海外で主要な連絡手段のSNSとして利用されている「WhatsApp」
日本での普及率は、7%であり、ラインが主流です。
ですが、WhatsAppはヨーロッパ、特に中南米だとほとんどの国で90%を超えている普及率なのです。
実質、世界で一番連絡手段として使われているアプリです。
基本的には、ワッツアップはラインと同じようであり、ネットにつながっていれば、相手とメッセージのやりとりをしたり、電話ができるアプリです。
今回は、ワッツアップが
①ラインとどのように違うのか?
②ラインと同じことは何か?
について、1つ1つ説明していきます。
- メッセージ画面に「既読、未読機能」がある。
- メッセージ画面に「オンライン」が表示される。
- メッセージ画面に「最終接続表示」がある。
- メッセージ画面に「入力中」という機能がある。
- メッセージ内容を読んで「未読スルー」できる。
- メッセージ画面に「絵文字やスタンプの機能」がある。
- 自分のIDは存在しておらず、電話番号が自分のアカウントになる。
- 友達申請機能があるけど、ないような感じ。
- 友達(連絡先)の名前は、自分でつける。
- 相手からブロックされたときの状態が全く違う。
- ニュース機能、ウォレット機能などがない。
- ビジネスで幅広く使われている。
- メッセージの受信拒否機能がないため、誰からでも連絡が来てしまう。
- パスワード設定はないが、指紋認証がある。
- 基本情報=ステータスメッセージ
- タイムラインとステータスは、似ているけど結構違う。
- WhatsAppを作らなければならない理由
メッセージ画面に「既読、未読機能」がある。
ワッツアップには、ラインと同じように既読と未読の機能があります。
違いは、表示のされ方です。
ラインの場合は、既読になると「既読」と表示されます。
未読の場合は、何も表示されません。
ワッツアップの場合は、既読になれば上記のように青のWチェックになります。
ここまでは、機能としては一緒です。
ワッツアップでは、上記の表示が未読になります。
この状態は、メッセージを相手の携帯電話が受信を完了して「未読」になっています。
ラインだと、メッセージを送った後に、無表示のままで待つことになります。
またワッツアップでは、上記の表示があります。
この状態は、「自分の携帯からメッセージを発信したけど、相手の携帯が携帯電話がメッセージを受信できていない」
という状態です。
ラインの場合は、上記2つの状態であっても、未読としか表示されません。
メッセージ画面に「オンライン」が表示される。
ワッツアップにおけるオンライン表示というのは、その人がワッツアップのアプリを開いているときに表示されます。
つまり、相手がワッツアップのアプリを操作しているのが、リアルタイムでわかるということです。
ラインの場合は、その人がラインを操作していても、メッセージが送られてくるまではその人がラインをリアルタイムで使っているかがわかりません。
ワッツアップでは、その人とのメッセージ画面を見れば、オンラインというのがわかるので、その人がワッツアップを操作しているのがわかります。
自分がメッセージを送って返信がないとき、相手がオンライン表示になっていたら、未読スルー、既読スルーしてるのに、ワッツアップを起動させている!
