
貧困層が住み治安の悪いと言われている「エル・アルト」は、昼でも盗難が多発している場所です。
2019年に、日本人旅行者も窃盗の被害に遭っています。
外務省に報告されてない被害もあるので、旅行者の方が襲われた被害報告などもブログ記事で注意喚起として報告されています。
また、エルアルト以外にも、市場や市街においても、スリは発生しています。
バッグなどを持っていったら目を付けられるので、貴重品はセキュリティーポーチなどで、身に着けておくなどの管理の徹底が必要です。
バッグを開けられて盗まれるパターンなどにおいては、バッグに水やハンカチくらいの身の回りの物くらいをいれておいて、貴重品を入れないでおきましょう。
バッグをもし開けられても、携帯やパスポートなどをいれておかなければ、盗まれる心配もなくなります。
できれば手ぶらで行くことを推薦します。
ただ、むしろエルアルトには行かなくてもいいとは思います。
有名ガイドブックの地球の歩き方にも治安が悪いと書いており、多くの方が治安喚起をしているエリアです。
ラパスに旅行をするということはしてはいいことであると思いますが、ラパスの治安の悪いエリアに、自分から選んで行く必要は、私はないと思います。
特に、夜に行くことは極力控えましょう。
どうしてもゴンドラを利用して夜景を見たい場合は、駅への往復は必ずタクシーを利用するべきです。
それと、エルアルトを発着としたゴンドラには乗るべきではないです。
そしてエルアルトは、現地の人に昼夜問わず行くなという話をされます。
昼ですら、行くことをおすすめはされません。
ラパスはとても広いです。
上記画像のように、家が米粒に見えるほど小さいところも、ラパスなのです。
丘の上にある、多くの家は貧困街であり、事件も多発していたり治安がとても悪いそうですが、そこに行く旅行者はおそらく誰もいないと思います。
日本人旅行者が行くのは本当に一部分なのです。
ですので、ラパスの旅行中に行く限られたエリアにおいて、用心が必要です。
2019年の半年での邦人被害例は【3件】です。
恐らくラパスに、半年の間に、数千人以上は日本人の方が旅行していると思います。
ラパスは危険都市、治安最悪などの書き込みもみますが、日本でも強盗や集団暴行、恐喝、殺人のニュースが流れる中で、ラパスでの日本人の被害報告は、半年で3件です。
この数字で治安をどう思うかは、各個人の捉え方次第だと思います。
ただ、ラパスで被害に遭った人を責めることは一切できません。
偽警察、エルアルト、スリ、ひったくり、置き引きの被害例もあるので、こういった事前情報の把握と治安対策、ラパスでの用心は絶対必要です。
ですので、この記事に書いた通り、ラパスのそういう事件例を知っておけばいいと思います。
ラパス旅行前に、事前に知っておけば、もしラパス現地でそういう状況に遭遇しても、防げるからです。
ラパスの状況。
日本の有名旅行会社が日本人団体客をフリーで観光させていた。
これには、本当に驚きました。
日本の有名旅行会社は、添乗員なしで日本人のお客15名ほどを、ラパス市内をフリーで観光させていたのです。
例えば、ハワイや台湾、南米でしたらウユニやクスコなど、完全に観光地化された街などで、日本人のお客をフリー行動をさせていても誰も驚かないと思います。
でも、ここは「ラパス」です。
現在のラパスの治安が悪すぎれば絶対にそんなことをさせないと思いました。
もちろん、日本の有名旅行会社の現地ラパス在住の日本人添乗員の方は、ラパスの治安や現地の状況を熟知しています。
そして、旅行客に何かあったら会社の存続に関わったり、様々な対応に追われて大変ですので、お客さんが現地で事件に巻き込まれるのが一番ツアー会社としても避けたいことです。
しかし、有名旅行会社が、日本人のお客をフリーで行動させるということは、昼であればラパスの観光は充分に可能である治安状況と判断していると思いました。
こういった状況がいまのラパスの治安でもあると思います。
ですが、それを可能にさせるために、ラパスでの偽警察の知識、エルアルトに近づかないなど、様々な細かい情報は徹底させていると思います。
私は5年前、10年前、20年以上前、昔のラパスを知りません。
確かに今でも、ラパスが危険だという情報もあります。
ですが、実際に近年に訪問してみると、ウユニ塩湖のブームにより、アジア系のお客がラパスにも多く流れるようになり、過去との比較対象がなくて確証はないのですが、自然と状況も変わってきたのかな・・・とも思ってしまいました。
実際、ラパスでは、中国、韓国、日本の観光客が多く見られました。
普通に日本人の方も歩いています。
ウユニには最低でも1日で50人以上は日本人を見ました。
もしかしたら、100人はいたかと思います。
日本でもテレビで報道されており、そして中国や韓国でもブームになっているのか、とにかくアジア系観光客が多いです。
ある程度、南米の治安情報は過去の状況が引き継がれる部分はあると思います。
ですが、現状は少しづつ何か変わっているのかも。とも思ってしまいました。
ただ、私の書いた治安の考えも、個人的な意見でありこれが正しいというわけではないです。
また、時がたてばまだ情勢も変わりますし、治安状況も変わるんだと思います。
ただ、ラパスでは夜でも昼でもカメラを首からかけて歩くなど、貴重品を見せびらかすような行動はしないほうがいいと思います。
過去に被害例がある限り、現状でも治安対策は徹底したほうがいいと思います。
例えばベトナムでアオザイを着ながら観光を楽しむように、現地で民族衣装を来て歩いたりとか、そういう感覚でラパスは過ごすべきではないかな、と個人的に思いました。
実際に、ラパスでそういったことをしているアジア系観光客の人もいます。
そういった判断は、個人の自由なのですが、強盗犯から見たら一目で観光客とわかるので、狙われて跡をつけられて犯行される確率を上げることにはなると思います。
カメラを首からぶら下げながら歩いて、わざわざ待ち伏せ強盗のきっかけを自分から作る必要などないです。
あたりまえの治安対策をした上で、情報把握をしていて、油断をしていなければ、ラパスは普通に観光できます。
防げることを防げるように、現地で行動することが大事だと思います。
これは言いづらい話でもありますが、ラパスに限った話ではなく、中南米において日本人の方で強盗や窃盗犯に襲われる人は何度も襲われますし、襲われない人は一切襲われません。
最終的に、運の部分もあるのですが、襲われない人ほど中南米の治安についての事前情報収集と治安対策、用心をしっかりとしているので、襲われる確率がとても低くて襲われないのだと思います。
だからこそ、ラパスにおいて偽警察、エルアルトについては事前に知っておいてほしいです。
防ぐべきことを防ぐように自分が事前に準備と治安情報を知っておけば、ラパスに限らず、中南米人おいて被害に巻き込まれる可能性は自分から下げることができます
(もう一度いいますが、被害に遭うかは運の要素もある。被害者に罪はないですし責めることは一切できません。犯人が100%悪い)
治安は最終的には、犯罪発生の数字が全てであり、それが事実です。
まずは大使館から発信される情報を確実にリアルタイムで把握することは徹底したほうが良いと思います。
個人で旅行して、安全と感じたり、危険と感じたり色々な意見はありますが、被害報告の数字がある以上は、何かが起きる可能性が0ではないです。
だからこそ、ラパスに限らず、南米では時と場所を選び、治安対策を万全にして、油断や怠慢、過信をしないで過ごし、防げるようなこと防げるようにしておくことが大切だと思います。
また、こちらのページの治安対策をまとめてあります。
被害に遭う確率を下げる要素にもなると思うので、現地に実際に行く際は読んで頂きたいです。