ということがわかってしまいます。
このオンラインというのは、ワッツアップの機能上、隠せなくなっています。
メッセージ画面に「最終接続表示」がある。
最終接続表示というのは、メッセージ画面に相手がワッツアップを閉じた時間が表示されます。
この機能はラインには、ないです。
では、この機能で何がわかるかというと、相手が未読スルーしているのかがわかります。
例えば、自分が相手に朝9時にメッセージを送ったとします。
そして、朝の11時に見ても未読で既読になっていません。
そのときに、最終接続表示が10時になっていたら、現在11時になので、自分が朝9時に送ったメッセージを未読スルーしているのがわかります。
ですので、相手からすると「自分のメッセージは未読スルーして、他の人には返信しているの?」と勘繰られてしまうことがあります。
ただ、この機能は、設定で見せなくすることは可能です。
メッセージ画面に「入力中」という機能がある。
メッセージ画面を開いた状態で、相手がメッセージを入力している場合は、入力中というコメントが名前の下に出ます。
ですので、自分が言いたいこと(書きたいこと)があったりするときに、相手が入力中でしたら、待てばメッセージ上で会話が被ることがないです。
メッセージ内容を読んで「未読スルー」できる。
ラインの場合で未読をする場合は、メッセージの内容を読まないで未読スルーすることはできません。
つまり、未読=内容がわからない。ということになります。
(一応、ポップアップや、メッセージメニュー上では読めますが、文が長い場合は全て読めない。)
ですが、ワッツアップの場合は「開封証明」という機能があり、相手からのメッセージ内容を読んだ状態で「未読」にすることができます。
その設定方法や概要については、下記に詳しくまとめました。
メッセージ画面に「絵文字やスタンプの機能」がある。
ラインにおけるスタンプ機能と全く同じ機能があります。
ラインはラインのオリジナルスタンプや絵文字がほとんどです。
ですが、ワッツアップはFacebookが買収して、オーナー会社になっているので、ワッツアップではFacebookとほぼ同じような絵文字やスタンプが使われています。
自分のIDは存在しておらず、電話番号が自分のアカウントになる。
ワッツアップは、携帯電話の連絡帳と同期、連動されており、自分の電話番号が個人のアカウントとして扱われることになります。
ですので、ラインのように「ID」などはないので、相手に自分の電話番号を登録してもらい、自分が相手の電話番号を登録することが連絡先(友達)になることになります。
ワッツアップに登録するのでなくて、携帯電話の連絡帳に登録する=勝手にワッツアップの連絡先に登録されます。
つまり、連動しているということになります。
友達申請機能があるけど、ないような感じ。
ラインにはIDがあって、それを相手に教えれば登録が可能です。
フルフルなどで、お互い「友達」になることもできます。
ですが、ワッツアップはその機能がなく、友達という定義もないです。
ラインにおける「友達」という言葉は無くてワッツアップは「連絡先」という言葉で扱われています。
その登録方法は、自分の携帯電話の連絡先に電話番号を登録することで、ワッツアップの連絡先に登録されます。
そして、友達に申請するという感覚は、相手に自分の電話番号を携帯の連絡帳に登録してもらうことが、友達申請のような感じになります。
下記にて、連絡先の登録方法をまとめました。
友達(連絡先)の名前は、自分でつける。
ラインは、自分で設定した名前が相手に表示されます。
例えば、自分の名前を「いとい りょうこ」にしたら、相手のライン上では「いとい りょうこ」と名前が表示されます。
ですが、ワッツアップの場合は、相手の名前というのは基本情報には存在はしているのですが、それが反映されるわけでなく、自分で相手の名前を入力して決めることになります。
ですので、漢字で「糸井 涼子」と入力したり、自由に決められます。
相手からブロックされたときの状態が全く違う。
メッセージについて。
L:メッセージを送っても、ずっと未読のままで相手に通知が残らない。
W:メッセージを送ると、メッセージを受信していないというグレーチェック1つのままで表示される。
プロフィールアイコン
L:ずっと設定されたものが表示され続けるし、更新も確認ができる。
W:初期設定アイコンに変わる。
通話
L:できない。
W:できない。
大きく分けると、こんな感じです。
ただ、ワッツアップにおけるブロックされたことを確認するには様々な手順があります。
それについては、下記に詳細をかいております。
ニュース機能、ウォレット機能などがない。
ラインなど、ラインスタンプを購入したり、ニュースを見たり、ラインペイ、さらには保険などもあったりと、様々な機能があります。
ですが、ワッツアップはとてもシンプルです。
「ステータス」「電話発信」「チャット」の3つしかないです。
ラインのタイムラインに似た、ステータス機能がありますが、基本的には通話やチャット(メッセージ機能)を重視した、連絡を取り合うためのSNSアプリということになっています。
ラインと同じくWifiやネット環境があれば、通話やメッセージのやり取りもできる便利さがあり、これだけシンプルなので、海外で普及したのも理由の1つだと思います。
ビジネスで幅広く使われている。
日本の職場では、電話で会社と会社とのやり取りをする場合がほとんどです。
取引先の相手によっては、ラインを利用することもありますが、基本的には会社と会社の連絡は固定電話や携帯電話の番号で連絡するのが、現在でも一般的です。
ですが、中南米においては、電話番号でお互いの連絡をすることより、ワッツアップの機能を使って連絡をするのが基本です。
それが、友達や知り合いでも当たり前のことですし、会社と会社の取引先でもワッツアップで連絡することが自然な状態です。
理由は、電話番号で電話すると料金が高いので、ラインと同じようにWifi機能で無料で連絡を取り合う方が良いからです。
また、そのような方法で連絡を取り合うことが一般的なことなので、電話で電話番号に連絡してもつながらないことがあるため、会社、病院、ホテルなど、様々な機関においてワッツアップで連絡をとるというのが当たり前の状態となっています。
メッセージの受信拒否機能がないため、誰からでも連絡が来てしまう。
ラインの場合は、友だち以外からのメッセージをの受信を拒否できる「メッセージ受信拒否」という機能が設定にあります。
ですが、ワッツアップにはその機能がありません。
つまり、自分の電話番号を知られてさえいれば、お互いがワッツアップをしている場合、誰でも連絡をしてくることは可能です。
ですが、最初の1通目で拒否はできます。
ただ、相手が電話番号を変えてきた場合は、連絡の最初の1通目はできます。
それらを避ける方法としては、自分が電話番号を変えるしかない状態になります。
ラインのような機能で、自分が連絡先に登録している人以外は、メッセージを送ることができない。という設定があればいいのですが、現状ワッツアップにはないです。
パスワード設定はないが、指紋認証がある。
ラインは、ラインのアプリを開くときに、他の人に見られないようにパスコードロックという設定があります。
そこで4桁のパスワードを設定して、それを入力することでラインが開ける機能です。
ワッツアップにはその機能がないのですが、指紋認証でアプリを開くように設定ができます。
基本情報=ステータスメッセージ
ラインのステータスメッセージは、プロフィールと一緒にあるコメントみたいなものです。
ワッツアップにも、基本情報という機能があり、ラインと全く一緒です。
その機能については、ラインは500文字、ワッツアップは139文字まで入力画家可能です。
タイムラインとステータスは、似ているけど結構違う。
Line=L
WhatsApp=W
と書いていきます。
L:いいね!機能があります、それらは全体に公開されます。
W:いいね!機能はないです。
L:閲覧をしたという、足跡機能はありません。
W:閲覧をしたという、足跡機能があります。日時と誰が見たかがわかる設定になっています。
L:アップロードした画像は、自分で消さない限りは残り続けます。
W:アップロードした画像や動画は、24時間後に自動で消えます。
L:特定の相手に対して、非表示にすることが可能。
W:ラインと同様、特定の相手に対して、非表示にすることが可能。
L:コメントをするというボタンを押して、コメントを入力するとタイムラインのその画像に対してメッセージが残ることになり、全体にそのコメントが公開されることになります。
W:返信をするというボタンをすると、その画像を転送してメッセージ画面上で表示をして、その人にメッセージを送る状態になります。
詳しいステータスの概要については、上記リンクを参照ください。
WhatsAppを作らなければならない理由
海外において、連絡手段をとるメインのアプリは「ワッツアップ」です。
フェイスブックメッセンジャーもかなり普及していますが、世界一連絡手段のアプリとして使われているのは「ワッツアップ」です。
ですので、海外の友達を作りたい、海外に住みたい場合は、もちろん国にもよりますが、ヨーロッパ圏、北中米カリブ、南米では、ワッツアップを使わないと連絡が取れないくらいの状態です。
日本の電話番号で作る場合は、メッセージの受信を日本でしなければなりません。
ですので、海外旅行に出かける場合や海外に住む場合は、そっちで電話番号を習得する場合を除き、日本でワッツアップを作っておくことをおすすめします。